【自分事で考えられる人募集中】君もムサビ職員になろう5

2020年5月3日(日)

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学校法人武蔵野美術大学が専任職員の募集をやってます。

学校法人武蔵野美術大学 専任職員募集概要
●雇用形態:専任職員(総合職)〈正職員〉
●募集人員:若干名
●勤務地:鷹の台キャンパス、吉祥寺校、市ヶ谷キャンパス
●採用期日:2020年9月入職
●応募条件:
 1)4年制大学卒業以上
 2)2020年9月1日時点で、35歳以下(若年層の長期キャリア形成を図るため)
●応募方法
 1)マイナビ所定ページよりエントリー
 2)応募書類を期日までに送付
●応募締切日:2020年5月18日(月)17:00エントリー完了及び応募書類必着

*新型コロナウイルスの感染拡大状況次第で、選考スケジュール、採用予定日が変更になる可能性があります。

いい機会なので美大職員について、数回に分けてお届けしてます。
今までの話はこちら↓
【導入編】君も美大職員になろう1
【美大卒職員は意外と少ない】君も美大職員になろう2
【キャリアステップの考え方】美大職員になろう3
【柔らかい組織】君もムサビ職員になろう4
 

 
いよいよラスト回。
マイナビ転職 エントリーページ」を引用しながら補足していきます。
でも、面接で定番の「志望動機」を聞かれても、今のムサビはネタが尽きないので、調べておけばかなり語りやすいんじゃないかしら。数年前は皆さんが全員「グローバル」「旅ムサ」とおっしゃってて、「うちは他にないのか(涙)」と思ったりもしました。
逆に「御校の教育理念に共感し」と大学WEBをサラっと見たぐらいで終わってたら「なにやってんのよ・・・」でもあるけど。

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勤務地:鷹の台キャンパス(小平市)/吉祥寺校(武蔵野市)/市ヶ谷キャンパス(新宿区)いずれかへ配属となります。
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  • 鷹の台キャンパス


  • 吉祥寺校


  • 市ヶ谷キャンパス

どこの部署に配属されるかは全くわからないし、鷹の台かも吉祥寺かも市ヶ谷かも全然わかりません。キャンパスの移動・異動もありえるので、職員は通いやすいように中央線の立川駅から三鷹駅の間、もしくは西武新宿線沿線に住んでる人が多いです。
ちなみに手羽は都下民ではなく区民です(誰も聞いてない)


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本学には、経歴やポジションに関わらず、意見や提案をできる環境があります。
若手職員中心のプロジェクトチームを組むこともあり、大学の新たな取り組みとその実現のために、自分が役立っているという大きな手応えを感じることができます。
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グループ・チームを超えたプロジェクトチームを若手中心に複数作っていて、実際にそれがいろいろな大学運営に反映されてます。やっぱり「提案したものが反映される」ってのは経験として大きいですよね。

プロジェクトチームの典型例はなんだろう。
わかりやすいところだと広報プロジェクトかな?


高校説明会、進学相談会、オープンキャンパス等は広報・入試チームの業務なんですが、グループ・チームを超えた広報プロジェクトのメンバーも参加し、高校に行ったり、オーキャンの運営をやったりしてます。(今年はコロナの影響で全部中止になっています)
ムサビのプロジェクトチームは希望者制ですが、大学によっては全職員が高校説明会へいくようになってたりします。女子美さんは今もそうかな?

