【 #五美大展 】令和2年度 第44回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展に行ってきた【 #五美交 】

2021年2月21日(日)

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2月20日、手羽は五美大展へ・・・行こうと思ったけど、まず

五美術大学交流展、略して「五美交」に行ってきました。
五美術大学交流展 小作品展2021
●会期:2月16日(火)〜2月22日(月)
●時間: 10:00-19:00*21日(日)は18:00まで、最終日は15:00まで
●入場無料
●会場:九段下アート・ギャラリーCORSO*2月21日(日)はビルの入口が旋錠されてるため、入場の際には03-3556-3636まで連絡。



五美交展はちょいちょいチェックしてて、
【本日10月4日まで!】五美術大学交流展と女子美高校卒展に行ってきた
10月の3331も実は見てます。

雑居ビルの3階なのでちょっと迷うかも。手前ではなく奥の階段またはエレベータをご利用ください。(ここが日曜は閉まっちゃうってことですね)

気のせいか学生カップル的な観覧者が多かったかも。

五美大展との一番の違いは「ファインアート・4年生縛りがない」ところで、デザイン系の学生さんも1年生も参加できます。でも、タマビ油画4年生で参加してる人がいたけど、五美大展と五美交の両方に作品を出してたってことね。

また、五美大展では置けないポートフォリオや名刺もあるし、オンラインで作品を購入可能です。結構売れてます。


んで六本木へ。もちろん目的地は、

国立新美術館。

手羽は1週間ぶりの国立新美だけど、やはり佐藤可士和展は行列。


で、こちらへ。
令和2年度 第44回 東京五美術大学連合卒業・修了制作展

●会期:2021年2月20日(土)-27日(土)
●時間:10:00-18:00*入場は17:30まで
●休館日:2月24日(水)
●会場:国立新美術館
●入場無料・事前予約不要
●お問い合わせ先:東京造形大学 教務課 tel. 042-637-8111

通称「五美大展」
「ゴビダイテンってなによ?」「てかさっきの五美交との違いはなんなのよ?」「藝大も見れるの?」「デザインも展示してる?」「学内卒展にいかなくてもいい?」というせっかちな方は、まずここをご覧ください。
【2/20から国立新美で開催】東京五美術大学連合卒業・修了制作展に関する5つの豆知識【略して五美大展】
 


今年の会場構成は、

こうなっています。

これもSNSで毎年見かける「五美大あるある」なんですが、1階だけ見て帰ってしまう方がかなりいるようです。
スタッフから「2階にも会場がございます」と言われないからそれで帰ってしまうよう。というか私たちは「5美大」が大事だけど、関係ないお客さんからすれば5美大だろうが3美大だろうがどうでもいいわけで(笑)
毎年2階よりも1階の方が人が多い気がするんだけど、多分それも関係してるんじゃないかと。


今年は1階が


  • 情熱な赤のタマビ


  • 幸福な黄色の日芸


  • 調和な緑の東京造形

2階は、


  • 高貴な紫の女子美


  • 誠実な青のムサビ



例年と違うのはやはりコロナ対応で、消毒液の設置などのほか、

出入り口を制限して、大きな一方通行にしてたこと。

ただ、タマビさんのこの矢印だと、

会場構成知らない人はエスカレータで下っちゃうんじゃないかとドキドキしたけど、考えすぎ?

矢印といえば、

床の矢印って前からありましたっけ?
これもルートの流れをつけるためのコロナ対応なのかな。


前置きはこれくらいにして会場をみていきましょ。

タマビは学内卒展を見てるので、「よ!久しぶり!」な感じ。


  • 東京造形大はオンライン卒展でリアルに作品を見てもらうのは初めてだから感慨深かったんじゃないかしら。

1階には屋外展示場があります。ここも見逃す方も多いようです。


続いて2階へ。


  • 女子美の立体は最近元気がいい。

ところで、ムサビはアトリエや教室を使える時間を確保するため、学事日程を大幅に変更しました。なので実はまだ卒業制作期間中なんです。
あ、昔から2,3月に学内卒展をやってる美大もありますが、そういうところも入試前の1月中には卒制講評は終わってるんですよ。

4年生、大学院2年は3月中旬の講評・卒展に向けて、入試による入構禁止期間も終わったし、これから追い上げに入るってところ。つまり、まだ先生からの卒制講評、審査も受けていない状態で作品を展示してるので、そういう視点で見てもらえれば。


  • なので、ムサビ彫刻学科は希望制を取ったところ、10人しか出展しなかったそう。

ぜひ、3月に行われるムサビの学内卒業制作展にお越しください!!


20日2時からはこういう初めての試みが行われました。
五美術大学合同講評会(オンライン)
●日時:2月20日(土)14:00-16:00
*YouTubeによるオンライン・ライブ配信。*国立新美術館での聴講はできません
●登壇者:中尾 拓哉(美術評論家)|藤城 里香(無人島プロダクション代表)|出羽 尚(宇都宮大学准教授・英語圏文化論、イギリス文化論)|森 啓輔(千葉市美術館学芸員)|水田 紗弥子(Little Barrel キュレーター)
●モデレーター:藤井 匡(東京造形大学准教授・美術史および美術評論)

合同講評会も初めてだし、オンライン配信も初めて。

毎年トークイベントをやってる3階講堂から配信するというので、彫刻の冨井先生にお願いして、現場を見させてもらいました。

準備中の風景。
関係者のみ聴講できるから、一応広い講堂にちょこんと椅子が配置されてたけど、この光景がもうアートになってますね・・。

幹事校である東京造形大・近藤先生の挨拶の後、スタート。

こういう展覧会関連のオンライントークイベントって、思ってたよりも全然視聴者が集まらない・・・だいたいは多くて50人ぐらいのことが多いのだけど、

最初の段階で同時視聴者数が250人を超え、途中も300人は超えてたかな。これだけ集まるのはほんとすごいです。
「アーカイブは残さない」と聞いてましたが、今のところ見れるので、早く見ちゃった方がいいっすよ。

日芸さんの作品が挙がってなかった気が(汗)

個人的には「講評」だから、気になった作品紹介コーナーの他に、一つの作品に対して「ここがいい」「自分は嫌い」な意見のやり取りがもっとあった方がいいようには思いました。
でも絶対に面白くなるコンテンツなんでぜひ来年もやってほしいです。

初めての試みといえば、今回初めてWEBで作品も見ることができます。
学生さんも大変だったと思うけど、学生さんからデータとテキスト集めた研究室スタッフと事務局、そして幹事校の東京造形大関係者はお疲れ様でした。


以上、ほんとは12月に行きたかった

ミッドタウン・デザインハブにも行ってきた手羽がお送りいたしました。
なぜ行きたかったかはこちらをご覧ください。
【次のステージへ】武蔵野美術大学 デザイン・ラウンジが終わる日

ほんとに空っぽだ。
タマビさんがようやくリリース出したので、詳細は今度書きます。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。