【タマビ卒展A】2019年度 多摩美術大学 美術学部卒業制作展・大学院修了制作展Aに行ってきた

2020年1月18日(土)センター入試の受験生、スタッフの皆さん、頑張ってね。

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■多摩美術大学 美術学部卒業制作展・大学院修了制作展A
美術学部日本画・油画・版画・彫刻・工芸・環境デザイン・情報デザイン、大学院博士前期課程
●会期:2020年1月16日(木)-19日(日)
●時間:10:00-18:00
●会場:多摩美術大学八王子キャンパス

https://www2.tamabi.ac.jp/cgi-bin/pro/gw/?id=2&n=0

今日は、今年から1月のA日程・3月のB日程と会期を2つに分けたタマビ卒展レポートをお送りいたします。A日程はムサビ卒業・修了制作展と会期が同じ。


ほんとは土曜の夕方か日曜に行こうと思ってたんだけど、雪予報が出てたんで急遽予定を変更して(有休取って)朝1でやってきた、と。
ただ、いつもと同じ出勤時間に家を出たら8時30分ごろに着いちゃって・・でもタマビ卒展は10時からなんすよ(ムサビは9時)

お客さんどころか学生さんもおらず、清掃の方ぐらいしかいなかった・・。
その時間でも空いてる教室はあるんだろうけど、ルールを守って、じっと9時55分ぐらいまで待機。

で総合受付でもあるアートテイクへ。


  • 出展者が掲載されてるパンフレットはないのでキャンパスマップ中心のリーフレットをゲット

10時2分前ぐらいだったから作品を動かしてた。
アートテイクは選抜展会場でもあります。

講評もやってました。

すると、

「あ。手羽さんだ」とエプロンをつけた川崎総合の碓井先生に遭遇。
碓井先生がタマビ校友会の幹事をされてるのは知ってるので、すぐに校友会企画だと気が付きました。

タマビ校友会は昔から「出前アート大学」をやってて、今回は「アーティストのたまごに会いに行こう!」と小学生の鑑賞教育をやってたんです。
だから、

小学生がわんさか。
すごくうちもやりたいけど大学側は卒展と入試でスタッフ全員身動きが取れない状態なんで、校友会が卒展に合わせてこういう企画を立ててくれるのは非常にありがたいんですよね・・(ぼそっ)


  • こっちは生涯学習センターの企画ですね。

次に工芸系の建物へ。

ムサビを基準に考えると工芸・クラフト系にテキスタイルデザインが含まれるから「陶やガラスがA日程ならテキスタイルもB日程だろ」と思っちゃうんだけど、タマビのテキスタイルは生産デザインの一つだからA日程ではないんです。
思い込みでテキスタイル棟に入ったら全然やってなくて「???」となっちゃった・・難しい・・。


  • 陶棟のギャラリー


  • 彫刻棟。ムサビ卒展との一番の違いは屋外や共有スペースに作品がほとんどないこと。屋外に展示してたのはこちらを含めて1,2点かな


  • この作品好き。


  • 多分作品ではなく型か原型だと思うけど美しい


デザイン棟へ。


  • デザイン棟1階の環境デザインの展示

「2階でも展示してます」と張り紙があったので後ろに見える中央階段をのぼると


  • 行き止まりになってた。2階へはエレベータか他の階段を使いましょ

グラフィックデザインの卒展は3月のB日程なので、まだ講評週間なんですね。

あ、グラフィックデザイン学科といえば、グラフ3年生がBSプレミアム1/22放送の「長澤まさみTV」でアニメーション制作を担当しています。
ちなみに手羽は綾瀬はるかよりも長澤まさみ派です。どうでもいい情報。


こちらも環境デザインの展示。

「多分ムサビ卒展だったらこのスペースは屋外展示がたくさん置かれるだろうなあ」と思いながら、


  • メディアセンターへ


  • 1階のスタジオで情報デザイン学科の展示

 
すぐ近くの情報デザイン棟へ。こっちが情デのメイン会場ですね。


  • 講評やってました。吉橋先生発見。


次は図書館へ。

通常館内は撮影禁止なんだけど、「作品は撮影OK」と書いてありました。
これくらいなら大丈夫かな?

このあたりでタマビスタッフに発見され、「あ。こっそり来たのがばれちゃった。テヘ」と言ったら「碓井先生から『手羽さんが潜入してますよ』と報告受けてます」と言われた。タマビの中で警戒網がひかれてたかもしれない。

もうひと踏ん張り。
坂を上って絵画東棟へ。
こちらには学食(イイオ食堂)が入ってます。手羽はいつもグリーンホール派だけど。


  • 「ん。セブンイレブンはグリーンホールにあるんじゃないの?」とよく見たら「自動販売設置」と書いてある

ああ。なるほど。ムサビだと9号館1階ゼロスペースにあるファミマの自動販売機ってことね。

ちなみに「ムサビの売店」といえば、

50年前・・つまりムサビが鷹の台キャンパスに全面移転した時から営業してもらっていた「売店ベルハウス」が卒展終了とともに閉店することとなりました。今はこんな感じになっていて寂しさを感じます。

今日1月18日(土)午後2時半から卒業生有志によるお別れ会を開催されるので、お時間のある方はご参加ください。場所はカップラーメンスペース。スペシャルシークレットゲストも登場します。おじちゃん、おばちゃんに感謝の気持ちを伝えよう!


タマビに話を戻して、


  • 油画が中心


次に絵画北棟。

手羽、完全にやらかしちゃったことがあって。

「油画の作品が少ないなあ・・こんなもんかいな」と薄々感じてはいたんだけど、帰った後にこちらのSNSを見つけて


4階でも展示してたことを知りました。。だってなんにもサインがないんだもん・・・。
タマビの建物が全部頭に入ってる手羽でもこれなんだから、通常の人は上フロアへ行かないんじゃないかしら・・。

また絵画北棟の1階入ってすぐにこんなサインが出てたんでこちらも1階の版画しか見なかったんですよ。あとでよくよく考えてみたら日本画を見逃ししまった気がする。。

ムサビ卒展もサイン類にあまり細かく書かれてないけど、パンフレットにはフロアマップと全出展者と場所が書かれてあるんで、少なくともよりどころはあるのね。リーフレットに展示フロアだけでも載ってると見逃しが減るはずなのでB日程で修正しません?>タマビさん


気になった張り紙を2つだけ。


  • タマビだけじゃなく全美大生に伝えたいメッセージ


  • 冊子よりもWEBやアプリの方が全然便利。

初めて卒展の会期を2つに分けて、今年は実験期だと思います。
タマビ某スタッフから「B日程か来年に反映させたいんで、第3者の大学関係者から見た感想を正直に書いてください」と言われまして・・。
大人なら「いやいや。素晴らしかったですよ」で終わらせるんでしょうが、空気読めない手羽が正直に少し気になった点を書くと・・・

デザイン棟だと環境デザインが卒展会期中なのに、同じ1階のプロダクトは横でごみ捨てや片付けをガンガンやってたんですよ。
こういうシーンを見ちゃうとやっぱり会期は同じ方がいいように思うし、でも一緒じゃないから広くスペースが使えるメリットもあるし・・・でも分けちゃうと来場者が分散されちゃうし、印刷費も倍かかっちゃうし・・・難しいですね・・。


以上、

卒展で一番アートしてたのはごみ捨て場かもしれないなあ、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。