【瓜芸らしさ】2022年度京都芸術大学 卒業展に行ってきた3

2023年2月22日(水)

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引き続き人間館A棟をみていきます。


  • 環境デザイン学科の展示がされてて


  • 大きな模型があちこちにありました


  • 人間館1階にはカフェ「BREATH KUA」

「京都芸術大学」を紹介する時、大階段の次によく使われる「ギャルリ・オーブ」。
ちなみに「オーブ」とはフランス語で「夜明け」「黎明」の意味。
 
今回の瓜芸卒展で「ある意味」一番気になったのはこれかな。

京都トリエンナーレ2023
最初は「へー。ちょうど京都でやってたんだね。東京にいるとそういう情報が入ってこないもんだなあ」と思ったのだけど、学内のあちこちにある作品とキャプションが見ながら「これはもしかして・・」と感じ始め、このテントで「なるほど。そういうことか」と気づきました。


ところで、人間館A棟はキャンパスに入って最初の建物であり、本部棟でもあって、そこかしこに「瓜芸さんらしさ」が出てました。


  • 最初の建物に警備室はよくあるけど「インフォメーションセンター」ってところが瓜芸さんらしい気遣い。お客さんからすれば最初にあってほしいのは警備室ではなく案内なわけで


  • これも本部棟1階という一等地だと普通なら「●●くん、研究室に来なさい」な連絡掲示板にしそうなところだけど、一等地だからこそ各学科が活動ポスターを張る宣伝コーナーにしてるんですね

地下1階にあるのが図書館機能を中心とした芸術文化情報センター。


  • 4年生が一番いる日が卒展だから、この日に「おすすめ求人閲覧会」を開催するのはうまいな、と

最後に2階へ行って広報の木原くんにお土産の東京ばななを渡す。
手羽「吉田大作さんにも渡しといて。ところで、このフロアっていろんな部署が集まってるの?」
木原「あ。こっちは全部通信教育の事務部です」
・・・え。この人たち全部?・・・これはかなわん・・。
 
てなわけで、瓜芸卒展潜入レポートは終了・・・・というわけにはいきません。
その1で紹介したキャンパスマップは実は上半分だけでして、

メインキャンパスの外にいくつか建物が点在してるんです。
こういう形の美大も珍しく、瓜芸さんが急激に成長した証拠かもしれませんね。

徒歩3分ぐらいの場所にあるのが創々館
1階は情報デザイン学科のフロアなんですが、2~4階は通信制付属高等学校の校舎でもあります。

もちろんこちらでも展示をやってました。

こっちは智勇館
やはり情報デザイン学科の建物で、通信教育のスクーリングでも使ってるのかな。


  • ビジュアルコミュニケーションデザインコースとイラストレーションコースが展示


  • 床が全部フローリングで木製ガラス戸なのが特徴。

「情報デザイン学科」だから、タマビの情報デザイン学科のイメージで最初見てたけど、どっちかというとムサビ視覚伝達デザイン学科の方が近いかも。視デから研究要素を外して、ビジュアル要素を強くした印象。
 
そして情報デザイン学科でも、

作品の販売をしてました。

キャンパス内でこんな張り紙発見。

開園110周年を迎えたひらかたパークと情報デザイン学科の産学連携プロジェクト
 
京都芸術大学の産学連携商品といえば、

UHA味覚糖株式会社、株式会社西利との共同開発で生まれた近畿地方限定「あじわいぷっちょ しば漬味」が有名で、今回職場のお土産に買って帰りました。

ただ、今年はこっちを買おうと思ってたんです。

これもUHA味覚糖株式会社さんとの産学連携商品で、キャンディのひとつひとつにクロステックデザインコースの学生さんによる恋の応援メッセージが書かれた「特恋ミルク8.2」です。何件かお店を探したんだけど全然おいてなかったんですよね。
と書いたら吉田さんあたりが送ってくれるかしら。
もう一押し必要かな。
 

京都芸術大学といえば、25日から東京でこの展覧会が始まります。
DOUBLE ANNUAL 2023 反応微熱 ーこれからを生きるちからー |京都芸術大学 東北芸術工科大学

●会期:2023年2月25日(土)~3月5日(日)*休館日:2月28日(火)
●時間:10:00~18:00 
●会場:国立新美術館3F 展示室3A
●主催:京都芸術大学
●協力:東北芸術工科大学


去年まで東京都美術館でやってましたが、今年は国立新美での開催。
しかもここが瓜芸さんらしいというか、五美大展と会期をぶつけてきましたぜ!
令和4年度 第46回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展

●会期:2023年2月25日(土)-3月5日(日)
●時間:10:00-18:00*入場は17:30まで
●休館:2月28日(火)
●会場:国立新美術館
●参加大学:多摩美術大学 / 女子美術大学 / 東京造形大学 / 日本大学芸術学部 / 武蔵野美術大学
●参加学科:日本画 / 油絵 / 版画 / 彫刻


五美大展は26日(日)14時から講堂で『制作者による、制作者のためのはなし』という各大学から選出された出品者5名とゲスト作家によるトークイベントをやってます。
また、25日(土)13時から近くの六本木ハリウッドホールで美大合同説明会をやってるので美大希望者の方はそちらも足を運んでみてください。


てなわけで、瓜芸卒展潜入レポートは本当に終了。

最後に以前は「上終町京都造形芸大前」だったバス停「上終町・瓜生山学園京都芸術大学前」をチェック。
あ、でも、
叡山電鉄「茶山駅」が「茶山・京都芸術大学駅」へ 4月駅名変更|鉄道チャンネル

叡山電鉄は4月から駅名を「茶山・京都芸術大学駅」にするそうです。
 

以上、翌日(2月10日)は東京が大雪になると聞き、

夜の京都タワーを見ながら急いで東京に帰った手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。