【今年最後の更新】2022年手羽の個人的な出来事ベスト10!

2022年12月30日(金)

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今日で2022年の更新は最後なので、過去記事を振り返りながら、2022年に起きた手羽の超個人的な出来事をランキング形式で振り返ります。こういう時にブログって便利。
計算間違って、いつものなら2つに分けてる今年の出来事ベスト10を1記事にしてるんで、すんごく長いです。
しかし、どれくらい需要があるんだろ・・。
 

 
10位:眼鏡を変えた
最初から超個人的な出来事ですいません。
奥さんに「あんたもいい歳なんだから、丸い形の眼鏡とかの方が年相応なんじゃない?」と言われて、10年ぶりぐらいに眼鏡を作り直しました。
職員ですぐ気が付いてくれた人とそうじゃない人をちゃんとメモって人事評価にしてますが、映像の山崎先生と会った時に「zoom会議で言うのもあれなんで直接会ったら言おうと思ってたんですけど、手羽さん、その眼鏡、似合ってますよ」と言われたのが今年一番嬉しかったことかもしれない。
 

 
9位:第2次美大ブーム
ブームと言ってしまうとなんですが、美大生や美大受験生が登場する漫画、アニメ、ドラマやテレビや映画がこの1,2年で急に増えた気がしてます。
韓国ドラマ「わかっていても」の影響やいろんな偶然もあるでしょうが、やはり原因は
【アートって才能か?】ブルーピリオド展 に行ってきた!

ブルーピリオドでしょうね。
美大生へのテレビ取材依頼もこの1年はほんと多かったです。でもバラエティ番組だといまだに「美大には変な人が多い」的なアプローチで企画を立てることが多く、「この時代にまだそんなレベルでしか考えられない人がいるんだなあ」と思ったりもしてますが。
 
映画だと、
【ゴミじゃない】のん脚本・監督・主演映画「リボン」は美大卒業生なら応援したくなる映画なのです

前から美大に興味を持ってくれてるのんさん主演・脚本・監督でタマビが舞台として使われてる「リボン」も2022年公開ですね。

年明けにはこんな異色な生ドラマが放送されます。
美大の駅伝
美大生たちが箱根駅伝を目指す物語だそう。主演はジャニーズJr.の7 MEN 侍!

ちなみに役名は美大名をもじったものがつけられています。
多分ですが、
武蔵琢磨・・・武蔵野美術大学
桐生駿太・・・桐生短大アート・デザイン学科
長岡秀治・・・長岡造形大学
嵯峨野信吾・・嵯峨美術大学
桜木十太郎・・桜美林大学芸術文化学群
秋田昂成・・・秋田美術大学
大垣築・・・・IAMAS
星創・・・・・文星芸術大学or星槎道都大学
富山岳・・・・富山大学芸術学部
多摩優樹菜・・多摩美術大学

こんな感じ。大垣をIAMASに変換できる人は少ないはず(笑)
ちなみに脚本・演出をされてる池田亮さんはタマビ彫刻卒→東京藝大大学院彫刻修了です。
 

  
8位:入学センターのカウンターで起きてるアニマルドラマ
タイトルだけじゃ全く意味が通じないはず(笑)
ムサビ彫刻・三沢厚彦先生の作品がフィギュア化されたんで
海洋堂 三沢厚彦 ANIMALS figure collection ノンスケール 塗装済み 完成品 フィギュア 6個入 BOX

手羽は即購入して、入学センターのカウンターに置いといたんです。

最初はこんな感じでした。
でも、スタッフがこっそりいじって、日によってレイアウトが変わってることを発見。


  • ブレーメンの音楽隊になろうとしてたり、

  • シロクマだけのけもんにしたり、

  • 円になって踊ってたり

  • 一列になって手羽のアクスタに何か叫んでたり

すると、ある日、

ミニチュアのスイーツが追加されて、みんなで食べてた。


  • おなか一杯のシロクマ

  • トラもアライグマもおなか一杯

12月になったら

クリスマスツリーが投入され、またいろんなドラマが展開されてました。

1月用にあるものを準備してるので、入学センターに訪問された方はカウンターの上もチェックしてね。
 

 
7位:学内でのいろんな撮影
今年は「撮影(ロケ)で使わせてほしい」という依頼がほんと多かったです。
撮影許可レベルを下げてるわけじゃなく、授業最優先でやってるので最終的には9割がたお断りしてるんですが。

特殊なパターンだとこちら。
Major Debut 10th Anniversary Album 中吉 (通常盤)

