SICFとは、Spiral Independent Creators Festival (スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)の略称で、南青山にあるスパイラルが若手作家の発掘・育成・支援を目的として2000年から開催しているアートフェスティバルです。
公募によって選ばれた旬の若手作家による立体・インスタレーション、メディアアート、写真、絵画、ファッション、プロダクトデザイン、パフォーマンス等々ジャンル問わず、しかもトンガった作品を一気に見ることができ、なおかつ作家さんもその場にいるから、手羽はSICFをここ数年毎年チェックするようにしてます(さすがに全会期は無理だけど)。
■SICF16に行ってきた!!
■SICF17に行ってきた!
■SICF18に行ってきた!
■SICF19に行ってきた1
■SICF19に行ってきた2
■【これやん!】SICF20に行ってきた
■若きクリエイターを発掘するアートフェスティバル「SICF21」に行ってきた
SICFは「公募によって選ばれた」がポイントで、出展数だけなら他にも若手作家展覧会がいっぱいありますが、粒がそろってるからSICFは外れることが少なく、安心して見ることができるんです。
最近SICFから有名になる作家さんが多く、「これから売れそうな元気な若手現代美術作家をチェックするには?」と聞かれたり、若手職員さんから「どんな展覧会行った方がいいですか?」と相談されたら間違いなくSICFを勧めます。
ミッドタウンアワードやグッドデザインはデザイン・ラウンジがミッドタウンにあったんで宣伝してたけど、SICFは好きすぎて誰にも頼まれてないのに勝手に宣伝してます。
ミッドタウンさんは今年からタマビさんに宣伝してもらえば・・嘘です。まだ宣伝します。
で、今年秋に開催されるSICF22の参加クリエイター募集がスタートしました。
今回は、従来のブース出展形式「EXHIBITION」のほかに、展示販売を行なう新部門「MARKET」もおこなれるそう。
■SICF22 ENTRY
EXHIBITION応募概要
●会期:
・A日程 : 2021年9月18日(土)– 21日(火)[50組]11:00-20:00
・ B日程 : 2021年9月23日(木・祝)– 26日(日)[50組] 11:00-20:00
※各日程の初日、9月18日(土)と23日(木・祝)は13:00スタート。各日程の最終日、21日(火)と26日(日)は18:00クローズ。
※22日(水)は展示替えのためクローズ
●設営/撤去日時:
・A日程: 設営:2021年9月18日(土)7:00-12:30/撤去: 21日(火) 18:00 – 20:00
・B日程: 設営:2021年9月23日(木・祝)7:00-12:30/撤去:26日(日) 18:00 – 20:00
●ブースサイズ:幅1,650 x 奥行き1,650 x 高さ2,400 mm 展示壁の色:白
●出展料/4日間:¥47,000 (税込) [電源使用料] ¥11,000(税込) ※1日15Aまで
※出展料は審査を通過後、参加決定の際に振込み。応募は無料
●会場:スパイラルホール(スパイラル3F)
●顕彰:
・グランプリ:スパイラルでの個展開催(制作補助費50万円)、スパイラルウェブでの紹介、SICF22 Winners Exhibitionへの出展
・準グランプリ/各審査員賞/オーディエンス賞:SICF22 Winners Exhibitionへの出展
・ワコールスタディホール京都奨励賞:ワコールスタディホール京都での個展開催
SICF22 Winners Exhibitionへの出展
MARKET応募概要
●会期:
・A日程 : 2021年9月18日(土)– 21日(火)11:00-20:00
・B日程 : 2021年9月23日(木・祝)– 26日(日)11:00-20:00
※各日程の初日、9月18日(土)と23日(木・祝)のみ13:00スタート
※22日(水)は展示替えのためクローズ
※各日程30組を予定。ただし変更する場合があります。
●設営/撤去日時:
・A日程: 設営:2021年9月18日(土)7:30-11:00/撤去: 21日(火) 20:00 – 22:00
・B日程: 設営:2021年9月23日(木・祝)7:30-11:00/撤去:26日(日)20:00-22:00
●ブースサイズ:
・展示台(カウンター) :【A】幅 1,500 mm × 奥行き 600 mm × 高さ 900 mm 【B】幅 1,500 mm × 奥行き 600 mm × 高さ 700 mm※A, Bどちらかを選択
