【本日最終日!】ムサビ卒展2016に行ってきた!その3

2017年1月22日(日)

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本日いよいよ最終日なのです。
 

学科別で作ってる卒展パンフは手羽が確認できたところだと、視覚伝達デザイン学科、基礎デザイン学科、映像学科、芸術文化学科、デザイン情報学科が作ってました。
正門で配布してる全体卒展パンフよりも詳細がでてるので、まずはこれをゲットしましょ。それぞれの展示フロアにいけばもらえます。


昨日は1日卒展を見ることができました。
本来なら数記事に分けるボリュームなんだけど、展示が今日までなんで、いけるところまで書きます。

美術館ではファインアート系大学院が展示してます。
見てた人が「これは選抜展ですか?」と聞いてきましたが、やはり大学院生の作品はいい。


んで、地下道を通って、いよいよ14号館へ。

この地下道の空間は数年後には人気スポットになりそう気がする。
 

14号館の地下ギャラリー。
 
14号館は今年3月に竣工したばかりなので、今年初めて卒展会場として使われました。
1,2階は展示してないので「ん。何もやってないのかな?」と思われそうだけど、3,4階が展示フロアなんです。エレベータで上に上がってください。
14号館では工芸工業デザイン学科(インテリアとテキスタイル以外)が展示されてます。

金工や陶磁、ガラス等クラフト系。

こちらはインダストリアルデザイン。

今回見た中で「これ欲しい・・」と思った一番でしたね。

しかし、よく作れるもんだ・・。
 

彼は大学院生の綾部くん。
握り手に優しい木製スマホケース 陸前高田の企業が武蔵美と共同開発
これに深くかかわった人物です。
修了制作ではIot技術を使ったパッケージ、名付けてIoPを発表してました。もう卒業なんだな・・。


14号館を出て、すぐ隣の
 

体育館アリーナでは工デのテキスタイルが展示しています。
 

昔は長い布(専門用語を知らない)をぶら下げてるだけだったけど、最近は立体物だったり展開品も展示するようになりました。これはゴミ屋敷がモチーフになったもの。
 

キャンパスを二分する道路ですが、今はこんな感じです。
卒業式後の3月中に開通する予定で、こうやって北キャンパスへツーツーでいける卒展は今年が最後なのです。
 
14号館での初めての展示ということもありますが、来年はサイン計画をもっとちゃんとやった方がよさそうですね。なかなか北キャンパスで展示してることも伝わりにくいし、3,4階でやってることもパンフを見ないとわからないし。
 

 
次はアトリエ方面へ。

ちょうど在学生によるキャンパスをやってるところでした。50人ぐらい集まっていただいたとか。ご参加ありがとうございました!!


なにはともあれ5B号館110に行ってこれをやるしかないっしょ。

これをやれたことで今日のミッションは3分の1ぐらい終わったといっても過言ではない(笑)
「かぶる」というより「もぐってつける」感じかな。
 

こちらは何学科だと思います?
私も学生さんに聞いちゃったんですが、版画なんです。4日間ずーーーと公開制作をしてるそう。
5A号館108です。
 
 

あ、ゴミじゃありません(笑)
これが作品です。日本画学科なんです。
明日ゴミストックヤードにいくとこんな感じになってるような気もするけど(ぼそっ)
 
 

2号館に到着。こちらは視覚伝達デザイン学科の学生さんの作品。
もう素材で何学科なのかわらかなくなってきましたね。

2号館は5階に日本画学科と油絵学科の大学院、4階に油絵学科、3階に彫刻学科が展示してます。

これ好き(笑)
 

彫刻学科のFRPでできた巨大おせち。4階です。
ファインアート系は五美大展へ持っていくために「何をもっていくか」「どうやって梱包するか」「トラック何台いるか」ってのをやんなくちゃいけなくて、展覧会中に業者さんと確認をしています。
 
 

こちらが元美大日記メンバーのコミタクくんの部屋。
 

2号館から

9号館を通って(こちらはデザイン情報学科)、

「あ。ゲイブンがトークイベントやってる」とチェックしながら、

10号館4階の基礎デザイン学科フロアへ。

ムサビはエレベータが無い建物が多く、10号館もそうです。
なので「9号館のエレベータを使って渡り廊下で10号館の上層フロアへ行く」ってのがムサビ人のやり方。ご参考に。
 
こちらは原研哉ゼミ部屋。卒制でテーマが出るのは原ゼミぐらいじゃないかしら。今年のテーマは「生」

このイスやコーン、ブロックをよーーく見ると、

生クリームでデコレーションされてる。

聴診器のようなものを胸にあてると、心拍数とか音とかでいろいろ判別し、模様を作る装置。「自動的にテキスタイルパターンを作る」ってのがわかりやすいのかな?

これが手羽の心音で作られたパターン。
「手羽さんは心音が安定してますね」と学生さんに言われた(笑)
 

こちらの作品のタイトルは「ぬ」です。
「あ!」でも「ん?」でもない、ちょっと残念でやるせない、でも回避できない感情に名前をつけると「ぬ」。例えば「切ったらはさみについちゃったセロテープ」とか「固まった木工ボンド」とか。
手羽の「ぬ」はなんだろう。「サランラップがどこから始まりなのかわからなくなった」とか「クネクネが止まらない」かな?

原ゼミはアウトプットのレベルの高さもそうだけど、ちょっとしたユーモアが入ってることが多く、見てて気持ちがいい展示。


ああああああ。やっぱり1記事じゃ紹介しきれない。
明日につづくっ!!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。