手羽が毎年楽しみにしてる展覧会がいくつかあるんだけど、こちらもそのひとつ。
次代を担うクリエーターの発掘・育成・支援を目的としたアートフェスティバル
■SICF21(第21回 スパイラル・インディペンデント・クリエーターズ・フェスティバル)
●会期:
・A日程 :2020年9月19日(土)13:00-19:00、2020年9月20日(日)11:00-19:00
・B日程 :2020年9月21日(月・祝)13:00-19:00、2020年9月22日(火・祝)11:00-19:00
※A日程 42組、B日程 43組。出展者は変更する場合があります。
※各日程ともに2日間ずつ
●会場:スパイラルホール(スパイラル3F)
●入場料:[一般] 700 円[学生]無料(要学生証提示、SICF公式Facebook・Twitter・Instagramのいずれかに「いいね!」「フォロ ー」で無料)
※事前予約制。入場日時を指定し、Peatixより、チケットを購入してください。
Spiral Independent Creators Festival、略してSICFです。
SICFは、東京・南青山にある「スパイラル」が若手作家の発掘・育成・支援を目的として2000年から開催しているアートフェスティバル。
公募によって選ばれた旬の若手作家による立体・インスタレーション、メディアアート、写真、絵画、ファッション、プロダクトデザイン、パフォーマンス等々ジャンル問わず、しかもトンガった作品を一気に見ることができるので、
■SICF16に行ってきた!!
■SICF17に行ってきた!
■SICF18に行ってきた!
■SICF19に行ってきた1
■SICF19に行ってきた2
■【これやん!】SICF20に行ってきた
SICFだけはここ数年毎年チェックするようにしてます(さすがに全会期は無理だけど)。
例年だと5月の連休時期に開催されるんですがコロナの影響で延期になり、「結構SICFは密になるから今年の開催は見送る方向だろうなあ・・・ま、それも仕方ないか・・」とちょっと思ってました。でも対策を取って開催を選択していただいたことにほんと感謝してます。
ほんの少し、ほんの少しだけ、「1回開催中止にしたら2021年のSICFはSICF21になって、開催数と年が一致するから、それはそれでありかも」と思ったりもしたけど。
SICFは「公募によって選ばれた」がポイントで、出展数だけなら他にも若手作家展覧会がいっぱいありますが、粒がそろってるからSICFは外れることが少なく、安心して見ることができるんです。
ここで手羽からのアドバイス。
「友達が出展する」「気になる作家さんが出てる」と聞いて初めてSICFへ行く人は、A日程かB日程かちゃんと確認していきましょう。会期を「2020年9月19 日(土)~22日(火・祝)」と表記する場合があるけど、各日程は2日間しかやってないんですよ。
手羽も知り合いが出してるっていうんで行ってみたら、違う会期日だったり作品入れ替え日に行ってしまったことが昔あって。「SICF初心者あるある」です。
そういうのがなければA日程・B日程両方行かれることをおすすめします。
おっと、それと今年は事前予約制なので、事前にこちらから入場日時を指定して、チケットを購入してください。
また作家さんがブースに常駐してるから、直接作者に話を聞けるし、積極的に声をかけてくれるのもSICFのありがたいところ。手羽は「自分のペースで見たい派」なので、他の展示ではあまり声をかけてほしくないのだけど、なぜかSICFは別腹で。
出展者はこちら。
A日程[9月19日、20日]
IVAAIU City | 井階麻未 | imetaso | A++ | 海老原梓 | オオタキヨオ | 大見川竜一 | オカヤマナナミ | オギハラ フウカ | Oku Project | 我楽 | KAE TAKECHI | kajumin | Kamihasami | 神山朝人 | カモコラージュ | 黒岩まゆ | konohana | 坂間真実 | 佐藤薫 | さんにん | 鈴木貴雄 | タシロサトミ | 只友眞人 | 田中祐来 | タニグチカナコ | ツカノマ/ナカダマコト | 中西彩 | 西口顕一 | はしのちづこ | 樋口紗也香 | 平田梨華 | 藤田淑子 | Paper Parade | ヘルミッペ | MANAMI SAKURAI | 美貴惠 | 村松錬 | 森隆太 | 矢口由奈 | 山田サトシ