・展示壁 : 幅1,500 mm x 高さ2,400 mm
・展示台、展示壁の色:白
●出展料/4日間: 55,000 (税込) [電源使用料] ¥5,000(税込) ※1日5Aまで
※出展料は審査を通過後、参加決定の際に振込み。応募は無料
●会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
●顕彰:
・グランプリ:スパイラルでの個展開催(制作補助費30万円)、Spiral Online Storeでの作品販売、スパイラルウェブでの紹介、スパイラルでの作品展示販売
・各審査員賞/ベストセールス賞/オーディエンス賞:スパイラルでの作品展示販売
EXHIBITION、MARKETの応募受付期間や応募資格はこちら。
●応募受付期間
2021年4月1日(木)~2021年7月9日(金) ※日本時間20:00に締切
【WEB応募】応募フォームにて、2021年7月9日(金) 20:00まで受け付け
【郵送応募】応募フォーム登録後、2021年7月9日(金) までに審査資料必着
●応募資格
・国籍、年齢、作品ジャンル不問。
・EXHIBITIONは会期中、指定の期間に会場に常駐できること。
※EXHIBITIONA日程参加者は2021年9月18日(土)、19日(日)、B日程参加者は2021年9月25日(土)、26日(日)は常駐必須。
※MARKETは会期中4日間、会場に常駐できること。
・個人もしくはグループ。MARKETはプランド名やショップ名での出展も可。
・MARKETは作品を販売すること。
●応募方法:
応募フォームに作家・作品情報などの必要事項を登録し、展示プランや過去の作品画像などをWeb上にアップロードするか、SICF事務局に郵送。
手羽が勝手に要約してるので、詳細は必ず公式サイトをご確認ください。
かなり注目されてる展覧会だし、展覧会後の支援もスパイラルさんはしっかりやってくれるんで美大生にガンガン出展してほしいんだけど、選ばれても出展料約5万円は学生さんにはちと厳しいかもしれませんね。それが作品販売ルールなんだろうけど、クラウドファンド的なものがあればなあ。
東京4美大の学生さんで手羽好みの作品なら一人ぐらい手羽ちゃん賞で支援しても全然いいんだけど。
ちなみに審査員の皆さんはこちら。
■EXHIBITION 審査員
大巻伸嗣/美術作家|田中みゆき/キュレーター・プロデューサー|保坂健二朗/ 滋賀県立美術館ディレクター(館長)|加藤育子/スパイラル キュレーター
*その他、審査員は決定次第随時、お知らせ。
■MARKET 審査員
川渕恵理子/合同会社文化星人 代表|鈴木マサル/テキスタイルデザイナー|林口砂里/有限会社エピファニーワークス代表取締役・一般社団法人富山県西部観光社 水と匠 プロデューサー|西村直子/スパイラル 販売部物販課商品担当チーフ
大巻さんはミッドタウンアワードアート部門も審査員されてますね。結構応募者がかぶるんじゃないかしら。
ちなみに2020年開催のSICFは「SICF21」。
21は西暦下2桁ではなく開催回数「第21回SICF」という意味だから、これがいつもごっちゃになっちゃうんで「あえて1年休催して西暦と数を合わせてくれないかな・・」とこっそり思ってたんですよ。で例年GWにやってるSICF21がコロナで延期になり、「あ。このまま休止になれば手羽の夢がかなうかも・・」とほんと一瞬こっそりおもったけど、事務局が対策を取って秋開催にこぎつけました。あの動員数の展覧会を去年秋にやるって「絶対に見せたい」という強い気持ちがなければできなかったはずで、本当に感謝しています。「休止になれば」とか一瞬でも思った手羽のバカ。
以上、SICFはSpiral Independent Creators Festival の略だけど、文字が二つ同じのSFF(Student Freepaper Forum)だったり、3文字同じのICAF(Inter Collage Animation Festival)だったり、やはり3文字同じのSFC(湘南藤沢キャンパス)だったり、そのSFCがミッドタウンでやってるイベントがORF(Open Research Forum)だったり、ムサビ市ヶ谷ビルは以前SME(Sony Music Entertainment)の黒ビルだったり、ムサビの研究所はRCSC(Research Center of Social Creative)だったりで、英語略称がキャパオーバー気味な手羽がお送りいたしました。
もうSとかFを略称に使うの禁止っ!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。