SICF16に行ってきた!!

GWも後半戦に入りましたね、の手羽です。といってもムサビはカレンダー通りなので明日明後日は通常授業ですが。

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手羽はデブ症・・じゃなくて出不精なんだけど、さすがに家でずっとゴロゴロしてるわけにもいかないので昨日は行きたいところを一気に回ってきました。

まずは、朝1で新宿バルト9へ
エレベータ降りると、目の前に神龍が!!

神龍にお願いすることは一つに決まってます。

ギャルのパンティ、おくれぇーーーっ!!
・・・元ネタ知らないとただの変態オジサン発言だな・・わからない人は「ギャルのパンティ ウーロン」で検索してください。

バルト9は「名探偵コナン 業火の向日葵」を見に来まして。
コナン映画初のアートミステリー。
ゴッホのひまわりがストーリーの中心になってるので、もちろん東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館も全面協力してます。
名探偵コナン「業火の向日葵」に協力しています! | 損保ジャパン日本興亜/
「へー、キュレータってこんな仕事もするのか(白目)」とか「アートミステリーとしては少し弱いなあ・・」とか「最近のコナン映画はダムが決壊したり大参事になりがちだなあ・・」とかいろいろ思うことはありますが、美大生、美大受験生は息抜きに見てもいいんじゃないかと。


そして新宿伊勢丹でやってる森本千絵さんディレクションの
goen° plant planet by 森本千絵|伊勢丹新宿
をチェックして、渋谷スパイラルへ。

目的はもちろん、次代を担うクリエーターの発掘・育成・支援を目的としたアートフェスティバル「SICF16」(第16回スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)!


旬の若手作家作品を一気に見れるので、毎年手羽はチェックさせてもらってます。
SICFは前半組と後半組に分かれて展示されるのでいつもどっちに行くか迷うのだけど、お世話になってる方が後半のB日程だったので最終日の昨日行ったと。


「数」であればもっと違うアートイベントや卒業制作展などもあるけど、審査員というフィルターが入った100組なので手羽にはちょうどよくて。
また、SICFは基本的に作者がブースにいるので作品のことを聞けます。
それでいて手羽が苦手な「作品の説明させてもらっていいですか?」な、絶対に「いえ。結構です」と言えるわけない作者が勝手に説明してくるる展示でもないので気が楽で。
「作者は作品をちゃんと説明しろ!」とおっしゃる方もいますが、手羽的には「作品で語れないのはどうなのよ?」であり、「ちょっとだまってくれない?聞きたければ聞くし」なんです。
「作者と会話したくなる作品」だとベストですよね。
ただ、せっかく出品者一覧ページがあるんだからfacebookでもtumblrでもいいから、ポートフォリオを公開しとくべきじゃないかとは思ってますが。


昨年の受賞作品も展示されてて、下写真左はムサビ空デ卒の長谷川依与さん、右側は去年グランプリの金沢美術工卒・山本優美さん。
二人とも「アーホ」で紹介されてたし、長谷川さんはこんなインタビュー記事が出てます。
アートを超える「アーホ!」のパワー 倉本美津留×長谷川依与|CINRANET


  • 長谷川依与さんの作品

  • 山本優美さんの作品。本物見れた!

  •  

誰の作品を見に来たかというと、ムサビデ情出身のタカハシカオリさんです。
タカハシカオリ
デザイン・ラウンジのイベントではいつもお世話になってまして。
あ、ムサビの人間なもんで、ムサビ関係者の紹介ばかりですいません(笑)

ファインアート系やインタラクション系の作品もあれば、クスっと笑えるものなど様々。
昔よりちょっとだけ作品がわかりやすくなってる気がしないでもないけど。

これはムサビ視覚伝達デザイン学科卒の小尾 真理子さんの作品。
小尾さんはMITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD2010で受賞してて、ずっと有毒生物をテーマにしてる。これって偉いよなあ・・。


夜チェックしたら、今年の受賞者が発表されてました。

SICF16 グランプリは、なんとムサビ空間演出デザイン学科卒の神楽岡久美さん!!
ムサビOGがやりおった!
おめでとうございます!

準グランプリが宮ヶ丁渡 さん(タマビの助手さんされてるのかな?)と上路市剛さん。

↑この作者ですね。

オーディエンス賞が関川こうじ関川こうじさん。
偶然なのか、みんなB日程組。確かに手羽も気になった作品ばかりでした。


「ムサビ生限定のSICFみたいなイベントやりたいなー。もちろん作品販売Okで」と思いながら、ちょっと歩いてビリケンギャラリーへ。


「マシーネンクリーガー」を知ってる人いるかしら?
イラストレーター・立体造形家であるムサビ日本画OBの横山宏さんがムサビで創部した「武蔵美美術部」の第二弾グループ展をやってたのです。あ、今日6日が最終日。


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美術部の手帖」に「ビリケン美術予備校」。
これで「クスっ」と笑えるかが、美大生とそうじゃない人の境界線かもしれません。

それにしても、写真でも横山さんの作品の密度の高さが伝わってきますね。
これがプロか・・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。