【大分旅番外編3】進撃の日田に行ってきた! #進撃の巨人 #鵜飼 #ブラタモリ

2025年8月2日(日)

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大分県日田市にある大山ダム。
ま、ちょっとおバカな計算違いをしてまして・・。
 
ガイダンスが終わってから空港に向かえばギリギリ東京に帰れたんだけど、その時間だとホーバークラフトに乗れないのがわかり、自腹で延泊することを決めました。
で、ホテルを決める時に「あ。2021年にブラタモリで紹介されて一度行ってみたかった日田に泊まるか」と軽い感じでホテルを予約したのね。はい。手羽のライフワークの1つ「ブラタモリの聖地巡礼」です。

福岡の人間からすると日田は完全に大分で、「湯布院の隣ぐらいだろう」ぐらいのつもりであまり地図を見ずによさげなホテルを予約。
でも出発直前にちゃんと調べたら、ほぼ福岡だったんです・・。
どっちかというと大分市より久留米市の方が近い。大分市から高速で1時間半ぐらい福岡方面に戻らないといけない場所で、「こんなことなら太宰府から大分へ向かう途中に寄ればよかったなあ」とほんと前日に気が付きまして・・。

大山ダムの下は公園施設と整備されています。
で、何をしにきたかというと、もちろんこれを見るため。

『進撃の巨人』連載10周年記念プロジェクトとして、日田市民の有志がクラウドファンディングで資金を募った銅像プロジェクトの第一弾「進撃の巨人 エレン・ミカサ・アルミンの少年期の銅像」。大山ダムの壁面をウォール・マリアに見立て、初めて巨人が襲ってきた「はじまりの場所」を再現しています。
そう。日田市は「進撃の巨人」の作者・諫山創先生の故郷ということもあり、「進撃の巨人」というコンテンツを使って強烈な町おこしをされてるんです。

ん。銅像のすぐ横に鍵が。まさかね・・。

日田は断層による地盤のずれと河川による浸食によって崖に囲まれた地形になっていて、この環境で諫山先生が育ち、かつ巨大なダムの壁から「進撃の巨人」の物理的にも精神的にも抜け出せない世界観が生まれた・・んじゃなかろうか、とブラタモリで言ってました。
あ、手羽的には「進撃の巨人聖地巡礼」というより「ブラタモリ聖地巡礼」なんです(笑)
 
少し車で走って、

道の駅「おおやま」に到着。
 
ここには

館内撮影OK!


  • 入口入ると超大型巨人がお出迎え


  • 制作デスクや

諫山先生のネームや原画等も展示されてます。

ありがたかったのは作者による進撃の巨人の年表。
マンガ全巻・アニメ全部見てるけど、ぶっちゃけ途中から時間軸がわからなくなってて・・。ちょっとだけ整理できた。

お昼は道の駅「おおやま」の真横にある焼そばの「想夫恋 大山店」へ。
大山店は、諫山先生が高校時代にアルバイトをしていたお店だそうで、ここもファンの中では聖地化されてます。

メニューも焼きそばしかありません。

あまり焼きそばって選んで食べないんですよ。でも麺の外側は少し焼けててカリっとし、中はフワっとしてて、すごく美味しかったです。生卵をくずして食べるとクリーミーになって美味しさマシマシ。

 
日田市街へ向かい、

今晩の宿「日田温泉 亀山亭ホテル」に到着。
 
ここがいい感じで「THE 昭和のホテル」でして、

いいでしょ?畳の部屋に泊まるのはほんと久しぶり。

部屋の端っこに布団が敷かれてて、これがめっちゃ細長くて「欽ドコでわらべが寝てた布団?」と思ってしまった(わからない高校生はお父さんに聞こう)
 
6時40分。予約してたあるものへ。

屋形船です。
一度屋形船ってやつに乗ってみたくて、このホテルにしたんですわな。
ただ、イメージとは少し違ってて、ボートを2艘をくっつけて、上に部屋が乗ってる形だった。

ちょうどマジックアワーの時間帯に出発。

他のホテルも屋形船を出してて、三隈川には何艘も屋形船がいる状態になります。
でも前の船が騒がしくなってきた。
なんだろ?

鵜飼だ!!
日田の鵜飼は、日本3大鵜飼のひとつなのは知ってるけど、まさかリアルで見ることができるとは思ってなく。
ラッキー!


  • この写真を見たメグリンから「手羽さん、カメラ替えました?」と聞かれたけど昔のまんまです。うまくなっただけです

どんどん近づいてくるので、あわてて動画を回しました。

鵜に触らせてもらったり、こんな経験ができるとは。
 
そして上陸し、ホテルで自転車を借りて10分ぐらいかな。

日田駅へ。
翌日は朝1で大分港に向かわないといけないから、日田駅へ行くにはこのタイミングしかなく。

日田駅南広場にはクラウドファンディング銅像プロジェクト第二弾の「リヴァイ兵士長像』が設置されています。

彫刻学科出身の手羽が一番気になるのは「どこの会社は作ったんだろ?」ってこと。
平面のアニメキャラクターを矛盾なく立体に置き換えるってかなり難しい作業で、調べるとリヴァイ兵士長像とエレン・ミカサ・アルミン像ともに東京池袋にある造形会社「株式会社 アレグロ」さんと富山県高岡にある銅像会社「(株)四津井」さんが制作されてました。多分アレグロさんで立体造形し、四津井で鋳造されたのかな。

でも進撃の巨人の銅像しか注目されないけど、駅前には他にもいろんな銅像が設置されてることを発見。こんなに駅前に銅像があるのって珍しく、日田駅の特殊性なはずで、もっと話題になればいいのになあ。

そして気持ちいい朝になりました。
さすが水郷の日田。
 
日田は「天領日田」とも呼ばれていて、上述したように崖に囲まれた地形だから他の藩が攻めにくい場所にあるため、江戸時代初期から徳川幕府の直轄地である「天領」として、(今じゃ信じられないけど)九州の政治経済の中心地として栄えました。その歴史的な背景から「九州の小京都」とも呼ばれています。
ほんとは時間があれば小鹿田焼とかもっといろいろ散策したかったんだけど。
 
朝食前に近くを散歩。

ここがホテル名の由来になってる「亀山公園」で、亀のような形をしたのが日隈山。
気持ちよかったのでここでも動画を撮ってきました。

写真じゃ全然わからないけど、先に家具店「ナフコ」があって(九州だとニトリより有名な家具屋さん)、そこはタモリさんが20代の頃、2年半支配人をやってたボーリング場の跡地。
皆さん、忘れてません?日田訪問はブラタモリの聖地巡礼だってことを。

というわけで、福岡・大分旅シリーズはほんとにこれで終了。
長々とお付き合いありがとうございました。
でも、明日から広島・岡山旅が始まるのですが・・・。


以上、

みんなで日田へ進撃しよう!の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。