【ホーランと星野源】「アンテナを張る」ということ。

2021年5月20日(木)

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2週間前、1号館下にポツンとレッドコーンが置かれました。

これを見た瞬間に手羽は「おっ!来た来た!!(嬉)」と静かに興奮。

メインストレートのど真ん中に何の説明もなく置かれてるんで、「なんか邪魔だなあ」ぐらいな認識の学生さんや教職員もきっといるはず。いや、勉強や仕事に追われてる人はこのレッドコーンの存在さえ気が付いてないかもしれません。

でもこれは「やさしさのデザイン」なんです。
スマホばかり見てないで、顔を上げないと理由はわかりません。

これでわかるかしら?

ツバメさんが軒下に巣を作ったんです。
(厳密には「過去のツバメさんが作った巣を補修して使ってる」ですが)
フン落下注意喚起のために施設課スタッフがレッドコーンを置くんで、この場所のレッドコーンを見ると私たちは「おっ!この季節が来たか!今年こそは!!」と感じるのです。

というのも、昔は毎年のようにここで雛が育ってたんだけど、この3年ぐらいはなく。2年前は巣を作りかけてたんだけど途中で壊れちゃったんですよね。
「最近のツバメは巣作りが下手になった」と専門家が言ってたっけ。専門家って、毎年この巣のお世話をしてるうちにツバメに詳しくなった施設課長だけど。
 

手羽「もう卵はあるんですかね?」
施設課長「ツバメって1日一個しか卵産まないらしいよ」
手羽「へー」
施設課長「で全部産んだらホーランを始めるんだって」
手羽「へー」

・・・ほ、ホーラン?!
帰ってグーグル先生で調べたら「抱卵」で、卵をあたためることを抱卵というんですって。この年になって覚えた単語だから、嬉しくて無意味にホーランホーラン言うとります。
ちなみに巣なんてもっとひっそりした場所に作った方がいいように思うじゃないですか?
ツバメがあえて人の往来がある目立つところに巣を作るのは、人をガードマン代わりにしてカラスが巣に近づきにくくするためなんだって。あああ。どんどんツバメ豆知識が増えていく。


そして先週末から

抱卵が始まりました。オスとメスが交代でずっと抱卵し、2週間ぐらいで孵化するらしいです。
でも以前、雛が巣から落ちたことがもあるんで、巣立つまでは気が抜けません。
これは2014年の様子↓


  • 撮影:手羽イチロウ

この年は4匹かえったんだけど、大きくて今にも落ちそうで、施設スタッフが落下キャッチ板を取り付けてました。しかし比較すると2014年の時より巣が小さいなあ・・・心配で心配で総務グループ長補佐権限で、WEBカメラを取り付けたいぐらいなんだけど。
ちなみに「人の匂いがついた雛を親鳥は育てない」て説があるけど、鳥は嗅覚が発達してないんで、そんなことはないらしいです。どんどんたまるツバメ雑学。


さて、ここからが本題です(えっ)
実は昨日までやってた「君も大学職員になろう」シリーズの続きだったりします。

ムサビのマイナビページ「先輩社員にお話を伺いました」で、去年入職の塩山さんがこう語っています。


  • まさかの2日連続の登場。

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Q 新しい仲間に期待することはなんですか?
様々なことにアンテナを張り、お持ちのスキルを活かした活躍をして欲しいですね。
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「様々なことにアンテナを張る」って、例えば社会のことや他大学のことを常に調べる感じがありますよね。手羽も美大のことをアンテナ張ってチェックしてて、例えば
起業家がつくる新設高専に寄付12億円……“神山まるごと高専”財団、カリキュラム概要を発表|BUSINESS INSIDER

この記事なら普通だと「起業家が徳島につくる新設高専」「寄付12億円」「Party代表の伊藤直樹さん」が注目されるんですが、手羽アンテナ的には「京都芸大教授の伊藤直樹氏が就任」しか目がいきません。
ここが京都市立芸大と瓜芸の裁判の焦点になってるところで、京都芸術大学教授の伊藤さんは絶対に「京都芸大教授」と言われちゃダメだから瓜芸はすぐに修正指示しないといけないし、京都市立芸大は修正される前にこの記事をキャプチャ保存すれば証拠書類になるね、とそういう視点でアンテナが反応しちゃうのです。実際はそこまで騒ぐことでもないのかな?


で、そういうアンテナを意識高めに張っててほしいのは確かだし、新人さんにもそう伝えてるんだけど、「一緒のチームで仕事をしたい人」ってことであれば、なんてことはない日常の中で「ん。突然置かれたこのレッドコーンはなんのためにあるんだろ?」と感じ、上を見て「あ。ツバメの巣だ!」と気が付けるような人がいいなーと思ってます。
広い意味ではこれも「アンテナを張る」だけど、少し違う、なんだろ、「機微を感じられる人」「変化に興味を持てる人」てことかな?
手羽も「察しない、空気読めないやつ」とよく言われるけど、少なくとも2週間前からあんな目立つ場所に置かれたレッドコーンの存在に全く気が付かない(気が付けない)人って、多分つまらない日常を過ごしてる人なんじゃないかしら。

というわけで、「君も大学職員になろう」2021シリーズはこれでほんとに終わり。


以上、星野源といえば
大原大次郎と星野源のほうかご会議 -少年タイポ編-

約10年前ぐらいの芸術祭に「SAKEROCKの星野源さん」として来てて、芸祭パンフにも出てたね、の手羽がお送りいたしました。

奥さん「日本人男性全員はガッキーが好きなんじゃないの?」
手羽「自分は長澤まさみの方が好きだけど」
奥さん「今、そういう本音聞いてないから。ほんとあんた、察しないよね」
と無駄なやり取りが昨夜あったことも報告しておきます。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。