【青き衣をまといて金色の野に降り立つべし】「PetWORKsの仕事と野望」展の内覧会に行ってきた

2018年8月18日(土)

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8月17日(金)、

入試広報チームがムサビ真夏のオープンキャンパス2018の設営を頑張ってるのを横目で見ながら、渋谷スパイラルへ。

昨日はこちらへ行ってきたのです。

PetWORKsの仕事と野望 -All about PetWORKs-
●会期:2018年8月18日(土) ~ 9月3日(月) 会期中無休
●時間:11:00~20:00
●会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
●入場料:無料


ペットワークスは、プランナーの八谷和彦さん、デザイナーの真鍋奈見江さん、エンジニアの幸喜俊さんによって1998年1月22日に創立した社員8名の小さな会社。
その20周年記念展覧会の内覧会が17日行われました。

真ん中の赤いTシャツが八谷さん。ミッドタウンアワード授賞式では毎回お会いしてました・・・って知り合いのように書いてるけど話したのは1回くらいです(ぼそっ)

さっきは「小さな会社」と書きましたが、事業部はソフトウェア事業部、ドール事業部、航空事業部の3つあります。
ペットワークスといえば、やはりこちらですね。

愛玩電子メールソフト「PostPet」(略称ポスペ)を抜きにして語ることはできません。

ペットワークスはPostPetの原案から初期のアプリケーション開発まで一貫してやってて、最初のPostPetのβ版公開が1997年、PostPetDXが1998年だから、PostPet公開からもう20年がたつんです。

手羽はどうしてもポスペがやりたくて、最初のプロバイダーはSo-netさんを選んだくらいです(実話)
ペットが届けるから適当感・ノンビリ感もあり、デジタルの中にアナログを感じたし、無機質なテキストメールではなく、キャラクターがメールを届けるってすごく未来感があったんすよ。まさか140文字のテキストの方向だったり、すぐに既読しなくちゃいけない未来になるとは思ってなかった。

素敵なロマンスグレーのおじさまがじっとモモちゃんを見てて「この人も昔ポスペにハマったクチなかな」と思ってたら、永井一史さんだった(笑)


ドール事業部は、着せ替え人形の企画・デザインを手がけていて、

2001年8月にデビューした「momoko」シリーズは有名。
お姉ちゃんっ子なもんでドール系は昔から好きだったのもあるけど、彫刻学科卒業してからは造形的な視点でも見るようになりました。今でもおもちゃ屋さんに行ったらこどもを置いて、一人で合体ロボとドールをチェックしてます(笑)

リ●ちゃんの洋服はピンクのヒラヒラドレス中心で、普通のものもないこともないけど作りが甘く、大人の鑑賞には厳しいんですよ。
その点momokoは、「今を切り取るリアル・ファッションドール」として作られているので、


  • その年に発売されたmomokoの洋服から当時の世相が見えます。

しかし、ほんとよくできてる。普通のお人形さんじゃこのフォルムは取れないんですよ。
洋服をきれいに見せるために素体が作られてる印象があります。


  • 展覧会では等身大のmomoko(モモバージョン)が展示されてます。


  • それでいて「マネキン」ともアプローチが少し違うんですよね。


  • こういうヤンキーバージョンも。


  • 2018年秋発売予定の新規男子ドールもサンプル展示されてました。

手羽が感動したのは、

2002年に発売されたファイナルホームバージョン。
よくできてる・・・。


  • ポスペ20周年展で描かれたイラストも展示されてて


  • これはしょこたんが描いたイラスト


ただ、 今「ペットワークス」といえばこれが一番有名なんじゃないかしら。

2003年にスタートした航空事業部の「OpenSky」プロジェクト。

風の谷のナウシカにでてくる「メーヴェ」をコンセプトに制作された機体「M-02J」で、これの実機を見るのが手羽の目標でした。


  • 寺田さんがライブペインティングされてました

じゃーーん!
かっこええ・・。


  • 見えるところはすごくシンプル。

どうやって操縦してるのかずっと謎だったんだけど、


  • ほんとに体重移動だけで左右操作してるんだ・・


  • 左手側にあるのがアクセルかな?

それにしても、

気持ちよさそうだとはおもうけど、高所恐怖症の手羽は1千万円つまれても絶対に乗らない・・・。
今回映像でわかったのは、八谷さんが操縦される時はパラシュートつけてないんですよね・・つけても意味がないってことなんだろうけど・・。

そんな高所恐怖症の方は

シミュレータもあるのでこちらで我慢しましょ。


ここまで書いたところで、「手羽はどうやって内覧会に入れたの?ミッドタウンアワードのコネ?」と思った方もいるんじゃないかしら。


9月に東京でテストフライトが予定されてて、その費用と今年の展覧会にかかる費用をクラウドファンディングされてたんです。

はい。

そういうわけです。てへ。
コネなんてありません。だって1回しか(以下略)
次は実際に飛んでる姿を見たくて。


以上、自機を見れて「♪金色の~、はなーびら~」と軽快に心の中の安田成美(ベストテン初出演の緊張バージョン)と一緒に歌ってたら、前から

手羽よりも軽快に歩いてるモモちゃんに出会ってびっくりした手羽がお送りいたしました。

ではオープンキャンパスで会いましょう。
今日は涼しいから、鷹の台から玉川上水遊歩道ルートが最適かもよ。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。