アルバムジャケットに大学名がおもっきし出てくるのは多分日本初じゃないかしら。
私立恵比寿中学さんはジャケットを昔からSME市ヶ谷ビル前で撮影されてて、ムサビがそのビルを購入したから、こうなった、と。詳細はこちらの記事をご覧ください。
私立恵比寿中学と私立武蔵野美術大学の関係
特殊と書きましたが、「ここで撮影する必然性があった」ケースですね。

 
ムサビOGからの依頼でファッションサイトの撮影をやってるし、
LOOKS | NEUTRALWORKS. ニュートラルワークス. | ゴールドウイン オフィシャルサイト

そして、

誰もいないキャンパスで、そしてかなり極秘にある方のMVを撮影したりもしました。MはムサビのM。
 
 
でも、なんといっても今年はこれです。
武蔵野美術大学で撮影されたNHK「ドキュメント72時間」が1/6に放送されます

多分今日放送される「ドキュメント72時間 年末スペシャル2022」の直後に次回、つまり新年一発目の「ムサビ回」予告CMが流れるはず。緊張してきた。
 
 
6位:募集広報プロジェクト研修を実施
「募集広報プロジェクト」という、部署の壁を越えた若手職員中心のプロジェクトがあります。
オーキャンや高校説明会でムサビや美大について宣伝してもらうプロジェクトなんですが、ほとんどの職員は美大以外の卒業生なので、美大、そしてムサビやタマビについて知ってもらうために半年間の研修会を初めてやったんです。
入試変更点など事務的な話はあまりせず、大学史スタッフにムサビの歴史をすごくわかりやすく解説してもらったり、

対話型鑑賞をやったり、クリエイティブイノベーション学科の説明でよく使う「社会課題」について具体的に考えてもらうグループワークをやったり、講評会に参加してもらったり、「美大ではどういうことをやってるのか?」を体感してもらうプログラムを中心に組みました。

また最終日には、スペシャルゲストで、なんと

多摩美術大学の和田達也先生に講演をしてもらったんです。
「ムサビを語るにはタマビのことも知らないといけない」と最初は軽い気持ちでタマビ広報スタッフにお願いしたんだけど、急遽和田先生が来てくれることになりまして。ムサビ若手職員20名のためにタマビの理事であり広報部長が講演をする・・ちょっとありえない展開でしょ?和田先生からも「タマビ職員にもやったことないのに」と言われました(笑)
事後アンケートに「和田先生のプレゼン力に圧倒された」「あの説明を聞いたらタマビに行きたくなる」「ムサビであのレベルの大学説明をできる人は長澤学長と手羽さんぐらいしか思いつかない」と書かれてたっけ。お礼に今度は手羽がタマビ若手職員に講演やらせてください(結構本気)


いよいよ次からは上位5位に入りますが、ちょっと休憩。


「手羽が2022年に買ってよかったものは何か?」と聞かれたら、すぐにこれを挙げます。
マイクロソフト 4K ワイヤレス ディスプレイ アダプター UTH-00036

1月に試しに自腹で買ったんだけど、モニタにこの子を差し込んでおけば、PC側は何かをつけたり設定したりせず、あきれるくらい簡単に画像・音声を出せるんです。距離も10mぐらいは飛ばせます。HDMIケーブルの関係でモニタ横にPCをおいたり、ケーブルをグネグネさせる必要もない。
間違いなく今年一番「買ってよかった」と思ったものです。

 
ランキングに話を戻しましょ。
5位:現役教員の訃報
手羽も大変お世話になったタマビ統合デザイン学科の米山先生が4月にお亡くなりになりました。
タマビの米山貴久先生がお亡くなりになりました

他大学の先生ですが、ほんとにお世話になったし、ショックだったので1記事書いたくらいです。
元広報の米山さんから「いい記事書いてくれてありがとう」と初めて褒められたっけ。

また、現役教員の訃報といえば、
[訃報] 本学教授 朴亨國 氏のご逝去について

美学美術史研の朴先生が12月27日に突然お亡くなりになりました。

大学WEBに情報を出したのは手羽なんだけど、ページを作りながらも「これ本当なのかな?」とずっと信じられない状態で。大学史で大変お世話になりました。
最初に訃報を聞いた時も「朴先生?・・って誰だっけ?」とまさか自分がよく知ってる朴先生のことだと全く思つきませんでした。それくらい突然の話で・・。
ご葬儀など詳細わかりましたら大学WEBに出します。
 

 
 
4位:「手羽イチロウ」としての活動
久しぶりに「手羽イチロウ」として人前に出させてもらったのが2022年。
5月に
千葉県立松戸高校「ムサタマトーク」と受験生保護者向け説明会をやってきた!

