ゴールデンウイークが近づいてきて、「コロナも明けたし、せっかくの大型連休だし、何しようかな・・」と悩んでる人も多いのでは。
新入生・新社会人は慣れない環境での1か月だったからゆっくり休養を取るのもいいけど、展覧会で気持ちを入れ替えるのもひとつの手。
というわけで、ゴールデンウイーク中に開催してる手羽のおすすめ展覧会を紹介します。
まず最初はなんといってもこれでしょ。
というかこれを紹介するために記事を書きました。
南青山にある複合文化施設「スパイラル」が若手作家の発掘・育成・支援を目的として2000年から開催しているアートフェスティバルです。
■SICF24(第24回スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)
●会期:
A日程|2023年5月2日(火)−4日(木・祝)
B日程|2023年5月5日(金・祝)−7日(日)
●時間:11:00−19:00
*各日程の初日は13:00スタート。
*各日程の最終日は18:00クローズ。
●会場:3Fスパイラルホール
●チケット:イープラスにて事前予約
[一般]800円(税込)|[学生]無料(要学生証提示、SICF公式SNSに「いいね!」「フォロ ー」で無料)
*会場での当日券購入も可能
公募によって選ばれた旬の若手作家による立体・インスタレーション、メディアアート、写真、絵画、ファッション、プロダクトデザイン、パフォーマンス等々ジャンル問わず、しかもトンガった作品を一気に見ることができます。
「SICFの特徴は?」と聞かれたら、私は「受賞者へのその後のフォローが手厚い」と真っ先に答えますが、それ以外だといくつかあり、一つ目は「基本的に作家さんがブースにいる」。
この人数の展覧会では、作家さんがべったりいることはあまりないんです。
手羽は作品見てる時に声をかけられるのが苦手なタイプなんですが、SICFではなぜか別腹で、作者さんと声をかけられるとなぜかワクワクしちゃうんですよね。
なのでSICFをここ数年毎年チェックするようにしてます(さすがに全会期は無理だけど)。
■SICF16に行ってきた!!
■SICF17に行ってきた!
■SICF18に行ってきた!
■SICF19に行ってきた1
■SICF19に行ってきた2
■【これやん!】SICF20に行ってきた
■若きクリエイターを発掘するアートフェスティバル「SICF21」に行ってきた
■若きクリエイターを発掘するアートフェスティバル「SICF22」に行ってきた【五美交展も】
■若きクリエイターを発掘するアートフェスティバル「SICF23」に今年も行ってきた!
また、SICFは「公募によって選ばれた」もポイントで、出展数だけなら他にも若手作家展覧会がいっぱいありますが、粒がそろってるからSICFは外れることが少なく、安心して見ることができます。ファインアート系だけじゃなくデザイン系や工学系の出展者も多く選ばれるようになり、最近SICFから有名になる作家さんが多いです。
体感的に2年後ぐらいの他の展覧会や受賞展で「あ。この人SICFに出してた人だ」率が高い。
なので「これから売れそうな元気な若手現代美術作家をチェックするには?」と聞かれたり、若手職員さんから「どんな展覧会行った方がいいですか?」と相談されたら迷わず手羽はSICFを勧めるようにしてます。
今年の出展者と作品紹介はこちらをご覧ください。
■SICF24|出展者作品紹介
手羽からのアドバイスですが、「友達が出展する」「気になる作家さんが出てる」と聞いて初めてSICFへ行く人は、A日程かB日程かちゃんと確認していきましょう。
というのも、各日程は3日間しかやってないので、知り合いが出してるっていうんで行ってみたら、違う会期日と作品入れ替え日に行ってしまったことがあって(涙)
「SICF初心者あるある」です。
また、1FのスパイラルガーデンではMARKET部門が同時開催されます。
●会期:
A日程 : 2023年5月2日(火)− 4 日(木・祝)11:00 − 20:00
B日程 : 2023年5月5日(金・祝)− 7 日(日)11:00 − 20:00
●会場:1Fスパイラルガーデン
●入場無料・予約不要。
工芸・クラフト、アクセサリー、プロダクト、ファッションなど生活を豊かに彩る作品の展示販売で、こちらは入場無料・予約不要なので気楽にみれますよ。
一般の方はもちろんですが、美大生にとっては「同世代でこんなに頑張ってる人達がいるの?」「工学系出身だけどアート作品を作っちゃうわけ?!」と視野を広げることができるし、ムサビのCIやCLの学生さんで「これまであまり美術に触れてこなかったけど興味がある。でも美術館へ行くのはは・・」という方にはハードルの低い展示だと思います。
ぜひ!!
