2023年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]に行ってきた【ファインアート系中心に】 #卒業修了制作展 #ムサビ卒展

2024年1月15日(月)

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ムサビ鷹の台卒展もいよいよ本日最終日!
 
2023年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]

●会期:2024年1⽉12⽇(⾦)-15⽇(⽉)
●時間:9:00-17:00(⼊場は16:00まで)
●会場:鷹の台キャンパス
●出展者:造形学部全学科・造形構想学部映像学科、大学院造形研究科全コース・造形構想研究科映像・写真コース
●⼊場無料・事前予約不要

クリエイティブイノベーション学科卒展は1/26(金)から市ヶ谷キャンパスで開催 
*駐車場はありませんのでお車でのご来校はお控えいただき、公共交通機関をご利用ください。
車で来校し近隣のコインパーキングで順番待ちをすることや、送迎等による近隣道路への駐停車は、交通の妨げになり、近隣住民の迷惑にもなります。

 
日曜の手羽は高校生向けの全体ガイダンスを3回やってまして、

ガイダンスの間を使って、見逃してた建物を小分けに見てきたので、それを今日をレポートします。
 
ようやく全部そろったのでまずはこれから。

これが各学科が作ってる卒展パンフレットです。
上段左から教務チームが作ってる大学全体のパンフレット、視デの卒展案内パンフ、視デの作品集、下段左から基礎デ、芸文、デ情、映像。
視デの作品集ですが「展示前に作品の写真を載せる」って印刷スケジュールを考えるとかなりすごいことなんすよ。かつ「こんなハードカバーの分厚い冊子を無料でもらっちゃっていいの?」と「さすが視デ」と思えるレベルのもので、これを学生さん達がお金を出しあって作ってるっていうんだから、もらうのが忍びなくて・・。
またデ情はちゃんと袋も卒展用に作ってる気配りが素晴らしい。
 
 
じゃ行きましょ。まずは2号館。

2号館は通常時だと油絵学科、グラフィックアーツ専攻、彫刻学科が使ってる建物ですが、卒展の時はいろんな学科が混じりあってます。
上記作品はデ情だったかな。


  • なんとなく彫刻学科は具象アプローチの作品が前よりも増えたような気がする

2階は普段だと講義室だけど、

映像学科が展示・上映しています。

あちこちうろつきまわってると、

いつも以上に巡回してる守衛さんとちょこちょこすれ違います。
通常時の倍の人数を配置されてるそう。

「見てるぞ!」ってことですね。
 
続いて4号館。
油絵学科油絵専攻・版画専攻(グラフィックアーツ専攻)、彫刻が展示しています。

写真右側をよーく見てもらうとわかりますが、4号館は横でつながってるんですね。
なので、例えば第3螺旋階段から上がって207から212まで一気に見て第4螺旋階段から降りると、階段の上り下りを減らせて楽です。

やっぱり気になったのはこの作品。
為替レートと同期して円の価値が下がるとその度に硬貨が落ちてくる「空からお金が降ってくる」という作品。
動画で見てください。

本物の小銭です・・。
 

ちなみに

4号館下のこれは作品ではなく、教材室が管理してるモチーフの植物です。すくすく育ってます。


隣の5A号館、5B号館へと進みます。

5A号館のほとんどは日本画学科で、1階の一部を版画専攻が展示してます。
 
次の5B号館は油絵学科油絵専攻の展示会場で、1つの建物を1学科で使ってるのは実は5B号館だけじゃないかしら。

個人的に一番感動したのは、

展示壁面を全部施工してた教室。
大学が用意した展示パネル以外を使う場合は「自腹施工」となるんですが、すごく丁寧に壁を作っていて、このレベルでやった油絵学科の作品は今までなかったと思います。
卒展は作品の他に会場空間の気配りも必要なので、来年卒展をやる学生さんは作品材料費以外に展示台等を作る費用もちゃんと計算しといた方がいいですよ。
 
続いて第2校舎。

図書館裏にあるんで、気が付かない人の方が多いかもしれません。
でも毎年とんがった作品が多いのが第2校舎なので必ず手羽はチェックするようにしてます。

パフォーマンスもやってたそう。見たかった・・。

で、第2校舎から

図書館との狭い隙間を通って、

課外センター展示室。油絵学科の展示。
 
ここから12号館に向かいます。

12号館は映像学科のメイン建物で、1階のこの作品も映像学科。
プロジェクションマッピングが効果的に使われてました。
これも動画を撮ってきたのでご覧ください。

ほんと動画が下手ですいません・・・本物はもっとすごいんすよ。


  • 1階のビデオアトリエ


  • 中央階段にも作品が展示されてます

「ムサビの卒展は廊下やトイレや、あらゆる場所で展示してる」と何度も書いてきましたが、典型例はこちらですね。


  • 普段は機材庫として使われてる部屋も


  • こんな感じに。

これでだいたい全部の建物を見れたかな。

午後は1号館1階103講義室で、

基礎デの選抜プレゼンをやってたり、夕方になると

中央広場では空デのパフォーマンスをやってたり、さすがに日曜は人が多かった。
 
ミニオープンキャンパスin卒展絡みだと、

1号館大会議室でやってた個別相談会は常に埋まってる状態だったし、

ムサビ学生広報局がやってた学生ツアーもたくさんの方にご参加いただきました。ありがとうございます!
ムサビ学生広報局はX(旧Twitter)で卒展裏話も連載してて、
学生「手羽さん、私達頑張ってるでしょ?」
手羽「ま、手羽の方が頑張ってるけどね」
と大人げないやり取りをしたり。

大学公式インスタでも会場の様子をちょこちょこあげてるので、チェックしてみてください。
 
ちなみに校友会長もXで丁寧にムサビ卒展を紹介してくれてます。


手羽ブログよりわかりやすい。


さて本日鷹の台卒展は最終日。
学生さんは夜から撤収が始まるから、最後まで気を抜かずに頑張ってね。
無事に終えましょ。


以上、

ムサビで待ってます!、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。