美大受験生へのアドバイスをお答えする恒例の「#美大受験」シリーズ。
#美大受験 では、ムサビまたは関東美大の一般選抜を具体例で使ってますが、基本的にはどの美大受験にも参考になるはずです。
これまでの話はこちらから▼
■東京4美大2026入試日程から言えるたった1つのアドバイス
■美大入試で家を出る前に絶対確認したい3つのこと(試験日時編)
■美大入試で家を出る前に絶対確認したい3つのこと(場所・会場編)
■美大入試で家を出る前に絶対確認したい3つのこと(持ち物・携行用具編1)
■美大入試で家を出る前に絶対確認したい3つのこと(持ち物・携行用具編2)
■ムサビ実技試験で絶対に絶対に忘れちゃいけないものがある
■雪や電車遅延で遅刻しそうな場合はどうすればいいのか? #1分でも遅刻するとダメなの? #遅延証明書や事前連絡は必要?
■美大実技試験当日でも確実に点数を上げられるたった1つのアドバイス
■2月8日(日)入学試験開始時間の繰り下げについて考える
■学科試験直前に聞いても役に立つアドバイスを1つだけ
■2026年度東京4美大一般選抜志願者数から言えるたった1つのアドバイス
■美大に合格した人の7つの悩みに答えます【現役・学科試験のみ合格でもついていけるか?】
*間違った情報を書いている可能性もあるので、募集要項等大学公式情報で必ずご確認ください。
緊急でサイトを作っています!
・・・って「緊急で動画を回しています」よりも緊迫感がないのはなんでだろう・・。
東京藝大が25日に志願者数を発表しました。
例年14日あたりに公開してるのに今年はなかなか発表されなくて、「今年は出さないのかな?志願者が激減しちゃって出せないとか?」ぐらいに思ってたんですよ。でも油画・先端芸術1次当日に発表されたんです。担当者が忘れてたのかな?(ぼそっ)
というわけで、緊急で主な国公立芸術系大学や美術系学部の一般選抜志願者数推移表を公開します。
各大学が発表してるデータには過去志願者数が入ってないんで、勝手に数年分を追加した、いつものおせっかいな手羽オリジナル版です。
あ、一人でチマチマ調べて作った表なので間違っている可能性が高いです。
必ず正しい数値については公式サイトをご確認ください。会議資料に使ったり拡散してもらって全然いいんですが、間違いがないか今年の数字だけでもチェックしてくれるとすごくありがたいです。
また、一般選抜のみで総合型選抜などは含まれてないのでご注意を。
今日は美大受験生っていうより美大関係者向けの記事かな(笑)
さて、最初はやっぱり東京藝術大学ですよね。
私立美大は受験生が減った理由を「少子化」「他大学の日程とかぶった」「地元志向が強くなった」「今は景気が」「あっちには有名教員が」「学科名が分かりにくい」「施設が古くなった」「併願率が」と、いろいろ「自分ではない何かが原因」にすることがよくあります。
でも、「学費が安い」「ほとんどオープンキャンパスや相談会、入試広報をやっていない」「学内併願も多様な入試方式もほぼない」「都心という立地」「歩留まり率ほぼ100%」「日本全国でのブランド力が高い」な東京藝術大学の美術学部志願者数は「東京藝大の志願者数」というより、
●東京志向があり、かつ実技力を求める『素』の美術大学希望者実数
●「どうせ行くなら日本1の大学」というブルーピリオド的意識を持ってる全国の人数
●美術で食っていく覚悟をもつ18歳前後の人数
●それを理解・応援できる親の数(ここ大事)
と考えることができます。
また、東京藝大は定員の変更もあまりなく、学科の分類も「絵画」「彫刻」「デザイン」「工芸」「建築」「先端芸術」「芸術学」と他美大と比較しやすいカテゴリーになっているので、手っ取り早くカテゴリごとの希望者数変化を把握できるデータなんですね。
おまたせしました。2026年度の数字はこうなりました。
全然増えてます(笑)
東京藝大といえども2021年に2500人台までガクっと落ちたんですが、3100人を超えました。
東京4美大と同じなのは彫刻や絵画が好調なところ。一方で建築の減り方が気になりますね。
では他の公立芸術大学の状況を見てみましょ。
まずは国公立5芸大の東京藝大以外で、京都市立芸大さんから。
金沢美工大といえば、24日にこういう情報を出しています。
■【入試】令和8年度 一般選抜学生募集要項に関するQ&Aについて
受験生からの「この道具は使っていいのか?」に答えるページで、油画は「デスケルはOKだけど定規はダメ」等々。ムサビ入試を見てると定規をデッサンで使ってる人が増えてるから、「今回の入試では」と捉えてください。
4大学とも増えてます。特に沖縄県芸さんはかなり増えてますね。
国公立5芸大は入試部署でも調べてると思うので、ここからは手羽が個人的に気になってる大学を見ていきます。
九大さんは減少傾向が続いてます。
佐賀大さんは2025年が増えたので、寄り戻しでしょうね。
秋田美大さんは中期日程の減り方が大きい。
今、あちこちで「地方私大の志願者数が厳しいから公立化へ」という声が聞こえてきますが、公立化の成功大学としていつも名前が挙がるのが長岡造形大学さん。
公立化2年前の全志願者数(総合型選抜や学校推薦型選抜等を足した数)は定員(230名)ギリギリの239名しかいなかったのに、公立化年は1310人と劇的に増えて一躍有名になりました。
2023年に大幅な学科再編をしたせいか2024年は50人増えて「おっ!」と感じたんですが、去年とほとんど同じ数字。といってもデザイン以外は増えてます。
以上、ここで言いたいことは、これまで何度も書いてきた通り、「志願者数・志願倍率なんて全然あてにならないから、気にせず、体調を万全にして全力でやるだけ」なんだけどね、の手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。