【キャリアステップの考え方】美大職員になろう3

2020年4月18日(土)

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2020年4月14日から学校法人武蔵野美術大学が専任職員の募集を始めました。

学校法人武蔵野美術大学 専任職員募集概要
●雇用形態:専任職員(総合職)〈正職員〉
●募集人員:若干名
●勤務地:鷹の台キャンパス、吉祥寺校、市ヶ谷キャンパス
●採用期日:2020年9月入職
●応募条件:
 1)4年制大学卒業以上
 2)2020年9月1日時点で、35歳以下(若年層の長期キャリア形成を図るため)
●応募方法
 1)マイナビ所定ページよりエントリー
 2)応募書類を期日までに送付
●応募締切日:2020年5月18日(月)17:00エントリー完了及び応募書類必着

*新型コロナウイルスの感染拡大状況次第で、選考スケジュール、採用予定日が変更になる可能性があります。

いい機会なので美大職員について、数回に分けてお届けしてます。
今までの話はこちら↓
【導入編】君も美大職員になろう1
【美大卒職員は意外と少ない】君も美大職員になろう2

前回、数年で部署を移動する「ジョブローテーション制度」について書きましたが、手羽のキャリアステップを例にしてみます。


入職後、広報課を希望してたけど、最初は教務課に配属されました。


  • 入職したての頃、教務課で撮影。若いっていうか細い・・

よく「手羽さんは美大出身だからわかってていいですよね」と言われるけど、彫刻学科以外のことは全くわからないもんで、教務での一番の学びは「各学科によって学生や教員の気質が違う」のを知れたこと。「美大の教育」と一色単に考えると薄っぺらいことになる危険があり、少なくともデザインとファインアートでは全く異なります。今でも一番役に立ってる経験かもしれない。


次は情報システム課


  • イメージです

中堅スタッフから「え。手羽さんって情シスにいたんですか?なんでネットワークに詳しいのか謎でした」と言われたことがあって、そうか、それを知らない職員も今は半分以上いるんだな、と。

大学WEBとサーバ管理やってて、当時はLinuxコマンドも一応は書けてました(もう全部忘れたけど)
情シスで身についた学びはサーバースキルより「インフラや仕組みの考え方」ですね。
電気、水道、ネットワークなどは「ちゃんと動いてて当然」ではなく「なんもしなければすぐに止まるものをなんとか動かしてる」がベースにあるってこと。「止まって当然」なんです。
仕組みも同じで、順調に動いてる仕組みも「たまたま」順調に動いてることが多く、キーポイントプレイヤーが一人抜けるだけで減速や停止することがほとんど。「たまたま」順調だって認識。

あ、まだお伝えしてなかったですが、4月からネットワーク担当の課長を兼務しています。
10年以上ぶりの仕事で、進化しちゃってチンプンカンプンなところもあれば、10年以上たっても全然変わってない部分もあり、なかなか面白い経験しています。
偶然急遽やることになったオンライン授業にも絡むことになったので、これも運命かな、と。


そして念願の企画広報課に異動。


  • 広報課時代の地方進学相談会の様子。こんなに茶髪だったんだなあ・・なんで誰も注意しなかったんだろ

広報での学びは「校正の仕方」「情報の出し方」とかいろいろありますが、一番はやっぱり「ムサビ以外の人と出会えたこと」です。
高校説明会や進学相談会で全国の高校生や先生、保護者に会え、そして何より他大学の広報職員と知り合いになれたのは、今の自分の構成要素としてすごく大きいと感じてます。
それがなければ、ムサビ日記や美大日記はもちろん、日本初のムサタマ広報職員対談記事(まだ公開されてた)、2008年のムサタマトークに、2010年の美大ブログサミット、そして美大愛好家なんて活動はしなかったわけで。


  • 美大のおっさん職員たち

 
そんな折、一番脂がのってる時期に突然法人企画室への異動が発表されました。
正直「このタイミングで異動させるなんて上の人は人を見る目がない!」「手羽を広報から出すなんて、ムサビがどうなってもしらんぞ!」とふてくされたりもしたけど、あのタイミングで「法人職員として物事を考えることの必要性」を経験できたことは、今思えばすごくありがたく感じてます。


その後、研究支援・社会連携チームの室長を兼務し、産官学連携、社会貢献、公開講座、大学間連携などを担当。


  • 電気通信大学との締結式準備の様子。

ここでは武蔵野美術大学デザイン・ラウンジの存在がかなり大きい。
ラウンジの立ち上げ・運営にかかわってなければデザイン業界の構造やサービスデザイン、ビジョンデザイン等の存在を学べなかったはずで、他大学より先駆けた新学科構想・市ヶ谷キャンパス構想の推進にも協力できなかったはず。


そして去年4月に、

ヒト・モノ・カネを管理する部署に異動しました。
もう1年たったんだなあ・・。
ちなみに社会連携のABさんに「手羽さん、最近また大きくなりましたね」と言われました。
そうか、さらに手羽が大きな存在になってきたんだな。褒められた。


てなわけで、手羽は自分の経験上からも若い時にいろんな仕事を通じて学んだことが今につながってるので「ずっと同じ部署でプロフェッショナル育成するよりも若い時はいろんな仕事を経験した方がいい。それが組織としても本人にとってもいいはず」派です。

よく「うちの人事は計画性がない!」と怒られることがありますが、自分は決して計画的ではない「たまたま」の配属の順番にも感謝してるから、どんな職場・仕事でも「計画は大事だけど、本人や周りが偶然をポジティブに捉えられる力があるかどうか」「そこで何を学ぶか(学んでると考えられるか)」が大きいんじゃないかなーとは思ってます。

コンプライアンス研修で「結局は自分の職場と仕事に誇りをもち、自尊心、セルフ・エスティームが高ければ不正はしない」という話があり、当然すぎて「なんじゃそりゃ。もっと具体的な対策を教えろや!」と反射的に思いつつも、「でもつまりはそういうことか・・」と。
特に大学職員は売上目標等はっきりとした数値ゴールを設定しにくいから、自分の中になんらかの目標設定や学び基準が設定できないとつらいかもしれません。


次はいよいよ本題の「美大職員」の話に入ります。
続く。


以上、昨日たまたま京都造・・じゃなくて瓜芸の吉田さんとオンラインミーティングをやった手羽がお送りいたしました。

もう集まらなくてもZOOMで美大ブログサミットができちゃうね。
問題は手羽の活動時間がAM3時から5時(夜はお眠ちゃん)ってことかな。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し