【9つの質問に答えます】2019年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展は1月16日(木)から! #ありがとうベルハウス

2020年1月15日(水)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

いよいよ明日に迫ったムサビの卒展情報を紹介!

■令和元年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展

●会期:2020年1月16日(木)-19日(日)
●時間:9:00-17:00
●会場:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
交通アクセスこちらをご覧ください
*車でのご来場はお控ください。

4年間の制作研究の集大成ともいえる卒業・修了制作/研究が、鷹の台キャンパス全体をギャラリーとして展示されます。

今年の卒展ビジュアルデザインは視覚伝達デザイン学科OGの三上悠里さんが担当されました。
ちなみに三上さんはデザインハブでやったヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン・スタディのビジュアルもされてます。

 
今日はよく聞かれる「ムサビ卒展に関する8つの質問」にお答えしていきます。

Q1.入場料はいくら?
卒展は入場無料・予約不要、どなたでもウェルカムなイベントです。
 
 
Q2.親だけど、見に行ってもいいの?
よく聞かれる質問なんですが、もちろんです!!
おじいちゃん、おばあちゃん、兄弟、友達、近隣の方、ギャラリスト、受験生、受験生の親御さん、社会人、他美大関係者などなどどなたでもOK。
卒展が終わったらすぐに入試による入構禁止期間に入るので、今年受験する方はムサビに入れるラストチャンスでもあります。駅からのルート確認や会場下見がてら来てください。
最近は企業の人事担当者の方が結構見に来てますね。
ただ、お世辞にもバリアフリーとはいえない建物ばかり(階段使わないと行けないフロアがいくつかある)なのはご了承ください。また絵が好きな小中学生もウェルカムですが、お祭りではないので小さいお子さんが来て楽しめるものかどうかは微妙かも。

手羽的に見てほしいのはムサビ1,2,3年生で、一番見てほしいのは新学科の学生さんや先生ですね。だって、初めての修了制作展はもう来年の話なんすよ。どんな感じで鷹の台でやってるのか、理工系の研究発表会とは全然違うので絶対に見ておいた方がいいです。

 
 
Q3.いろんな人に見てもらいたいのに、なんで田舎の小平市でやるの?人に見せるのが目的なら都心でやるべきでしょ!
これもムサビ卒展をご覧になったことがない方から多い質問です。
多分「油絵や彫刻が大きな展示室に静かに陳列」「A1パネルを並べた研究発表会」な普通のファインアート系美術館展示やパネルセッションをイメージされてるんじゃないかと。

ムサビの卒業・修了対象者は約1200名います。
2019年展覧会入場者数TOP2の展示作品数はフェルメール展で約50点、ムンク展で約100点。話題になったあいちトリエンナーレでさえ80組ぐらいなもんで、単純にそれらの10-20倍以上の作品が展示されてるんです。まずはスペース的な問題。

また、ムサビ卒展は展示室やアトリエ、演習室はもちろんのこと、工房、屋外、吹き抜け、廊下など「学内」の利点を使った展示をやってて、一ヶ月ぐらいかけて空間自体を作りこんでる作品もあります。

上記は去年の卒展の様子ですが、このサイズの作品が屋内屋外関係なくあちこちにあります。
さらに展示だけじゃなく映画・アニメ上映、パフォーマンス、演劇、ファッションショー、ワークショップ等々バリエーションもいろいろあるんで、さすがにこれを学外美術館でやるのはちと無理。美術館レギュレーション的にも。
一度ご覧になれば、きっと「ああ。そりゃ都心の美術館じゃできないし、大学でやった方が絶対いいね・・」とわかってもらえるはずです。


Q4.ムサビは遠いし、都内でゴビダイテンをやるんだったら、そっちでいいよね?藝大も一緒に見れるし。
東京五美術大学連合卒業・修了制作展、略して五美大展をご存じとはありがとうございます。

これも勘違いされてる方が多いんですが、五美大展はファインアート系学科(油絵や日本画、版画、彫刻)のみの展示なので、デザイン系は展示されないし、デザイン系の合同卒展もありません。

また、五美大展は国立新美のスペースや規則の関係でどうしても「3つ作ったうちの一つ」「全体は見せられないから一部のパーツだけ」「パフォーマンスものはビデオ上映」「五美大展サイズに小さく作った作品」「水モノ・土モノNG」になってしまいます。
本当の作品を見てもらうにはやっぱり学内卒展に来てもらうしかなく、五美大展は作者を知ってもらうための「ポートフォリオ実物版」を展示してる・・ぐらいに考えてもらった方がいいですね。

