【 #美大受験2026 】美大入試で家を出る前に絶対確認したい3つのこと(試験日時編) #美大入試

2026年2月1日(日)

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今日は2記事同時公開しています。
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美大受験生へのアドバイスをお答えする恒例の「#美大受験」シリーズ。
 
#美大受験 では、ムサビまたは関東美大の一般選抜を具体例で使ってますが、基本的にはどの美大受験にも参考になるはずです。
これまでの話はこちらから▼
東京4美大2026入試日程から言えるたった1つのアドバイス
*間違った情報を書いている可能性もあるので、募集要項等大学公式情報で必ずご確認ください。
 
今日から東京造形大の入試が始まりますね。
美大受験生は頑張って!!
  

家を出る前に(できれば前日までに)、各大学の募集要項で最低3箇所確認してほしい部分があります。
それは、「試験日時」「場所(会場)」「持ち物と携行道具」です。
当たり前のように聞こえるかもしれないけど、手羽が毎年書いてるのは、必ず間違える人がいるからでして。
順番に説明していきます。
 
 
最初は「試験日時」について。

毎年1人ぐらいは日付を間違えてきちゃう受験生がいます。
「んな人、いるわけないじゃん」と思うかもしれませんが、ほんとにいるんです。
だいたいはムサビとタマビの日程を間違ってやってくるケースで、これが前日であれば「なんだ。明日か(恥)」で笑って終わりだけど、試験翌日だと・・・。
 
また、時間の確認も大事で、午前の開始時間はムサビと女子美は9時30分ですが、タマビと東京造形は10時と違います。(一部例外あるけど) 
東京藝大にいたっては

日本画・彫刻・デザインは9時開始だけど、油画・工芸は10時開始で、なおかつ集合時間がそれぞれ科によって違うんですね。
思い込みや友達の「確かスタートは10時からだよー」なんて言葉を信じて行動するとかなりやばいです。こういう時にネット情報や友達情報はほんと危なく、自分で必ず募集要項で調べるようにしましょ。


開始時間といえば。
先生や親御さんから「入試は万が一のことを考えて、早め早めの行動を取れ!」とさんざん言われてると思います。
それは間違いではないのだけど、東京4美大の周りには暖を取れるところが無く、といって早く大学に着いても構内や会場には入れないんです。
 
まず、東京造形大学の募集要項P17「受験上の注意」を見てみましょ。

「午前入構は8時から、午後は12時30分から」とあります。
早めの行動はとっても大事だけど、現実問題として、あまりにも早く来すぎちゃうと正門前など寒い屋外で立ったまま長い時間待つことになっちゃうんですね。
毎年7時ぐらいから正門前で待ってる受験生が何人かいて、なんとかしてやりたいけど入構させるわけにもいかなくて・・・。

それはなぜか。
これには美大入試特有な事情があり、そのヒントが多摩美術大学募集要項P19「受験上の注意」に書かれてます。

「教室に入れるのは学科試験は45分前、実技試験は30分前」とあります。
 
学科試験と実技試験で教室に入れる時間が違うんですよ。
その理由が書かれてるのが、武蔵野美術大学募集要項P24「受験上の注意」です。

「9時30分試験開始の場合は8時頃から入構できるけど、抽選で席を決める試験は教室に入れるのは9時頃(「目途」だからそれより前後する可能性あり)」と書かれてます。
 
「抽選で席を決める」とは、アトリエ等で静物モチーフが組まれてるイーゼル試験会場ってことですね。


  • ムサビオープンキャンパス2025会場風景より

これはオープンキャンパスでの試験場再現ですが、こんな感じの状態。
 
学科試験会場であれば講義机だけなので早めの入室も可能だけど、モチーフが組まれた状態だと早く開場するわけにはいかなくて。理由はわかりますよね?
これが実技試験がある美大特有の事情なのです。
去年のムサビ入学試験問題集を見ると、静物モチーフorモデル試験だったのは日本画学科、油絵学科、彫刻学科以外に視覚伝達デザイン学科、工芸工業デザイン学科、空間演出デザイン学科の鉛筆デッサン試験がそのパターンだとわかります。
あ、どの試験が抽選パターンかは募集要項に書かれてないので、今年も同じとは限りません。
 
 
ここまで理解できると、あらためて東京造形大学募集要項P17「受験上の注意」を読んだ時に、

デザイン学科の学科試験・実技試験は40分前までに入室しないといけないけど、美術学科の絵画「デッサン」・彫刻「石膏デッサン」は9時15分頃に抽選で席を決めるから、それまで教室に入れない、と書いてある意味がわかるはず。
 
 
つまり、美大入試は「入構できる=教室に入れる」ってわけじゃないのです。「なんで早くアトリエに入れてくれないんだ!」と怒られることもあるんですが、こればかりは仕方なく・・。

タマビや東京造形のアトリエ前は建物内だからまだいいけど、ムサビってアトリエ前は屋外がほとんどなんすよね。


  • 4号館。ムサビを象徴する素敵な場所だけど、めっちゃ寒い


  • 2号館。吹き抜けに面してドアがある

早く来すぎると、こういう場所でじっと待つことになっちゃう。
手羽も受験の時、4号館の螺旋階段上で寒い中ひたすら待ったのを今でも覚えてます。
 
ちなみに美術予備校だと静物や石膏がモチーフであれば、構図のいい場所で描くために早く行ってイーゼル取りをするかもしれないけど、入試では上述したようにくじ引きで描く場所が決まるから、みんなより早く行くメリットがないのね。
あ。「抽選だとしても自分の作業スペースを確保するために早めに並べ」と指導する美術予備校さんがあるとも聞いてます。大昔、受験生がたくさんいた頃は1教室にギューギューに詰め込んで試験してたからそういうテクニックも確かに必要でした。でも今のアトリエ配当人数はかなり余裕があるんで、そのメリットとそのためだけに寒い中長時間外に並ぶデメリットと比較したら、デメリットの方が高いように個人的には思ってます。
 
あ。今日2月1日(日)の東京造形大受験生の方に。
通常は「相原駅からスクールバス5分」が使えるのですが、

2月1日はスクールバスが終日運休しています。
ここ要注意で、時間を読み間違えないようにね。


今日のアドバイスをまとめます。
●交通事情等トラブルが起きるかもしれないから早めに家は出た方がいい。
●でも順調に大学へかなり早く着きそうだったら、大学にそのまま向かわず、朝から営業してるファーストフードがあり、大学までの時間が読みやすく、交通事情も影響されにくい大きな最寄り駅・・ムサビだとJR国分寺駅や立川駅、タマビや東京造形だと橋本駅や八王子駅等で時間調整ステイ。

  
鷹の台駅前や相原駅前ってなんもないんすよ。
感覚的には「時間調整して、試験1時間前に大学へ着いてればいい」ぐらいな感じでいいと思います。
それ以上短いと今度はバタバタしちゃうしね。


続くっ!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。