【あなたならどうする?】今どきの運動会を考えよう。その2

なんで運動会ではどこもソーラン節を踊るんですかね、やっぱ金八先生の影響なの?な手羽です。

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昨日は六本木デザイン・ラウンジでWEデザインスクール トークイベントがありまして。

稲葉校長の熱いメッセージもよかったけど、今回プレ講座の講師をされた富田誠さん(基礎デ出身で現在は東海大学教養学部芸術学科の専任講師をされてます)から「学生時代、手羽さんのムサビ日記読んでましたよ。すごい職員さんがいるんだな、と思ってて会えて光栄です」と突然言われてかなり嬉しかった(笑)継続は力なりで、どこでどうつながるかわからんもんですな。

 
さて、昨日からの続きです。
【あなたならどうする?】今どきの運動会を考えよう。その1


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予想通り、「集団演技だけ実施」という柔軟な対応には保護者からいろいろ苦情が出たようで、月曜に学校から「ごめんなさい。でも予定どおりに金曜日はやります」と謝罪のお手紙が入ってました。うん。何言われようが手羽は支持するからね。


そして金曜日。朝7時半。
天気予報はAM9時まで雨マークついてたけど、実際は全然降ってないし、あの雨の中強行した小学校だもん。これはやるでしょ。リンクロウに「父さんは仕事で運動会見れないけど頑張りなよ」と伝えて家を出る。

すると8時頃奥さんから「7時半の正門張り紙を見たママ仲間から『今日の運動会は中止。授業に変更して、予定になかった月曜に運動会やる』って連絡きた。だから体操着じゃなくて普通の恰好でリンクロウを行かせた」とメールが届く。
そうか・・・学校側も今回は慎重になってるのね。土曜のこともあるしそれは仕方ないよな。


問題はここから。

すっかり運動会のことは忘れて仕事してたら、10時頃、奥さんの携帯に学校の先生から「やっぱり11時から運動会やります」と連絡が入ったんです。
土曜の運動会の件でフラストレーションがたまってた親御さんが爆発したらしく、学校側に「なんで晴れてるのにやらないんだ!」と怒鳴り込んだそうな。それで突然の変更が発生。
ママ仲間は会社に向かってたのに開催を知らされ急遽休みを取って戻ったりしてました。

子どもたちに「やっぱりやります」と知らされたのは1時間目が終わった後だったことから推測すると、恐らく保護者に電話をかけ始めたのは9時頃のはず。1クラス40人いて1人最低1分かかるとしてそれだけで40分だけど、出席番号が「た行」で真ん中ぐらいの手羽のところにたどり着くのに10時頃だから、予想以上に連絡がつかなかったか、電話口でいろいろ言われてたんじゃないかしら。


できるだけ柔軟な学校側の判断を支持してたけど、うーん、これは臨機応変とは言い難い・・。
一度決めた結論を予告なく2時間後に逆転させるようなことは、せいぜい50人ぐらいまでの少人数や「天候など相当状況が変わった」「よほどの不利益が発生することがわかった」な想定外な場合だったり、「誰がどう見てもダメな判断だったから訂正した」とかならまだわかるけど、児童数600人とその場にはいない保護者が関係する事案で、どの判断が正しいともいえない状況で、これはあまり良くない選択肢だったんじゃなかろうか・・・。
そして、「開催と連絡したものを中止にする」は「えー、なんでだよー」と思いながらもまだあきらめがつく(最終的にはみんな同じ結果にたどりつく)けど、「中止と連絡したものを開催する」はふつう「え。どういうこと?!」となるのは当然で、同じ「決断を変更する」でもステージがあまりにも違いすぎる。

連絡つかない親がいたらどうするんだろう。うちらは仕事だったからなんにしろ見れないのだけど、「運動会延期と聞いて出かけた」な人もいるだろうし、後でもめるのは明らか。
電話して反対意見が圧倒的に多かったらどうしたんだろう。
7時30分の張り紙を信じて運動着を持ってこなかった子がいたらどうしたんだろう。着替えに帰るにも共働きの家は誰もいない。


延期と決まればそれに従い、中止となれば今年は運がなかったんだな、と思えばいいだけの話。
クレーマー親の対応が難しいのはわかるけど、「運動会が雨で延期延期となって中止になった残念な年。そういうこともあった」という記憶が残ればそれでいいんじゃないのかな。そんなに親御さんは毎年ビデオカメラで子供の成長記録が必要なのかな。ただパパが順番に「あかり運動会2016」とかビデオのタイトルをきれいに並べたいだけなんじゃないのかな。この考え方って一般的じゃないのかな・・・。
「たかが運動会」なんですよね。


家に帰って、リンクロウから「80m走で一位になった!」と報告を受けました。
手羽も小学校はリレー選手になったことあるし、リンクロウは6年中4回、あかりちゃんは今年入れて2回、リレー選手に選ばれてます。手羽家全員みんなデブだけどなぜか足は速く(笑)
嬉しそうにパパママに報告するリンクロウの笑顔がこの年の運動会の思い出でした。



・・・で、終わわなかったのがこの年の運動会で。
予想外で絶望的な結末へ続く。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。