ちなみに五美大展は昔、上野の東京都美術館でやってて藝大の卒展と日程がかぶってたから、「五美大展は東京藝大、タマビ、女子美、東京造形、ムサビの展示」と思ってる方が多いけど、ここでの五美大は「東京の私立5美大」です。藝大ではなく日芸さん。


Q5.個別の学外卒展はやってないの?
例年やってるのは工芸工業デザイン学科と日本画ぐらい。去年は基礎デザイン学科もやってましたが、ムサビは学内卒展が中心なんです。
 
 
Q6.覚悟決めました。じゃ行くならいつがいいの?
来場者が多いのはやはり土日だけど、マニアックな見方をしたいのなら、手羽のオススメは木・金曜日。
というのも、油絵学科、彫刻学科、デザイン情報学科等多くの学科は卒展中に講評をやってて、それがだいたい卒展週の木曜・金曜だから、教員が学生さんにどんなことを指導してるのかをリアルに見ることができるんです。


  • 去年の彫刻学科卒業制作講評風景

木曜・金曜に講評を行う学科はこちら。
16日(木)終日 デザイン情報学科「最終審査会」@9号館地下・ゼロスペース・3〜4階、10号館111・116室、12号館地下
16日(木)9:00-16:10 彫刻学科「卒業制作講評会」@2・4号館
16日(木)9:30- 油絵学科 油絵専攻「公開講評」
17日(金)13:00-16:10 大学院彫刻コース「修了制作講評会」@美術館

確か工芸工業デザイン学科も木曜あたり講評やってた気がするし(違ったらすいません)、視デは土曜に非常勤の先生が回ってたりします。
その場でコメントして採点してるわけだから、これ以上オープンな審査はないわけで。
 
 
Q7.どんな格好でいけばいいの?
制服でも私服でもどんな格好でもいいけど、ひとつ言えることは「暖かい恰好で来てね」です。
「テラを一つ過ぎると1度下がる」という格言があって、中央線には「寺」がつく駅名が3つあり、高円寺→吉祥寺→国分寺なので都心より体感的に3℃ぐらい低いんです。手羽は23区民だけど学校に着くとほんと寒くて・・。
また、全体を見るとそれなりに歩くことになるので、ヒールやサンダルはやめときましょう。
 
 
Q8.時間がないから短い時間で見れる方法教えて
仕方ないなあ・・・。方法は4つ。
1つ目。
ムサビは正門から見て左側(2号館から6号館まで)に日本画や油絵、彫刻のいわゆるファインアート系、右側(7号館以降)にデザイン系の建物がまとまっている、という「ムサビの法則」があります。

なので、ファインアートに興味があれば左側優先、デザインなら右優先で行くと途中でタイムオーバーになっても興味ある領域はだいぶカバーできてるはず。
でも、2号館1階に空間演出デザイン学科が展示してたり、12号館に学科シャッフルの合同展示室があったりするので、あくまでも「基本的に」です。
また、ひとつの建物にまとまってなく飛び地が多いのもムサビの特徴で、視覚伝達デザイン学科が典型例。視デは正門入って右側すぐの10号館3階がメインフロアだけど、展示教室は8号館2階、8号館1階、10号館1階などに点在してるので、ほんとに「基本的に」です。

2つ目。
学科独自のパンフレットを現地で入手して効率よく回るか、事前に各学科が立ち上げてる特設サイトで興味のある作品をチェックしておくと時間短縮できます。

3つ目。
手羽がお客さんを短い時間で案内しなくちゃいけない場合、卒展全体を広く浅く味わってもらうために9号館地下展示室、美術館、12号館地下展示室、9号館1階ゼロスペースなどの合同展示スペースを中心に回るようにしてます。でもこれだけでも1時間以上かかるのね。
Q3で「フェルメール展が約50点、ムンク展が約100点、あいちトリエンナーレで80組」と書きましたが、さっきはスペース的問題として書いたけど、単純計算でその10倍以上の時間がかかるってことでもあるんですよ。
ストレートな美術館展示よりも「点在する地方芸術祭」のイメージに近く、満喫したい方は「昼からフラっと」ではなく、絶対に朝から来た方がいいです。多分午後から来たら1学科見て終わりになるはず。

で4つ目は、手羽が紹介する展示をチェックすることです(笑)
ムサビ卒展生で紹介してほしい展示があったら、教えてください。自薦他薦問いません。
明日以降紹介していきます。「手羽さんイケメン」と書いてあったらよりベター。希望者なかったら・・・勝手に紹介します(なんだそりゃ)
 
 
Q9.じゃ学科独自のパンフとWEB教えて。ついでにイベントも
学科別卒展パンフやWEBは基本的に各学科の学生による卒展実行委員が作ってるので、全学科にあるわけじゃありません。


