【これやん!】SICF20に行ってきた

2019年5月2日(木)

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令和元年5月1日(水)。
「都心や赤坂方面は交通規制がかかってて大変だろうけど、渋谷方面なら大丈夫かな」と車でむかったら、代々木公園周辺がメーデーでおもっきし交通規制かかってた。そうか、今日はメーデーだった・・。

ぐるっと遠回りして向かった先は表参道。
どこに行ったかというと、

SICF20(第20回 スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)です。

SICFの詳細は以前書いたこちらの記事をご覧ください。
10連休の予定が決まってない?だったらSICF20に行くしかないっしょ! 【男女比率も調べてみた】
あ、上記記事で「招待券ほしい」と書いたら、本当に招待券送っていただきました。ありがとうございます!

旬の若手作家作品を一気に見れるので、この数年手羽は毎年チェックさせてもらってます。
どの会期にいくかいつも迷うのだけど、今年はA日程の初日に行くことにしました。


入口のしめ縄は、SICF2グランプリ受賞した空デ卒・月岡彩さんによる「晴門」

よく見ると、水引細工を組み合わせて作られてる。この作業、気が遠くなりそう・・。

Spiral 1FのMINA-TOでは、「MINA-TO Arts Marche vol.1 -SICF-」としてSICF過去出展者の「植物」をテーマにした作品が展示されてます。


  • 制野郁弘さんはムサビ卒。

そしてスパイラルガーデンでは昨年受賞者の展示「SICF19 EXHIBITION」が同時開催。


  • 大平真梨さん。しかし今回タマビ卒が多いなあ・・

こうやって過去受賞者に対しても手厚いのがSICF。

およ。「スパイラル」の意味がなくなるから、この場所で屋根があるステージって今までなかったんじゃないかしら。
「VR_I」 という企画で、モーションキャプチャを使って観客を仮想空間に引っ張り込み、「演者は踊る、鑑賞者は見る」という既成の概念を・・・と意味がわからない人はこちらの動画をご覧ください(説明あきらめた)



  • 西川千尋さん「LIVING FONT」。フォントを人の体の一部に見立てた作品


  • TETSUJIN - AUDIO VISUAL(髙橋哲人+モシ村マイコ)によるホウキギター。やりたかったけど子供さんが夢中で割って入れなかった・・

3階のスパイラルホールに到着。
では中に入ってみましょう。

SICFで写真を撮る時に困るのが、引きの空間がないんで全体像が撮れないこと(笑)
逆にSICFのいいところは基本的に作者がブースにいらっしゃることで、積極的に声をかけてくれます。手羽は「自分のペースで見たい派」なので、他の展示ではあまり声をかけてほしくないのだけど、なぜかSICFは別腹。

ザっと紹介していきますが、お名前が間違ってたらすいません・・記憶だけで書いてます・・。


  • こしかしこさん。作家さんに聞いた話だと、当日朝7時から設営開始なんだって。大変だ・・。

「韻をふむ」という作品・・・って、これ、
【聖地巡礼】第20回東京大学制作展 "Dest−logy REBUILD"に行ってきた
で見た作品だ。
ダメだよ、東大の人がSICFに乗り込んできたら(涙)


  • 吉田 茉莉子さんの作品。今年女子美を卒業された方ですね


  • 阿南有希くんの作品。

阿南有希くんの作品。
阿南くんはムサビ工デ卒で現在助手さんをされてます。
立体の人だと思ってたので作品では全然気が付かず、阿南くんから「今日は仕事ですか?」と声をかけてくれるまでわからなかった・・。
でも対象物のアウトラインをレイヤーで重ね合わせるのは立体でも平面でも共通してることかも。よーーく見るといろんな線が見えてきます。


  • 中野太超 さん。メインビジュアルにも使われてますね


  • que_M.A.さんの作品。


  • 奥山鼓太郎さんの作品。


  • 田羅義史さん。パッケージにそのまま樹脂を流し込んで固めたもの。いろんなメッセージがありますね


  • オオニシクルミさんの作品。虫眼鏡必須!


  • 望月佐知子さんの作品。紙っていいなあ


  • YokkePokkeさん。日本の民芸品・郷土玩具などがデザインされてる。単純に欲しい。


  • 波部圭亮さんの作品。ペットボトルに見えるけど、陶でできた一輪挿しです。


  • ひらのまりさんの作品。 ステンドグラスの手法で作られています


  • 赤木花さんの作品。


  • 橘川裕輔さんの作品。夜景専門の画家で「ブレイク前夜」でも紹介されてます


  • Tang Yayiさんの作品。

作品も素晴らしいけど、朝7時から設営で開場11時までにこの状態を作るって、かなり段取りができてないとやれないはず。すごいなあ・・。


  • 尾崎拓磨さんの作品


  • ムサビ生の泉里歩さんの作品。

泉さんは旅ムサビにも参加してるよく知ってる学生さんで、去年ミッドタウンアワード2018アートコンペも受賞しています。
カラフルな画面を想像してたけど、まさかの黒一色のボールペン画とは。
ちなみに六本木アートナイトでは、ボールペンでの公開制作を夜通しやるそうです。
泉 里歩 Street Art Performances「意味のある偶然の一致 公開制作」


  • 伊藤彩香さんの作品。


  • 池田千鶴さんの作品。手羽、こういうの好きです

A日程は、昔のような「こいつ、アホだ(笑)←誉め言葉」な作品が減った気もするけど、粒がそろってた印象でした。あの人とあの人は受賞しそうな気がする。
やっぱりSICFはチェックすべき展覧会ですな。


SICFは展示だけじゃなく、5月4日、5日はパフォーマンス部門「SICF20 PLAY」もあるし、
SICF20 × 向日葵設計 コラボレーション企画「オリニギリ」

折り紙の要領で「おにぎり」をつくり出すペーパークラフト「オリニギリ」が食べられたり、ホルベインさんのワークショップもやってます。

また今日5月2日は、

地下1階のCAYで、SICF受賞者が400秒でプレゼンをするSICF Winners Presentation, Powered by PechaKuchaがありますよ。
出演者は石川佳奈さん、(euglena)さん、西尾佳織さん、江頭誠さん、神楽岡久美さん、塩見友梨奈さん、石野平四郎さん、髙﨑紗弥香さんでMCは放送作家の倉本美津留さんだから絶対盛り上がるだろうなあ・・。

あ、倉本美津留さんを「放送作家」とだけ紹介するのはアレですね。
手羽も大好きだった番組「アーホ!」にかかわっていて(新しいやつ放送してくれないかしら・・)、現代アートを応援するサイト「これやん」を立ち上げたり、5月中旬には「パロディズム宣言」という本を美術出版社から出すそうです。
GWが暇な人はSICFへ行こう!!


以上、これだけ宣伝してるんだから来年は

この場所から撮影させてくれないかなーの手羽がお送りいたしました。
昔から憧れの場所なんです(笑)

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。