全国美術・教育リサーチプロジェクト2018 「美術の授業ってなんだろう?」に行ってきた(木反橋くんが)

2018年9月3日(木)

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10月2日(火)、手羽はムサビでに日立さんとの産学連携ミーティングに参加してました。

イベントまで2か月を切って、どういう内容にするか大詰めな日で。
なので手羽はムサビから動けなかったんだけど、社会連携チームの木反橋(キタンバシ)くんが昨日から始まったある展覧会の写真を送ってくれました。
こっそり保険でタマビのメグリンにもお願いしてたりして(笑)


その展覧会とはこちらです。
幼稚園から大学まで美術教育の流れを体感する展覧会 - 全国美術・教育リサーチプロジェクト2018 - 「美術の授業ってなんだろう?」

●会期:2018年10月2日(火)~10月21日(日)
●時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)
●休館日:月曜日※ただし10月8日(月・祝)開館、10月9日(火)閉館
●会場:東京藝術大学大学美術館 本館 3階
●観覧料無料
●主催:東京藝術大学美術学部 東京藝術大学美術学部杜の会
●協力:全国芸術系大学コンソーシアム 全国国立大学附属学校連盟


本年度から芸術教科の所管が文部科学省から文化庁へ移管されることになり「学校教育における人材育成からトップレベルの芸術家の育成まで一体的な施策」が求められています。そこで幼稚園から現役大学生までどのような「美術の授業」が行われているのか?藝大では各科どんな授業が行われているのか?等リサーチ結果をパネルや映像、実作品によって展覧会が藝大美術館で開催されています。
 
 
現場へ行かずに推理する探偵のことを「アームチェア・ディテクティブ」(安楽椅子探偵)って呼ぶけど、久しぶりのアームチェア・ブログ!わざわざ一人で全部行く必要はないのだ!これが今流行りのワーキングシェアなのだ!(たぶん違う)働き方改革なのだ!(絶対違う)


てなわけで以降は木反橋くんとメグリンの写真を使いながらレポート開始!


  • 会場は幼稚園エリア


  • 小学校エリア、


  • 中学校エリア


  • 高校エリアと分かれています。

参加してる学校の説明パネルを一気に紹介します!


  • 支援学校からも参加してます


  • 藝大と三菱地所さん

  • 上野の杜とアーツカウンシル東京

そして大学エリアでは、藝大さんの授業紹介が大きく展示されてます。

そして、全国芸術系大学コンソーシアムからいくつかの大学が出展しています。


  • 秋田美大さん


  • 東京造形さん


  • タマビさんは当然PBL


  • ムサビはデ情の「課題発見」

恐らく藝大さんや他美大さんは「美術って素晴らしいね!情操教育最高!ものづくり最強!!」的な展示を出してくると思ったので、あえて「考えること、課題発見・課題解決が美術やデザインの本質でもあるよね」というのを発信したくて、デザイン情報学科にお願いしました。学部1年生の授業だし、中高校の先生方の参考になるかな、と。
他美大さんに比べると物量的なアウトプットがちょっと寂しくみえるけど(笑)、「絵を描いたりモノを作ったりするだけじゃなく、こういうことも美大ではやってるし、社会とのつながりを発生しやすい、つまり美術・デザインの必要性を訴えやすくなりませんか?」というメッセージが伝われば。

しかし、先日デザインハブで開催された「ゼミ展」もそうですが、「美大がどういう授業をやってるのか」がコンテンツになってきた(なることがわかってきた)ということですね。


ストレートな美大以外にも


  • 東海大学さん

びっくりだったのが、日大さんは芸術学部じゃなく生産工学部が出展してたことかな。

小さなびっくりだと「あ。タマビって神奈川の大学なんだ」ってことかしら(笑)

懇親会では澤学長や日比野美術学部長が挨拶されたそう。


木反橋くんがメールに書いてた感想を引用します。
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美術(の授業)が持つ多様性から希望を感じる一方で、結局それを美術館というクローズな場所で紹介してしまう限界だったり…、
論点が多くて感想を話し合いたくなるような展示でした。
とても興味深く、絶対自分でブログを書きたくなる内容だと思うので、ぜひ行ってみてください!
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いいこと言ってるなあ。成長したなあ。

「美術ってほんとは素晴らしいんだよ」ということを「藝大の美術館」でやっても、「藝大」「美術館」にわざわざ来る人はそれに気が付いてる人達であって、ほんとはそれ以外の人に発信しなくちゃいけないんですよね・・美大の抱える一番の課題。
あ、今回の展覧会がダメというわけじゃなく、今後は美術館じゃない場所での展示もやっていきたいですね。

参加学校がどこにもでてないので貼り付けておきます。
あ、ジョシビさんは附属高校も含めて出品してないんだ。珍しい。



来年この展覧会があるなら、

先週1日だけ公開されてた、彫刻学科研究室主催の日本画・油絵・彫刻合同授業「造形基礎|素材と表現」もいいかもしれない。
身の回りにあるモノ/コトを、主に紙を素材として自身の身体以上のサイズで作るソフトスカルプチャー(柔らかい彫刻)制作なんです。素直に「自分が学生時代にこういう授業やってほしかったなあ」と思ったもんで。


さて、「美術の授業ってなんだろう?」展では今週末ラウンドテーブルが開催されます。
■ラウンドテーブル(美術の先生たちによるディスカッション)「美術による教科教育と美術の専門教育を考える」

●日程:10月7日(日) 15:00-17:00
●会場:東京藝術大学上野校地 美術学部大学美術館
●登壇者:百瀬剛(宝仙学園小学校 教諭)|落合良美(東京都立小石川中学校 教諭)|風間正幸(千葉県立船橋高等学校 教諭)|荻原克哉(東京都立総合芸術高校 教諭)|荒木慎也(成城大学他 非常勤講師)|石井壽郎(東京学芸大学 教授)|木津文哉(東京藝術大学 美術学部教授)|伊藤達矢(東京藝術大学 美術学部特任准教授)他
●司会:中村政人(東京藝術大学 美術学部教授)
※申込不要・参加費無料


どういう話になるのかすごく気になるけど、その時間は予定が入ってて・・。


以上、どなかたレポートしてくださいの手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中