  • 昨年度のムサビ卒展各学科パンフ

毎年作ってるのは視デ・基礎デ・芸文・デ情・映像。ファインアート系大学院(美術館展示)と建築学科はフロアマップみたいなものを配布しています。全部無料。ちなみに視デは毎年「これ、無料でもらっていいの?・・」と思うくらい立派なものを作ってます。

今日現在公開されている学科別卒展WEBやSNSを紹介します(ついでにイベントも)
視覚伝達デザイン学科卒業制作展2019特設サイト

●日時:1月18日(土)11:00-17:00
●会場:武蔵野美術大学 8号館308講義室
●第1部:
11:00 - 12:00 長尾重武賞 表彰式
●第2部:
13:00 - 17:00 修了制作優秀作品レビュー、卒業制作選抜講評会

建築学科は長尾重武賞の表彰式も兼ねています。
一度建築学科の選抜講評会を見たことがあるんだけど、先生の採点数も公開してて、かなりガチな講評会でした。
 

●日時:2020年1月19日(日) 13:00開演(12:30開場)
●会場:武蔵野美術大学 1号館103
●教員:原 研哉、小林 昭世、板東 孝明、菱川 勢一、柴田 文江、吉田 愼悟、田中良治、梅原 真(本学科客員教授)

基礎デは卒展中に一般公開型の選抜作品講評会をやってます。
特設サイトはこちら。
http://www.kisode.com/presentation2019/
https://www.instagram.com/kisodesign19/
https://twitter.com/kisodesign19

https://twitter.com/MAUapm_2019
https://www.facebook.com/geibun.sotuten.2019/
https://www.instagram.com/apmurakata2019/
芸文の面白いところは卒展の広報活動などを授業の一環で1,2年生がやっているところ。そうすることで卒業生の負担を軽減することもできる、と。
芸文はツアーもやってます。
■芸文卒展ツアー
●開催日:2020年1月17日(金)-19日(日)
●時間:11:00-11:40 / 13:00-13:40 毎日2回
●定員:15名(どなたでも参加いただけます)
*各回ツアー開始5分前に 武蔵野美術大学9号館5階 受付前にお越しください。


ちなみに芸文は今年が開設20周年なので、卒業生を対象とした
芸術文化学科設立20周年記念パーティ
を1月18日に行います。会費4000円。一度締め切られてるけどまだ追加申込可能とのことです。

https://twitter.com/DIDS19Official

デ情も卒業生対象のホームカミングをやってます。
HOME COMING DAY 2019 ウェブサイト
●日時:令和2年1月18日(土)13:00-17:00
●会場:9-410 ライブラリルーム(学科研究室の隣の部屋)


デ情といえば、デ情卒で現リクルートコミュニケーションズエグゼクティブ・クリエイティブディレクターの萩原 幸也くんがこういう企画をたてました。以下SNSから引用。
=======
【ムサビ関係の方へ】
売店 ベルハウスが50年の歴史に幕を閉じます。そこで簡単なセレモニーと、集合写真の撮影を有志で行います。以下の日時に集合を!是非よろしくお願い申し上げます。
1月18日(土) 14:30から
場所はベルハウスのカップ麺コーナー。
せっかくなんで久しぶりに集まりましょう。
=======

当日はシークレットゲストが予定されてます。みんな集まるんだっ!!
ちなみに幸也くんはムサビ校友会常任幹事で、つい先日ソーシャルクリエイティブ研究所の客員研究員にも就任しました。ムサビを愛する男4人衆の一人(他3人は長澤学長、手羽、今日が誕生日の中島信也さん)
 

twitterではこんな感じに作品が公開されてます。


もうすぐしたら上映タイムテーブルが公開されるかも。


その他の卒展関連イベントだと、
■油絵学科油絵専攻
●日時:1月16日(木)17:30- 「Opening Party」
制作者と直接話すことができます。2号館417教室(絵画組成室)にて行います。


■ムサビ学生広報局による学生相談会
●日時:1月18日(土)・19日(日)11:00-16:00
●会場:1号館3階小会議室
ムサビ生による相談のほか、学生自らが制作した学生生活や施設紹介のパネルを展示します。


空デはファッションショーやパフォーマンスのタイムテーブルを公開してくれるとすごく助かるんだけどなあ・・(ぼそっ)

てなわけで皆様のご来場をお待ちしております!!



以上、あきらかに今年度は卒展関連記事の公開プランを間違ってしまった手羽がお送りいたしました。いつもなら数回に分けて紹介してたけど、ムサビ卒展の開催日を1週間勘違いしてて、気が付いたのが先週・・・。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中