コロナに関する手羽の深刻な悩みを聞いてください

2020年4月14日(火)

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これまでの各美術大学における新型コロナウイルス関連情報はこちら。
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【卒業式などの新型肺炎対応】ムサビニュースまとめ20200228【動くスポーツピクトグラム】
【卒業式は?入学式は?】美術大学の新型コロナウイルス対応まとめ(2020年2月29日現在)
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人間としての尊厳とは
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*今後も変化する可能性がかなり高いので、マメに情報収集お願いします。あくまでも4月14日AM3時現在の情報です。

 
ここ最近ずっと手羽が「どっちなんだろ?・・」と悩んでることを書かせてもらいます。
 
まずはこちらのサイトを紹介しましょう。
PANDAID

PANDAIDとは、NOSIGNERの太刀川英輔さんが始めた非営利・自主運営プロジェクトで、パンデミック対策情報の共同編集ウェブサイトです。Googleアカウントさえあれば誰でも編集に参加できます。
デザイン・ラウンジができた2012年に太刀川さんにはシリーズレクチャーをお願いしたことがあり、当時は「NOSIGNER」という表記を使ってたから、「NOSIGNER」と紹介すべきか「太刀川さん」と紹介すべきか迷うのだけど、今は「NOSIGNER代表の太刀川さん」でいいみたいなんで、ここは悩んでません。



手羽が前から気になってるのがこれなんです。
「ソーシャル・ディスタンシング」か「ソーシャル・ディスタンス」か問題。

「ソーシャル・ディスタンス(Social distance)」は人間の心理的な距離を意味し、疫学的な「感染拡大を防ぐために物理的な距離をとる」は「ソーシャル・ディスタンシング(SOCIAL DISTANCING)」だから、コロナの場合では「ソーシャル・ディスタンシング」が正解。
だから本当は「こういう時はソーシャル・ディスタンシングは広くとり、ソーシャル・ディスタンスは近い方がいい」という表現になるんじゃないかー、と思ってて。

PANDAIDもページタイトルが「SOCIAL DISTANCING」でURLも
https://www.pandaid.jp/hygiene/social-distancing
だけど、本文は「ソーシャル・ディスタンス(社会的距離)」なんですよね。
メディアによっても表記や呼び方がバラバラで、NHKでは「ソーシャル・ディスタンシング」を使ってるけど民放では「ソーシャル・ ディスタンス」と呼ぶことが多く、時系列的には3月末から4月頭までは「ソーシャル・ディスタンシング」が多かったけど、徐々にSNSでは「ソーシャル・ディスタンス」が主流になってきてる気がします。
「いや、distanceは動詞の意味があり、『社会的に距離をとる』という意味では合ってる」と主張しても、これの正解は「socially distance」
なおかつ、PANDAIDでも書かれてるけど、WHOではこれまでの「社会的距離」から「物理的距離(physical distancing)」を使うようになってるそうで、一体どれを使えばいいねん、と。

あ、どれが正しいかが問題ではなく、「どれが一般的なのか」がわかんなくて。
正しくはないけど普及してる英語なんていっぱいあって、有名なところだと「ナイター」は完全な和製英語だし、「クレーム(claim)」も本来は「主張する」という意味で「苦情を言う」ではないし、「コンプレックス(complex)」も「劣等感」と意味で日本では使われるけど実は違う。
でも「正しくないから使っちゃいけない」ではなく、それが一般的になってるならそれを使いましょ、怒ってまで否定するつもりはないっす、なスタンス。「アイーンと言ったのは志村けんじゃない!」と怒らないスタンスです。
若い頃は「ホームページじゃなくてWEBサイト!」と強く毎回否定してましたが、今は受け入れてますし(笑)

気になって気になってここ数日ずっと調べてたんですが、すべてを解決してくれる情報をみつけました。
そこにはこう書かれてたんです。

「ソーシャル・ディスタンス(英訳は”social distancing”)」

ああ、これでいいんだ。ソーシャル・ディスタンスは日本語と思えばいいのか(笑)
悩んで損した。

というわけで、これから手羽は「ソーシャル・ディスタンス」を使わせてもらいます。
 

「どっちを使えばいいかわからない」だと、「収束」「終息」もそうですね。
手羽は事態が落ち着くのが「収束」、完全に解決するのが「終息」という認識なので、コロナに関しては「収束」をブログでは意識的に使ってます。本当の「終息」ってワクチンができて使われだした時で、多分それは数年後のことだから、この数か月の目標ということだとまずは「収束」なんじゃないかと。
ただ、これが正解とも思っていないので「収束だろうがっ!」と怒ることはないです。


「何度確認してもどっちかわからん」だと「荻原」「萩原」ね。
手羽には荻と萩を認識するDNAがないみたいで、何度も何度も「彼は萩原くん、萩原くん」と覚えても、つい「荻原」を使ってしまう。10秒ぐらい時間があれば「オギノメヨウコ(昔ファンだった)は荻だから『荻原』の読みは『オギワラ』(そうじゃなければ『ハギハラ』)」と考えることができるけど、瞬間的に選択しなくちゃいけない時は今も一発勝負状態です。


萩原といえば、リクルートの萩原幸也くんが、以前SNSで触れてたことが朝日の記事に出てました。
悩んで耐える能力こそ知性 帚木蓬生、ネガティブの勧め:朝日新聞デジタル
「ネガティブ・ケイパビリティ」という言葉で、簡単に説明すると「不確実なものや未解決のものを受容する能力」「答えの出ない事態に耐える力」
今必要なものってネガティブ・ケイパビリティそのもので、「ああ、これって答えがはっきりしないものを考えるアート思考で養われる能力だな。美術ってこういう時には役に立たないものかもしれないけど、思考としてはやっぱり必要なものなんだなあ」と。


そうそう。「どっちを使うのか」って話だと、美術大学では「制作」「製作」をかなり気を付けて使い分けてます。
一般の人からすれば違いはないだろうけど(笑)、クリエイティブなもの、つまり授業でつくるものには必ず「制作」を使うんです。卒業制作しかり。
文字校正がザルな手羽でさえ100%見落としません。たまに他大学広報物や学生さんが「卒業製作」という単語を使ってると「ふーん、君たちは『製作』だと思ってるのね」と。

てなわけで、


普段はこんな感じに密集してるけど、

ソーシャル・ディスタンス(英訳はsocial distancing)で頑張っていきたいとおもいます。


以上、ソーシャルディスタンスという言葉を聞くたびに頭の中に星空のディスタンスが流れる手羽がお送りいたしました。
やっぱり日本人のDNAには「星空のディスタンス」があるから、「ソーシャル・ディスタンス」の方が浸透しやすいのしれない。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中