いつものように2週間に一度の美大ニュースまとめを書いてたら、「あれ。今回タマビネタが多いな・・」と気が付き、急遽手羽ブログ史上初めてとなる「タマビニュースまとめ」に切り替えました(笑)
実は最近の美大ネタまとめはタマビネタが増えてきてて、「タマビさんが以前よりリリースを配信するようになったのか、手羽のタマビアンテナが強くなったのか、どっちだろ」と思ってたところで。
まず最初はこれでしょ。
学事日程に書かれてたので薄々知ってたけど、正式リリースがでましたよ。
■卒業制作展で開学以来初めてとなる7学科合同の「選抜展」を1月に実施
これまでタマビは3月に学内卒業制作展を開催してましたが、今年はA日程・B日程と分け、A日程は2020年1月に日本画・油画・版画・彫刻・工芸・環境デザイン・情報デザインの7学科、B日程は3月にグラフィックデザイン、プロダクトデザイン、テキスタイルデザイン、芸術学、統合デザイン、演劇舞踊デザインの6学科と分けて卒展を開催することになりました。
数年前からタマビの先生たちがぞろっとムサビ卒展を視察にいらしてたんで「1月開催を検討されてるんだろうなあ。でもタマビは全学科一緒に変更できるのかな」とこっそり思ってたけど、まさか2期に分けるとは。
気を付けたいのは、これまで通り統合デザイン学科と演劇舞踊デザイン学科は1月に上野毛キャンパスで単独卒展・公演をやります。
■統合デザイン学科第3期生と大学院博士前期課程デザイン専攻(統合デザイン)1期生による卒業、修了制作展
■演劇舞踊デザイン学科 劇場美術デザインコース 映像美術ゼミ
■演劇舞踊デザイン学科舞踊ゼミ生による卒業公演
この2学科に関しては変わらず「全学的な学内卒展は八王子で3月、学科単独の学内卒展は上野毛で1月」ということですね。要注意。
ムサビの新学科もどういう方法で卒展をやるのか参考にさせてもらわないと。卒展は3年後だけど、大学院修了制作はもう来年度のことなんですよ。
展示ということだと、
■できごとのかたち
●会期:2019年12月21日(土・-22日(日)
●時間:11:00-19:00
●会場:アクシスギャラリー
●入場料:無料
情報デザインコースの1年生から3年生の作品課題展示が今日明日アクシスで開催されます。
今年のテーマは「探す」。
22日(日)は、MV監督・クリエイターで情報デザインコース卒の林響太朗さん、デザイナー ・造本家の梶原恵さん、新島龍彦さんをゲストにしたトークショーがありますよ。
てなわけで、ここから学生さんや学科の活動をまとめて紹介。
■参加無料! 新宿中央公園を約3,000個のキャンドルで彩る「Candle Night @ Shinjuku Central Park-クロス-」12/20(金)・21(土)開催
企画から、塗り絵シートなどのデザイン・製作、運営までをタマビ生が協力しています。
こちらは今日21日まで!(イルミネーションは25日までやってる)
■《「流行り」~その先をゆく人々~ 》「自分らしさ」をファッションで
慶應塾生新聞にタマビ生の加藤理子さんが紹介されてました。
加藤さんはファッションブランド「RICO」を立ち上げ、この夏には雑誌「ViVi」にも掲載される有名イラストレーターChiMyさん主催のイベントにも出展したんですって。
■青山ビジネススクール(ABS)専門科目「マーケティング演習Ⅰ」
情報デザイン学科の吉橋昭夫先生が青山ビジネススクール(ABS)のマーケティング演習授業で鉛筆デッサンを教えるという、ビジネスにクリエイティブ思考が求められてる今の時代を象徴するような風景。
でも、「なんでビジネスに鉛筆デッサン?」と理解できない人の方がまだ多いだろうなあ・・。
■本物さながらに紅葉する“落ち葉型ディスプレー”が開発される NIMS・早大・多摩美大の共同研究で
タマビ側は生産デザイン学科プロダクトデザインの濱田芳治先生と情報デザイン学科メディア芸術コースの久保田 晃弘先生による研究。
表示の維持に電力を必要としないから変色の途中でスイッチを切ったらその着色状態が保持されたり、逆向きに電流を流すと緑色に戻すこともでき、なおかつソフトディスクプレイだから切ったり、たわませたり、穴を開けたりもできるそう。
クリスマスイルミネーションにこの技術を使ったら、手羽が前々から感じてた「昼間の丸見えの状態ではみっともない」のが改善されるんじゃなかろうか。ミッドタウンさん、いかがですか?
