【500記事目】【手羽ちゃん卒展大賞発表!】ムサビ卒展2016に行ってきた!その4

2017年1月23日(月)

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お陰様でこの記事が手羽PARTNER記事の記念すべき500記事目となりました。
500記事目のことは・・卒展シリーズが落ち着いたら書きますかね・・。

というわけで今日もこれです。
■平成28年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展
●会期:2017年1月19日(木)~22日(日)
●時間:9:00-17:00
●会場:武蔵野美術大学鷹の台キャンパス
WEB
 http://www.musabi.ac.jp/sotsusei/


もちろん日曜日も行ってきましたよ!!

東京造形大学さんに。

・・・この出オチのためだけに日曜朝1で東京造形大さんの卒業制作展「ZOKEI展」へ行ってきたんですが、2,3枚紹介して終わりにするつもりだったけど予想以上に面白かったので、明日別記事を書きます・・・。

基礎デはスタイリッシュな作品が多い中、手羽が好きだったのはこれです。
どのアミダでも「生きる」につながってる強いメッセージ。その通り。
 

そして10号館3階へ。

視覚伝達デザイン学科のフロアです。

視デは非常勤の先生が回るギャラリーツアーをやってる最中でした。
あ、中島信也さんもいますね。
 
 


そして10号館2階の空間演出デザイン学科。
こちらは結晶で作られているそう。

 

片山ゼミは安定したレベル。
 

吹き抜けの作品。
この作品を見るたびにTOKIOの「宙船」が頭の中を回ってました。

何人かから「真ん中にあるのも作品ですか?それとも工事中?」と聞かれましたが、1階の作品の1部なのです。

10号館1階。手羽のスマホカメラじゃこれが限界で・・・空デの作品ですね。
多分これは優秀賞取ってるんじゃないかしら。
空デはひとつくらいファッションショー見たかったなあ・・。
 

こちらはずっとアニメ制作をするパフォーマンス。これは視デだったかな?
 

ここから8号館へ移動。

8号館111スタジオも空デです。
 

8号館3階は建築学科のフロア。
 

この数年の卒展を見て感じてるのは、建築模型の精度が昔よりずいぶんよくなってること。
「すごいなあ・・」と感心しながら教室を回ってたら「あ。手羽さん。うちのゼミも見ていってよ」と声をかけられる。

建築の鈴木先生でした。

あんまりこれまで意識したことなかったけど、鈴木スタジオ(建築学科ではゼミではなくスタジオと呼んでます)は他の建築学科の作品とアプローチがちょっと違うんですね。

これ見て「Dr.スランプ?」と思った方、惜しい。
清里駅前にほんとにこういう建物があるんですよ。アラレちゃんに出てくる喫茶店のモデルです。

うちら世代は「タレントショップが乱立した清里」という記憶が強いですが、バブル崩壊ですべて閉店し、観光客も途絶え、でも建物はそのまま、という「ファンシーな街並みが廃墟」「メルヘンが全部シャッター商店街」なすごくシュールな世界が出来上がっているんです。
手羽は2年前に清里へ行ってて、
【静かに時を刻む街】清里駅前に行ってきた
他の人にも取り壊される前にぜひ見てほしいんですよね。
で、その清里駅前をフェルトで模型を作ってました。


こちらの学生さんは建物の他にグッズの提案。
鈴木ゼミはブランディングデザインとかソーシャル、サービスデザインが入った建築・・少しデ情寄りな印象。建築にもいろんなアプローチがあるんだなあ。


で2階に降り、
 

北側は工芸工業デザイン学科のインテリアデザインの展示スペース


南側は、

手羽が学生時代からずっとここは工デの展示場所だったんだけど、工デの多くは14号館に移動しちゃったんで、今年から視覚伝達デザイン学科が使うようになったのです。
毎年見てる身からすると8号館2階に視デがいるのはなんか違和感があるけど、数年で慣れるんだろうなあ。
 
 

あ、古堅先生発見。
視デで「あ。これ面白い」と思うのがだいたい古堅ゼミで、そのたびに古堅先生から「手羽さん、あんたの負けやで」と言われてるような感覚で。
 

これは「ダサい部屋」とは何か検証したもの。

視デの卒展を見ると、つくづく「研究」をちゃんとアウトプットに落とし込んでること、それと多摩美グラフィックデザイン学科との違いがわかります。
 

そして、こちらが8号館202の視デ齋藤ゼミ。
高校生にしゃべってるのが、あなたの展示紹介します1 でも紹介した丸山さん。
小平市・武蔵野市・品川区でかかわってきたことが漫画・動画となって展示されています。

どういう人にどういうタイミングで出会ったか年表も作られてた。


というわけで、ここで突然、手羽が気になった作品を勝手に表彰する、第5回 2016年度手羽ちゃん卒展大賞を発表します!!!

第1回は、映像学科の「移動式マクベス」。
第2回は、視覚伝達デザイン学科の「Music Composition -オーケストラの解剖と視覚的表現-」
第3回は、デザイン情報学科の「メイガズ”オレたちのキョショー” 西洋美術史プチャヘンザ!」
第4回は視覚伝達デザイン学科の「ちびっコだいら映画祭!」

優秀賞は学科ごとに決めてるけど、手羽ちゃん卒展大賞は大学全体から選んでるのが特徴。
500記事目に紹介する 記念すべき第5回大賞は・・・・・
 
 
 
手羽の恥ずかしい写真のあとで。(引っ張ります)


  • これは油絵学科の作品なんだけど・・・WEBに出してもいいのかなと悩みながら出しちゃうわけですが・・



該当者なし

とさせていただきます。

手羽ちゃん卒展大賞は本気で出してる賞なので。
研究テーマ的なことは関係なく、着眼点、アウトプットの完成度、見せ方、作り方(アプローチ)、そして「こいつバカだなあ(いい意味で)」の5つが合わさったものが手羽が好きで、今年もいい作品は多かったけど、どれか一つが足りず「これだ!!」と思える作品がなかったんですよね。
なので来年度以降の手羽ちゃん大賞の水準を保つためにあえて今年はグランプリ無しとしました。
いつか「手羽ちゃん大賞」が学生さんにとって光栄な賞になるのを本気で思ってるんです(笑)



ただ。
準グランプリを出すなら、やっぱり丸山さんです。
なぜなら、こんな動画を作ってくれたからです。

「手羽はいつ出るの?」「手羽を出すときは小栗旬にしといて」「手羽さんイケメンと言え」とクドクド言い続けたら、特別篇を作ってくれたの!(涙)
みんな、口にしてると夢はかなうんだよ!!言霊ってあるんだお!(涙)
えーと、こういうの、なんていうんだろ?あ、パワハラだ。

もちろんお礼に、

「まちで楽しむ」でお世話になった齋藤ゼミメンバー全員に小平名物のうこっけいプリン、丸山さんには副賞として小平名物菓子詰め合わせセットを差し上げました。
 

てなわけで、ムサビ卒展レポートはこれにて終了。
学生の皆さん、お疲れ様でした!
今日から片付けが始まるけど、片付けが終わるまでが卒展だからね。気を抜いてケガしたり風邪ひいたりしないようにね。
それと片付け日が終わったらすぐに入試のための入構禁止期間に入っちゃうんで、荷物はそれまでに持って帰りましょ。特にアトリエや演習室へは行けなくなっちゃうんでご注意を。
 

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。