米山さん以外のタマビ広報の方と初めて「ムサタマトーク」をやったり、6月は
【誰も知らない!美大のヒミツ】高大接続総会に行ってきた

「10分で美大を語る」という結構無茶なプレゼンもやりました(笑)
でも意外とうまくまとまって、2022年にやったプレゼンの中でもかなり気に入ってるスライドかも。
こういうコメントをいただいたりもしたし、


この時のプレゼンを聞いた方から連絡があり、来年ちょっと面白いことをやるかもしれません。
 

 
あとは生まれて初めて映像の審査員をやったのも今年ですね。いい経験をさせてもらいました。
【創造者であれ、表現者であれ】全国次世代クリエイター動画コンテスト「NCMC 2022」募集開始!【なんで手羽が?!】
事前エントリーは300件を超え、最終的に応募条件を満たした作品はなんと162点。11月頭は作品をずーーと見る作業をしてました(笑)
あ、12月頭に審査発表があり、グランプリはこの作品です。おめでとうございます!

 
3位:あちこち行った
去年は体慣らしだったんで静岡と名古屋ぐらいにしか仕事で出かけなかったけど、今年は積極的に行かせてもらいました。

4月の宇都宮
【大谷石と餃子】宇都宮で大学説明会をやってきた

車でグラフィックアーツ専攻の高浜先生と一緒に松山→高松を回って高校説明会をやり、8月は
移転したばかりの名古屋造形大学の新キャンパスに行ってきた【その3】
国際芸術祭「あいち2022」に行ってきた【その2】

名古屋造形大の新キャンパスを見にいって(ついでに「あいち2022」も観て)、そして9月は
【リリーとリリーフランキー】大分県立芸術緑丘高校に行ってきた

一度行きたかった大分の緑丘高校で一人でムサビ説明会をやり、車でそのまま移動して、
【6年ぶりの九ゼミ】熊本県立大津高校と九州美術ゼミナールに行ってきた
【おかえり!】大観峰と阿蘇神社と熊本城に行ってきた

6年ぶりの熊本。


記憶に新しいところだと、11月末に
【テクノロジー×デザイン】長岡造形大学に行ってきた

急遽決まった長岡造形。
その流れでそのまま
金沢美術工芸大学新キャンパス建設現場見学会に行ってきた

金沢美術工芸大の工事中の新キャンパスと話題の石川県立図書館へ。
翌週から雪が降りだしたので、ギリギリいいタイミングで行けた。。

実は年末は

冨樫義博展とか、

リニューアルオープン間近の無印良品市ヶ谷キャンパス店とか、ちょこちょこ出かけてるんだけど、レポートを書く時間がない・・。

  
 
2位:沖縄県立芸術大学に行った!
2位は3位と似てるように見えても手羽の中では全然違うものでして。

ほとんどの全国の美大は訪問してますが、沖縄県芸さんだけはまだだったんです。
早く行きたかったけど、でも沖縄は遠く、フラっと行ける距離じゃないし、知り合いもいない。
すると「夏の相談会参加」「先輩の松本さんが沖縄県芸の先生になった」という条件がトントンとそろい、7月に
【神の領域】沖縄県立芸術大学に行ってきた!

本当に念願だった沖縄県芸さんへ訪問することができたのです(涙)
これで行きたいけどまだ行けてない美大キャンパスは残りひとつとなりました。


というわけで、いよいよ次が1位の発表!!



・・・の前にコマーシャル。

「メリークリスMAU」は今年もムーブメントを起こせてなかったけど、正月はどうぞよろしく。
あ、次は「ひなMAUつり」がありますんで。

 
1位をあっさり紹介します。
1位:3年ぶりの〇〇
今年は「3年ぶりに」というフレーズをいっぱい使いました。
【3年ぶりのみんなの卒業式】令和三年度 武蔵野美術大学卒業式に行ってきた

オンラインでやれなくもなかったのだけど、先生方と「このワークショップはリアルでやらないと意味がないよね」と2年間中止してたんです。

そして、
【芸祭執行部に感謝】武蔵野美術大学芸術祭2022に行ってきた!その3

3年ぶりのリアル芸術祭。
人数制限の事前予約制だったり飲食系模擬店がなかったり、まだ完全な状態での開催ではなかったけど、やっぱりリアルで学生さんやお客さんが楽しんでる姿を見れて嬉しかったです。

間違いなく今年は「3年ぶりの〇〇」が1位。

 
てなわけで今年の更新はこれにて終了。
本年は大変お世話になりました。よいお年を!

2023年は1月4日あたりから再開する予定です。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。