本日いよいよ最終日なのです。
■平成28年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展
●会期:2017年1月19日(木)~22日(日)
●時間:9:00-17:00
●会場:武蔵野美術大学鷹の台キャンパス
*車でのご来場はお控えください。
WEB http://www.musabi.ac.jp/sotsusei/
これまで書いてきたムサビ卒展2016関連記事はこちらです。
■【疑問にお答えします1】2016年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展は1月19日(木)から
■【アニメ作品はどこで見れるの?】ムサビ卒展の疑問にお答えします2
■【4年生必見】卒業制作で知っておきたい19のこと
■【ムサビ卒展2016】卒業・修了制作展関連イベントやサイトをドバっと紹介!
■【ムサビ卒展2016】あなたの展示紹介します1
■【ムサビ卒展2016】あなたの展示紹介します2
■【ムサビ卒展2016】あなたの展示紹介します3
■【ムサビ卒展2016】「あなたの展示紹介します4」と「卒展オススメルート」と「ムサビへのアクセス」
■ムサビ卒展2016に行ってきた!その1
■ムサビ卒展2016に行ってきた!その2
学科別で作ってる卒展パンフは手羽が確認できたところだと、視覚伝達デザイン学科、基礎デザイン学科、映像学科、芸術文化学科、デザイン情報学科が作ってました。
正門で配布してる全体卒展パンフよりも詳細がでてるので、まずはこれをゲットしましょ。それぞれの展示フロアにいけばもらえます。
昨日は1日卒展を見ることができました。
本来なら数記事に分けるボリュームなんだけど、展示が今日までなんで、いけるところまで書きます。
美術館ではファインアート系大学院が展示してます。
見てた人が「これは選抜展ですか?」と聞いてきましたが、やはり大学院生の作品はいい。
んで、地下道を通って、いよいよ14号館へ。
この地下道の空間は数年後には人気スポットになりそう気がする。
14号館の地下ギャラリー。
14号館は今年3月に竣工したばかりなので、今年初めて卒展会場として使われました。
1,2階は展示してないので「ん。何もやってないのかな?」と思われそうだけど、3,4階が展示フロアなんです。エレベータで上に上がってください。
14号館では工芸工業デザイン学科(インテリアとテキスタイル以外)が展示されてます。
金工や陶磁、ガラス等クラフト系。
こちらはインダストリアルデザイン。
今回見た中で「これ欲しい・・」と思った一番でしたね。
しかし、よく作れるもんだ・・。
彼は大学院生の綾部くん。
■握り手に優しい木製スマホケース 陸前高田の企業が武蔵美と共同開発
これに深くかかわった人物です。
修了制作ではIot技術を使ったパッケージ、名付けてIoPを発表してました。もう卒業なんだな・・。
14号館を出て、すぐ隣の
体育館アリーナでは工デのテキスタイルが展示しています。
昔は長い布(専門用語を知らない)をぶら下げてるだけだったけど、最近は立体物だったり展開品も展示するようになりました。これはゴミ屋敷がモチーフになったもの。
キャンパスを二分する道路ですが、今はこんな感じです。
卒業式後の3月中に開通する予定で、こうやって北キャンパスへツーツーでいける卒展は今年が最後なのです。
14号館での初めての展示ということもありますが、来年はサイン計画をもっとちゃんとやった方がよさそうですね。なかなか北キャンパスで展示してることも伝わりにくいし、3,4階でやってることもパンフを見ないとわからないし。
次はアトリエ方面へ。
ちょうど在学生によるキャンパスをやってるところでした。50人ぐらい集まっていただいたとか。ご参加ありがとうございました!!
なにはともあれ5B号館110に行ってこれをやるしかないっしょ。
これをやれたことで今日のミッションは3分の1ぐらい終わったといっても過言ではない(笑)
「かぶる」というより「もぐってつける」感じかな。
こちらは何学科だと思います?
私も学生さんに聞いちゃったんですが、版画なんです。4日間ずーーーと公開制作をしてるそう。
5A号館108です。
あ、ゴミじゃありません(笑)
これが作品です。日本画学科なんです。
明日ゴミストックヤードにいくとこんな感じになってるような気もするけど(ぼそっ)
2号館に到着。こちらは視覚伝達デザイン学科の学生さんの作品。
もう素材で何学科なのかわらかなくなってきましたね。
2号館は5階に日本画学科と油絵学科の大学院、4階に油絵学科、3階に彫刻学科が展示してます。
これ好き(笑)
彫刻学科のFRPでできた巨大おせち。4階です。
ファインアート系は五美大展へ持っていくために「何をもっていくか」「どうやって梱包するか」「トラック何台いるか」ってのをやんなくちゃいけなくて、展覧会中に業者さんと確認をしています。
こちらが元美大日記メンバーのコミタクくんの部屋。
2号館から
9号館を通って(こちらはデザイン情報学科)、
「あ。ゲイブンがトークイベントやってる」とチェックしながら、
10号館4階の基礎デザイン学科フロアへ。
ムサビはエレベータが無い建物が多く、10号館もそうです。
なので「9号館のエレベータを使って渡り廊下で10号館の上層フロアへ行く」ってのがムサビ人のやり方。ご参考に。
こちらは原研哉ゼミ部屋。卒制でテーマが出るのは原ゼミぐらいじゃないかしら。今年のテーマは「生」。
このイスやコーン、ブロックをよーーく見ると、
生クリームでデコレーションされてる。
聴診器のようなものを胸にあてると、心拍数とか音とかでいろいろ判別し、模様を作る装置。「自動的にテキスタイルパターンを作る」ってのがわかりやすいのかな?
これが手羽の心音で作られたパターン。
「手羽さんは心音が安定してますね」と学生さんに言われた(笑)
こちらの作品のタイトルは「ぬ」です。
「あ!」でも「ん?」でもない、ちょっと残念でやるせない、でも回避できない感情に名前をつけると「ぬ」。例えば「切ったらはさみについちゃったセロテープ」とか「固まった木工ボンド」とか。
手羽の「ぬ」はなんだろう。「サランラップがどこから始まりなのかわからなくなった」とか「クネクネが止まらない」かな?
原ゼミはアウトプットのレベルの高さもそうだけど、ちょっとしたユーモアが入ってることが多く、見てて気持ちがいい展示。
ああああああ。やっぱり1記事じゃ紹介しきれない。
明日につづくっ!!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。