美大OB,美大愛好家として、この映画を宣伝しないわけにはいきません。
創作あーちすと・のんさんが脚本・監督・主演を務める美大生が主人公の映画がいよいよ2月25日から公開されますっ!
■映画「Ribbon」公式サイト
ーーコロナ禍の2020年。
いつかが通う美術大学でも、その影響は例外なく、卒業制作展が中止となった。悲しむ間もなく、作品を持ち帰ることになったいつか。いろいろな感情が渦巻いて、何も手につかない。心配してくれる父・母とも、衝突してしまう。妹のまいもコロナに過剰反応。普段は冷静な親友の平井もイライラを募らせている。
こんなことではいけない。
絵を描くことに夢中になったきっかけをくれた友人との再会、平井との本音の衝突により、心が動く。未来をこじ開けられるのは、自分しかいない―。
誰もが苦しんだ2020年―。心に光が差す青春ストーリー。--
今日はこの映画を手羽らしい切り口で紹介していきます。
のんさんは2014年、「嵐にしやがれ」の撮影で嵐と一緒にムサビに来ています。
■嵐にしやがれ!|課外授業スペシャル第3弾!もしも嵐が能年玲奈と大学生になったら・・・
この時既に「絵を描くのが好きで美術大学に興味がある」と語っていたし、2017年のファッションブランドのイベントで「美大生になりたくて、美大のオープンキャンパスに参加したこともある」と発言され、「ムサビのオーキャンかな?てことは手羽が対応したりしたのかな。来年ムサビで出会ったりするのかな。でものんさんは女子美の方が合ってるかも」と妄想を膨らませドキドキしました。
そして2017年、女子美祭に出演した際に、
■のん 女子美大でシャウト「女子美入りたかったぜ!」第1弾シングル「スーパーヒーローになりたい」他5曲熱唱 | SPICE -
以前行ったのは女子美のオープンキャンパスだと判明(涙)
てな感じで、以前から美大についての発言をされてたんで「いつか美大生役をやってほしいなあ」と個人的に思ってたんです。
そしてコロナ禍で卒業制作展が次々と中止になっていく美大生のインタビューをのんさんが読み、決心して美大生が主人公の脚本を書きだした時に、訪問したのがデザインハブで開催してた「ゼミ展2020見逃し卒展」だったそう。詳細はこちらをご覧ください。
■“かわいくて狂暴”な女の子たちで、六本木の街をアートに染める【前編】|六本木未来会議
少し引用します。
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私が足を運んだのは、多摩美術大学と武蔵野美術大学の2校の展示だったのですが、最終日で多くの卒業生、大学院生、先生方が現場にいらっしゃったんです。そんな中にいたら、もう話を聞かずにはいられなくなって、「お話を聞かせてください!」と思わず突撃しちゃいました。
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その後タマビの学生さんを中心にインタビューを続けて脚本を書き上げた、と他のインタビュー記事で語ってました。
そういう関係からか、映画の特別協力には多摩美術大学の名前が入っていて、タマビさんはロケハン、取材、撮影に何度も協力されたとのこと。
120秒予約編では、
上野毛校舎の階段が印象的に使われてるし、先日公開されたばかりのメイキング映像や
主題歌のサンボマスター「ボクだけのもの」PVを見ると、
上野毛と八王子キャンパスで撮影したのがわかりますね。
てかサンボマスターのPVはほぼタマビ八王子のプロモーションビデオだな(笑)
2021年12月には東京藝大で試写会を開催しています。
■【イベントレポート】エンタメは不要不急なのか?のんが「Ribbon」イベントで藝大生の疑問に答える
一応「授業の中で」という形を取ってますが、東京藝大でこういうイベントをやるのは珍しいんじゃないかしら。
美大つながりの話だと、映画リボンで「公園で出会う男」役で出演してる黒猫チェルシーのボーカル・渡辺大知くんは東京造形大学卒で、デビュー作がムサビOB・みうらじゅん自伝的小説の映画「色即ぜねれいしょん」と、この方も美大づいてる方ですね。
で、そのみうらじゅんさんが、映画リボンについて語っているのがこちら。
■みうらじゅんの映画チラシ放談(第78回)『Ribbon』『クラム』 | ぴあエンタメ情報
やっぱり美大OBOGは何年たっても苦悩してる美大生が気になるもんなんですよ。
映画「リボン」は2022年2月25日テアトル新宿ほかで上映されます。
美大受験生も美大生も美大OBOGもみんな見に行こう!
おっと、今日の話で申し訳ないのですが、公開を記念して、日本映画専門チャンネルでのんさんの出演した作品が24時間特集放送されます。
■2022年2月22日夜10時~【2.25「Ribbon」公開記念 24時間まるごと のん『NON FES! THE MOVIES』】
もちろん「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」なども放送されますが、日本映画専門チャンネル オリジナル番組として
■特撮いかがでしょう?
のんさん達が須賀川特撮アーカイブセンターをレポートする番組も放送されるんですよ。
須賀川特撮アーカイブセンターは前から手羽が行きたかったところで、ようやく「行きたい行きたい病」が収まったところだったのに。。
以上、なんでこんなに映画リボンに詳しいかというと、手羽の机の上にこっそりチラシを置いたり、「舞台挨拶の予約がもうすぐ始まります」とメールを送ってくるのんさんのファンが職場にいて「美大の映画なんだからブログで宣伝しろよ」と無言のプレッシャーをかけ続けるからなんです、の手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。