B日程[9月21日、22日]
安里槙 |ayâme(アヤーム) | 五十嵐桃子 | 石川達哉 | 伊森凱晴 | 植竹雄二郎 | 榎本マリコ | Ouma(オーマ) | 小形麻依 | 岡谷祥平 | オノ夏キ | 恩堯 | 加藤雅貴 | 川島大和 | 清川漠/久保真理子 | 小泉ナリ | 四方花林 | 清水伶 | 鈴木ゆりあ | Team AstroIkebana | 千葉洸里 | 千葉瑞希 | 蔦本大樹 | 永島顕子 | 中村直人 | 中山佳保子 | 西門拓海 | 野々村哲弥 | hArch | 馬部ほなみ | 藤沢恵 | 藤沢康人 | 水落大 | 宮川慶子 | mumea | 村山大明 | 目黒芳枝 | Medical Art Collective“spirogram” | 谷敷謙 | 安岡つづみ | Rafael Zarazua + Kanami Takeda | ルー・チーユン
知ってる名前がチラホラありますな。
「選りすぐりの若手作家の作品がいっぱい」「作者がブースにいる」という点からも、美大生や一般の方はもちろんですが、ムサビだとCIやCLの学生さん等「これまであまり美術に触れてこなかったけど興味がある。でも展覧会へ行くのにハードルを感じてる」という方にはかなり向いてると思います。
もひとつ今年のSICFで特徴的なのが、発表されてる審査員が
・田中景子/ミナ ペルホネン テキスタイルデザイナー
・難波祐子/ 現代美術キュレーション
・林千晶/株式会社ロフトワーク代表取締役
・望月かおる/雑誌『美術手帖』編集長
・加藤育子/スパイラル ギャラリー担当チーフ・キュレーター
全員女性というところ。
審査員の性別がどうって書くこと自体ほんとはおかしいんだけど、これが今の日本ではできそうでできないことで、洗練されてて若々しいイメージのあるミッドタウンアワードでさえデザイン部門・アート部門の両方の審査員に女性が一人ずつしかいません。
なのでこれってかなりすごいことなんです。あ。ロフトワークの林さんも審査員に入ってますね。
SICF関連企画が3つあり、まず昨年度SICF20受賞者11名の作品展が同時開催されます。
■SICF20 Winners Exhibition
●会期:2020年9月15日(火)ー22日(火・祝)11:00-19:00
●会場:スパイラルガーデン(スパイラル1F)
●入場料無料※予約不要ですが、お客様同士の間隔が開けられるよう入場人数を制限させていただく場合があります。
●出展者:タナカマコト(グランプリ)|京森康平(準グランプリ)|奥直子(準グランプリ)|花山ちひろ(アストリッド・クライン賞)|森田葵衣(金澤韻賞)|鈴木知佳(倉本美津留賞)|日辻(菅野薫賞)|斉藤萌々子(MINA-TO賞)|眞鍋美祈(ワコールスタディホール京都奨励賞)|村尾拓美(スパイラル奨励賞)|本多大和(オーディエンス賞)
そして、アーティスト・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」と連動したオンラインでの作品販売が同時に行われるそう。
■SICF21 | ArtSticker
●期間 : 2020年9月14日(月)~ 9月30日(水)
■SICF20 Winners Exhibition | ArtSticker
●期間 : 2020年9月23日(水)~9月30日(水)
これは要チェックっすね。
んで、会期終了後に、会場の様子をVRのように360度見渡すことのできるオンラインビューイングとして公開するんですって。
■オンラインビューイング公開日時
●SICF21 :2020年10月1日(木)11:00から約1年間
●SICF20 Winners Exhibition :2020年9月19日(土)11:00から約1年間
●閲覧無料
さあ、シルバーウイークはSICF21へ行こう!
以上、すんごく広告記事っぽくなったけど、一銭ももらってない手羽がお送りいたしました。
チケット一枚くらいくれないかな・・・(ぼそっ)。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。