「本物さながら」ってことだと、
■よ~く見て、ニセモノはどれ? 超絶“立体リアル刺繍”が「まるで間違い探し」
yacmiiさんはタマビ彫刻卒。石井厚生先生が恩師なんですって。
以前ほぼ日でも紹介されてました。
■yacmii という名の刺繍人 - ほぼ日刊イトイ新聞
てなわけで、ここから卒業生の活躍をまとめて。
■[議論]デザイナー深澤直人氏「働く幸せ、自分で決めよう」
卒業生でもあり統合デザイン学科教授でもある深澤先生。
■過去最大の「佐藤可士和展」、国立新美術館で2020年9月に開催
●会期:2020年9月16日〜12月14日
●会場:国立新美術館 企画展示室1E
ま、国立新美術館のロゴを作ったのも佐藤さんだから当然というか。
佐藤可士和さんがタマビグラフィック卒なのはいわずもがな、ですね。
■オスカー受賞に感じた戸惑い 「つみきのいえ」加藤久仁生が生み出した新たな表現
やはりタマグラ卒の加藤久仁生さん。
オスカーを受賞されてから、こんなに苦悩されてたとは・・。
■東京2020パラリンピック競技大会開会式、閉会式出演キャストオーディション募集要項|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
こちらもいわずもがなですが、ラーメンズの小林賢太郎さんはタマビ版画卒。
タマビの米山さんが「学生時代、将来ラーメンズになる二人が学内でコントをやってて、すごく受けてて悔しかった」とよく自慢してきます(笑)
■おやすみコロニー
●会期:2019年12月11日(水)〜2020年1月20日(月)
●時間:12:00-19:00(金・土20:00、1月4日[土]13:00開場)
●休場日:火曜日・年末年始
●出展者:江頭誠、緒方佳太、福岡美穂、プレ子
江頭誠さんは手羽が注目してるタマビ卒の作家さんでして。
タマビは、3331Arts Chiyoda内に「アキバタマビ21」というタマビ卒業後のキャリア形成支援(原則40歳未満)を目的としたオルタナティブ・ギャラリースペースを運営しています。
ちなみに馬喰町にあるムサビのgallery αMは、卒業大学・ジャンル不問のノンプロフィットギャラリー。そういう違いがあります。
これまでに1万5千冊以上の本を装幀されたきた菊地信義さんはタマビ中退。
ムサビOGの広瀬奈々子監督が菊地さんのドキュメンタリー映画を作りました。
あ、気を抜くとシレっとムサビの宣伝を入れてしまう悪い癖が徐々に出てきちゃう(笑)
■彫刻とジェンダー、美大の状況。 アーティスト・笠原恵実子インタビューシリーズ:ジェンダーフリーは可能か?(6)
タマビ卒の笠原先生はタマビ彫刻の教授です。
最後はこの方。
■「自分なら辞めてる」文化庁前長官 補助金不交付を問う:朝日新聞デジタル
青柳理事長。
以上、昨日はムサビの新理事長と学長がタマビ八王子を挨拶訪問させていただき大変お世話になりました、の手羽がお送りいたしました。
しかも道路がすいてて1時間早くタマビに到着してしまったそうで・・ご迷惑おかけしてすいませんでした・・。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。