・・・すんごく広告記事っぽくなったけど、一銭ももらってないです。そろそろメディア扱いでチケット一枚くらいくれないかな・・・(ぼそっ)。
ここからは手羽がGW中に見に行きたいと思ってる展覧会を7つまとめて紹介!
■知られざる文具アートの世界|高島屋
●会期:2023年4月26日(水) → 5月8日(月)
●会場:日本橋高島屋S.C. 本館8階催会場
●入場時間: 午前10時30分~午後7時(午後7時30分閉場)
※最終日5月8日(月)は午後5時30分まで(午後6時閉場)
●料金:一般1,000円/大学・高校生800円/中学生以下無料
知ってる若手美大OBOGの名前がチラホラ。
●会期:2023年4月15日[土]─ 6月18日[日]
●会場:東京オペラシティ アートギャラリー
●時間 11:00 ─ 19:00(入場は18:30まで)
●休館日:月曜日(ただし5月1日は開館)
●入場料:一般1,400円[1,200円]/大・高生800円[600円]中学生以下無料
●会期:2023年3月3日(金)~6月25日(日)
●時間:10:00~19:00(入場は閉館の30分前まで)
●休館日:火曜日
●会場:21_21 DESIGN SIGHT
●入場料:一般=1,400円|大学生=800円|高校生=500円*中学生以下無料
21_21 DESIGN SIGHTの展示会期が長いので「今度でいいか」と思ってたら見逃しちゃうんですよね・・。
●会期:2023.4.18 火 - 5.27 土
*日曜・4月29日(土)〜5月7日(日)休館
●時間:11:00a.m.-7:00p.m.
●入場無料
*5.11木はギャラリーツアー準備のため、6:30p.m.で閉館。
あ、連休中は休館だ・・。
●会期:2023年3月19日(日)〜 7月23日(日)
●休館日:月曜日(7/17は開館)
●時間:11時より19時まで
●入場料:大人 1,500円 / 大人ペア 2,600円/学生(25歳以下)・高校生1,300円 / 小・中学生 500円
●主催 / 会場:ワタリウム美術館
前から気になってる展覧会。
●会期:2023年4月22日(土)~6月11日(日)
●時間:10:00~17:00(最終入場16:30)
●会場:金津創作の森美術館 アートコア・野外
●休館日:月曜日
●観覧料:一般 600円(400円)、65歳以上・障がい者 300円、高校生以下 無料
後輩というか知り合いの展示だけど、若手彫刻作家で、これだけのスペースを一人で展示することってそうそうないんですよ。
ちょっと遠いけど、どっかのタイミングで行ければと思ってます。
最後はムサビの展覧会。
■ツナガルカカワル循環型社会展 ― 長浜の昔の生活から見つけた未来へのヒント―
●日時:4月25日(火)~4月28日(金)10:00〜20:00
●会場:武蔵野美術大学 市ヶ谷キャンバス 2F
●主催:武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所、株式会社日立製作所
●参加費入場無料
CI学科や大学院CLコースの受験を考えてる高校生もぜひ!
受験生にぜひだと、
■2022年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作 優秀作品展
●会期:2023年4月3日(月)-5月4日(木)
●時間:11:00 - 19:00
*土・日曜日は10:00-17:00
●休館日:水曜日※5月3日(水・祝)は開館
●入館料:無料
●会場:武蔵野美術大学美術館全館
卒業・修了制作優秀作品展は約100名の受賞者の作品や研究成果を学科やコースを越えて一堂に展示する、1967年から展覧会です。
平日は19時まで、なおかつ日曜祝日に開館してる学内美術館って実は珍しいんですよ。
受験生はもちろんですが、まだ見てないムサビ生は絶対に見ておいた方がいいです。
以上、ゴールデンウイーク中はカレンダー通りの手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。