【ムサビ職員は「事務方」ではない】君も大学職員になろう9

2021年5月18日(火)

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第1話で紹介した以外に横浜美大さんも募集開始しました。
横浜美術大学 専任職員(総務課 広報)の公募について
「広報専任職員」の募集ってのは珍しいですね。6月11日締切です。
 

今日は、ムサビのマイナビ転職 エントリーページを引用しながら、もう少し具体的な話をします。

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●勤務地:鷹の台キャンパス(小平市)/吉祥寺校(武蔵野市)/市ヶ谷キャンパス(新宿区)いずれかへ配属となります。
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どこの部署に配属されるかは全くわからないし、鷹の台かも吉祥寺かも市ヶ谷かも全然わかりません。キャンパスの移動・異動もありえるので、職員は通いやすいように中央線の立川駅から三鷹駅の間、もしくは西武新宿線沿線に住んでる人が多いです。松戸から通ってる人もいるけど。あ、手羽は23区ですが。
そういえば、昨日の「激レアさんを連れてきた」でオードリー若林が「小平市にはファミレスとコンビニしかない 」と軽く小平市をディスってましたね。彼には丸ポストにしか郵便を投函できない軽い呪いをかけておこう。
 
 
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●休日・休暇:
・週休2日制(日曜日+土曜日または月曜日の交代制)
・夏季・冬季特別休暇 その他
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基本的に「土曜・日曜休み」と「日曜・月曜休み」に分かれて、完全週休2日制でやってます。
他大学だと「日曜ともう一日」みたいな形で「週休2日」をやってるケースが多く、連続した「完全週休2日」の私立大学事務はまだ少ないはず。

大学職員のイメージは「残業があまりなく、休みが多い」だと思います。
企業に比べると確かにその通りですが、大学には学期始め・年度末・入試などどの部署も忙しくなる繁忙期があります。また特定の業務だと、オープンキャンパスや学園祭、奨学金面接時期などもそうです。

違ったパターンだと社会連携チームがありますね。
社会連携活動は学生さんが動きやすい、お客さんを集めやすい時にやるので、ワークショップや公開講座、産学連携は夜、土日、連休、夏休み・春休みにやることがほとんどです。当然といえば当然な話。
例えば例年7月末にやってる東京工業大学との合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング」

は、東工大は授業内、ムサビは課外のワークショップなので、1週間連続してやるにはこのタイミングしかなく、夏休み期間といえども休めないし、むしろ土曜出勤になります。
そのほぼ同時期に、東京ミッドタウンでサマーキッズワークショップ

をやってたので、夏休みなのに社会連携チームは手分けして総動員対応で、全員ほとんど休めませんでした。
あ、1年ぶりに今年はコンセプト・デザイニングをやるそうです。もうすぐ募集が始まるので3年生以上は楽しみに待っててね。


美大だと「芸術の秋」にイベントが集中する傾向にあり、「気持ちが落ち着いてて天候が安定してる時期」「時間を確保しやすい時期」は社会連携チームは繁忙になるんです。手羽は社会連携をやるようになってから「芸術の秋」という言葉が大嫌いになりました。「一年中芸術」でいいじゃん、平均化しようよ、と。
通信教育課程事務局も同様で、スクーリングや説明会は社会人が参加しやすいよう土日や夏休みに開催されるので、どうしても日曜祝日出勤が多くなります。
あ、ムサビの夏季特別休暇は、通信教育課程スクーリングを夏休みにやってる関係で、一斉休暇、いわゆるお盆休みはなく「この期間に●日休みなさい」という方法でやってます。


職員採用試験でも「これからの大学はもっと社会連携活動を強化するべきだ!」と提案する人がボチボチいらっしゃいますが、多分「自分ではない誰かがやる仕事」な発言であり、「配属されたら家族サービスを捨て、奥さんに怒られながらも夜と連休と夏休みを全部献上する覚悟」があるかないかだけだったりします。
とはいっても、大学職員は振休を取りやすい職場だと思うので、あまり不安になる必要はありませんが。
ちなみに手羽は「美大のオーキャンやワークショップに子供を連れて行くのを家族サービスにする」という技を使ってクリアしたので、リンクロウとあかりちゃんは日本で一番美大のイベントに行った子供だと思います。


似たようなケースだと「広報はもっとSNSや動画を使った発信をするべきだ!」ですね。
これもそんなのみんなわかってて、瓜芸の木原くんがつぶやいてる通り、

自分事として捉え、自分がやる覚悟があるかないかだけです。生まれたばかりの赤ちゃんを横に置いて夜10時から配信する覚悟(笑)
それがないからできないだけだし、広報ならやった方がいいとは思ってるけど「それは業務なのかどうか」みたいなところで進まないだけで、すごくシンプルな話。


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本学には、経歴やポジションに関わらず、意見や提案をできる環境があります。
若手職員中心のプロジェクトチームを組むこともあり、大学の新たな取り組みとその実現のために、自分が役立っているという大きな手応えを感じることができます。
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グループ・チームを超えたプロジェクトチームを若手中心に複数作っていて、実際にそれがいろいろな大学運営に反映されてます。やっぱり「提案したものが反映される」ってのは経験として大きい。それが成功体験なのか失敗体験なのかは関係なく。
最近だと、若手職員からの提案で職場のDX推進プロジェクトが立ち上がったりしました。

プロジェクトの典型例だと広報プロジェクトかな?
高校説明会、進学相談会、オープンキャンパス等は広報・入試チームの業務なんですが、グループ・チームを超えた広報プロジェクトのメンバーも参加し、高校に行ったり、オーキャンの運営をやったりしてます。

オリエンテーションや奨学金説明会、就職相談会、消防訓練等どの部署でもなんだかんだ学生さんや教職員の前でしゃべる機会がちょいちょいあるので、「人前でプレゼンするのは苦手」って人は大学職員は向かないかもしれません。多分今はそういう人いないと思うけど。

いよいよ次回最終回に続くっ!


以上、昔から教員の「事務方(ジムカタ)」という表現が好きくない手羽がお送りいたしました。
「お前らは事務でもやってろ」という印象を受けちゃうんですよね。
むしろ「事務だけ」の仕事って今は少ないし、それを求められていない。この話の続きは最終回で。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し