なので「人前でしゃべるのが苦手だから事務希望」という発想の人は面接時に確認した方がいいし、そもそも新入生オリエンテーションや奨学金説明会等どの部署でもなんだかんだ学生さんや教職員の前でしゃべる機会はあるので、「人前でプレゼンするのは苦手」って人にとって、大学職員は向かない仕事かもしれません。多分今はそういう人いないと思うけど。


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■夏季・冬季特別休暇 その他
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ムサビの夏季特別休暇は、通信教育課程スクーリングをやってる関係で一斉休暇、いわゆるお盆休みはなく「この期間に●日休みなさい」という方法でやってます。


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■完全週休2日制(日曜日+土曜日または月曜日の交代制)
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「土曜・日曜休み」と「日曜・月曜休み」に分かれて、完全週休2日制でやってます。
他大学だと「日曜ともう一日」みたいな形で「週休2日」をやってるケースが多く、連続した「完全週休2日」の私立大学事務はまだ少ないです。

大学職員のイメージは「残業があまりなく、休みが多い」だと思います。
企業に比べると確かにその通りだと思いますが、大学には学期始め・年度末など繁忙期があり、やはりその時期はどの部署も忙しくなります。今年はコロナ対応でずっと年度末・年度始めが続いてる状況で、こんな時だけど毎日出勤してくれてる学生支援系スタッフにはほんと頭が上がりません。

また、違ったパターンで社会連携チームを例にとりましょう。
当然といえば当然ですが、活動は学生さんが動きやすい、お客さんが来やすい時にやるので、ワークショップや講座、産学連携は夜、土日、連休、夏休み・春休みにやることがほとんどです。

例えば8月頭に行っている東工大との合同ワークショップは、東工大は授業内、ムサビは課外のワークショップなので、1週間連続してやるにはこのタイミングしかなく、夏休み期間といえども休めないし、むしろ土曜出勤になります。(今年は中止との噂)

そのほぼ同時期にミッドタウンでサマーキッズワークショップの運営をやってるので、この時期社会連携チーム全員ほとんど休めません。

美大だと「芸術の秋」にイベントが集中する傾向にあり、「気持ちが落ち着いてて天候が安定してる時期」「時間を確保しやすい時期」は社会連携チームは繁忙になるんです。手羽は社会連携をやるようになってから「芸術の秋」という言葉が大嫌いになりました。「一年中芸術」でいいじゃん、平均化しようよ、と。
似たパターンだと通信教育課程事務局もそうですね。スクーリングや説明会は通信生が参加しやすいよう土日や夏休みに開催されるので、どうしても日曜出勤が多くなります。

職員採用試験でも「これからの大学はもっと社会連携活動を強化するべきです」と提案する人がボチボチいらっしゃいますが、多分「自分ではない誰かがやる他人事の理想的な大学の姿」な発言であり、「じゃ入職したら、3年間あなたの夜と連休と夏休みを全部献上してくださるってことですね?」と聞かれた場合になんと答えるのか。逆にここを答えられたら「おっ!」となるかも。

とはいっても振休は取りやすい職場なので不安になる必要はあまりありません(笑)
こういう少しネガティブなことを理解した上で、ぜひ採用試験に申し込んでいただければ。


まとめに入ります。


少子化など大学・美大にとって確実につらい局面が近いうちにやってきます。

常に改革していかないと社会に置いてかれてしまう恐怖を今の大学・・特に大学職員は持っています。

また、コロナ対応は前例が全くない中でスピード感を持った対応が求められてるし、普段は考えることを停止していた「学費とは何なのか?」「大学が提供する教育サービスとは?」「美術教育とは?」を職員も真剣に考えないといけない事態になってます。
このタイミングでの入職は大変な反面、めったに経験できないことを「自分事」としてやれるチャンスなわけで、ぜひ「覚悟」してムサビ職員になって、新たな美大の在り方を社会へ一緒に投げかけていきませんか?


以上、昨日

2匹目の保護猫(7か月の女の子)が手羽家にやってきた手羽がお送りいたしました。
おびえて一晩中ずっと猫トイレと壁の間にはさまってます。考えてみたら、12歳ぐらいの子が突然一人で外国人の家にホームステイさせられたようなもん・・・・。

でもそれ以上に

金太郎くんは今まで入ったことがないような狭いスペースに引きこもってしまいました。
そうだよな。今まで一人息子で育ってきたのにいきなり「実は妹がいたんだよ」と言われたようなもんだしなあ・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。