【職員紹介vol.1】大学職員になろう7

2022年6月2日(木)

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大学職員・美大職員についてシリーズで書いています。
これまでの話はこちら↓
【実は隠れた人気業種】君も大学職員になろう1
【美大卒美大職員は意外と少ない】君も大学職員になろう2
【美大職員に美術の知識は必要?】大学職員になろう3
【美大の事務組織編】大学職員になろう4
【ムサビ職員になろう】大学職員になろう5
【先輩職員のコメントから】大学職員になろう6

学校法人武蔵野美術大学が専任職員(新卒)を募集中です。
専任職員募集(新卒採用)|マイナビ2023
採用エントリー〆切は明日6月3日(金)17:00。もう迷う時間はない!!


今回で大学職員になろうシリーズ2022はラスト。
最後に何を書くかは、実は最初に決めてました。

タマビさんのマイナビ職員募集(募集は終了しています)に、職員紹介ページがあって、3人の先輩職員がコメント書いてるんですよ。

特に広報の平澤さんとはいつも連絡取り合ってる仲なので、すごくうらやましくて。
でも採用担当の木反橋くんに「オレにも書かせろ!」と言ったら「手羽さんを前面に出したら応募者が減る」と絶対に言われるのはわかってる。


てなわけで、勝手に職員紹介vol.1(2はありません)をお送りいたします。

● 職員紹介
手羽イチロウ
学生時代の専攻は、造形学部彫刻学科。
現在、大学企画グループ広報チームに勤務。
6月1日付で人事異動が発表され、教学企画チームリーダーも兼務することになりました。
(結構な重大発表をあっさり)

 
● どのような仕事をしていますか?
広報チームの仕事は、本学のブランドイメージや情報を正しく、なおかつよりよく伝えることです。
そのために全国の高等学校や予備校を訪問し、武蔵野美術大学の魅力を伝える仕事をしています。
とくに高校ガイダンスや進学相談会(※)は春から秋にかけて全国で開催されるので、この時期は他部署に比べて外勤や出張が多いことも広報チームの特徴の一つ。手羽もこの夏は沖縄、熊本、愛媛、香川へ行くことになってます。
※進学相談会とは?
 日本全国で開催される会場形式のイベントです。大学側はブースを設置して、来場者(高校生、保護者、教員)からの質問を受けたり、作品の展示をしたりします。首都圏の開催が多いですが、札幌や名古屋、大阪、広島、福岡など、各地の大都市でも例年開催しています。相談会要員は広報チーム・入試チームが中心ですが、若手職員を中心とした募集広報プロジェクトチームに声をかけてサポートしてもらうこともあります。

最近はオンライン進学相談会や説明会も頻繁に開催しており、オンラインならではのコンテンツを提供しています。(下写真はオンライン受験生保護者説明会の様子)

また、オープンキャンパスなど学内で開催される大型の学生募集イベントの運営も広報チームの業務だし、発信する相手は高校生だけじゃなく、学内の学生や教職員、在学生保護者、いわゆるステークホルダーも対象で、今は「インナー広報」も広報チームの大事な仕事になっています。
つまり、「学内外にムサビファンを増やす」が広報チームの最大のミッションだと思っており、そのためにいいところも悪いところも含め、自分がムサビや美大を好きじゃないといけない、と思いながら仕事をしています。


  • 卒展のキャンパスツアーでお客さんをほっぽり出して楽しむ手羽の図

 
● 仕事のやりがいは何ですか?
様々なイベントやガイダンスの中で、高校生や保護者、教員の方に満足してもらえたときです。プレゼンしながら相手の目の色が変わる瞬間ってのを何度も見ていて、それが一番嬉しい時であり、やっててよかったな、と感じる瞬間です。
でももっとわかりやすい説明があるはずで、大学や教育業界、美術・デザイン業界、そしてムサビのことについてさらに理解を深めて、皆さんに満足していただけるよう努力していきたいです。

 
● 就活生の皆さんへのメッセージ
昨日発表されたこちらのデータをご覧ください。
2033年の18歳人口12.7万人減、リクルート進学総研


大学職員であれば誰もが知ってるデータなんですが、18歳人口は1度2024年に底をつき、いったん少し増加したら、そこから転がるように減り続け、2033年には今よりも12.7万人減少します。
でも実は東京と沖縄は増えます。といって大丈夫なわけなく、関西の大学が関東圏受験生に対し、さらにえげつないアプローチを行ってくることは目に見えてます。

あきらかに先が見えてる職業だけど、それでも大学職員になりたいですか?その理由はなんですか?
大学職員になったら、あなたが今やるべきことはなんだと思いますか?


これをじっくりと考えておいてほしいと思ってます。
面接でも多分聞かれるはず。定型フレーズの「将来のクリエイターを支援したいから」で終わるのではなく、もう少し自分の言葉を加えてほしくて。
また就活の時だけじゃなく、入職後も常に考えることになるはずです。
厳しい時代に現状維持を死守する政策を取るべきか、攻めの改革を行うべきか、どっちが正しいのか正直私もわかりません。てか誰もわからないはず。「改革」って響きはいいのだけど、その前にやるべきことがあるんじゃね?って意見ももっともだし。
どちらにしろ今は昔以上に「自分事」として考え実行するチャンスがいっぱいあるわけで、ぜひ「覚悟」して大学職員、 美大職員、そしてムサビ職員になって、新たな美大の在り方を社会へ一緒に投げかけていきましょ!


終わり。



以上、


  • 東京オリンピックトーチを持ってはしゃぐ手羽の図

こんな写真ばかりだけど、い、いつも遊んでるわけじゃないっすよ、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。