9月14日(土)、超久しぶりに
渋谷ヒカリエへ。
ヒカリエが久しぶりというか、
渋谷自体が久しぶり。
車ではよく通るんだけど、歩いたのは・・・もしかしたら3年ぶりぐらいかもしれない。ほんと渋谷って用事がないんですよね・・。
前来た時に渋谷ストリームは立ってたかな?もう思い出せない・・。
一気に渋谷ヒカリエ8階へ上がる。
8階には、
渋谷区の運営する「川本喜八郎人形ギャラリー」があったり、
メンバー制のワークラウンジ「Creative Lounge MOV」だったり、
小さな本屋さんの集合体「渋谷◯◯書店」などがありますが、今回の目的地はこれらではなく、渋谷ヒカリエ 8/CUBE 1,2,3でやってる
●会期:2024年9月9日(月)〜17日(火)
●時間:11:00〜20:00 ※最終日は18:00まで
●場所:渋谷ヒカリエ 8階 8/CUBE 1,2,3
●料金:入場無料
デザインチームminna設立15周年記念展覧会です。そうか、minnaがもう15周年なんだなあ・・・
おっと、minnaについて説明しなくちゃ。
ムサビ空間演出デザイン学科卒の角田真祐子さんと工芸工業デザイン学科卒の長谷川哲士さんを中心とするデザインチームです。
ちなみに「minna」の発音は、ガンダムの「アムロ」みたいに前にアクセントではなく、「アムロナミエ」の「アムロ」みたいに平音で発音するそう。
以上、「B’z」のイントネーションが平音ではなく「ビール」と同じく頭にアクセントがある、と同じくらいどうでもいい豆知識でした。
手羽もムサビも昔から大変お世話になってまして、詳しくは後で書きますが、どれくらいお世話になってるかというと、
minnaの他己紹介文で、海遊館の取締役やファミリアさんの代表取締役社長と一緒に
長澤理事長も「ポジティブでカラフルでアクティブな」とハリソン山中ばりのコメントを書いちゃうくらい、お世話になっています。
今回の展覧会タイトルは「ワークインライフ」で、テーマは「公私混合」。
これを知った瞬間に「minnaをうまく表してるなあ」と感じました。
公私混同(公私混合)っていい意味で使われることは少なく、「仕事と趣味は別にした方がいい」とよく言われるわけですが、ポジティブな公私混合ほど強いものはなく。
ま、仕事と趣味の境界が完全にわからなくなってる手羽が言っても全然説得力がないけども。
例えば、
右側は今回のDMで、届いた時に「DMからしてminnaぽいなあ」と思ったんです。
でも、ここでわかったのが、元ネタは左側にある娘さんが2歳の時にA4一枚で作ってくれた花束の工作なんだそう。完全なるポジティブな公私混合。
この話を聞くだけで、おじさんは感動して泣きそうになるんだけど。
さ、会場を見ていきましょ。
「公私混合」のとおり、minnaの仕事と一緒にお子さんが家で開いた展覧会の写真も一緒に展示されてます。ごちゃまぜ。
お子さんはお父さん・お母さんのやってることを普段から見てるんで、「展覧会開くならチラシやグッズも作らなくちゃ」といそいそとグッズを作ってたそう。
公私混合の典型例はこれかな。
学研さんと事務所で打ち合わせをしてたら、息子さんが角田さんの作った段ボールの掃除機(上記写真右型)で遊んでるのを見て、「なんすかこれ?!」となり、なんと
キット化されて発売されたんです。
カメラや双眼鏡、ギターなどもあります。
子供が小さかったら絶対に全シリーズ買ってる(笑)
こちらはほぼ日から発売された「工作キットシリーズ 01 宇宙飛行士」。
経緯などはこちらをご覧ください。
■「minna」の角田真祐子さんインタビュー(ほぼ日のアースボール) - ほぼ日刊イトイ新聞
図面もひかずにいきなりをこれを作っていく才能がうらやましすぎて。
男の子だと一度はプラレールを通るもんですが、飽きちゃうとゴミになっちゃうので、それをアップサイクルしたハンガーや鏡。
「ポジティブな公私混合は最強」の意味をわかってもらえました?
ここはワークショップなどを行うスペース。
なんといってもminnaの強みは、グラフィックやプロダクトなどのジャンルにとらわれず、領域を越えて幅広くデザインできること。
「平面系もOKで、立体系や空間系も強い」ってデザインチームは意外と少なく、なおかつ「みんなにハッピーな経験を与えたい」という気持ちがいつも伝わってくるminnaのデザインが手羽の好きなところで。
長男がパパっと迷いなく紙で花を作ってくれた。そりゃこの環境だとクリエイティブな子供に育つわな。
「これで『タマビに行きたい』とか言い出したら怒るからね」と忠告したら、「??(何このおっさん)」て顔された。
窓側には本を読んだり工作もできるベンチがありました。
このあたりがminnaなんですよね。
子どもが飽きないように、小屋の横にトンネルができてて、
手に目玉シールを貼って、ごっこ遊びができます。
角田さんから「手羽さんはごっこ遊びがうまいですね~」と褒められた。
ちょっと嬉しかった。
こちらはminnaの15年をまとめた壁。
自慢じゃないけど、スタッフに「minnaっていうユニットがいるから、いい機会があったら使ってみてよ」と紹介したのは手羽です。すいません、自慢です。
ムサビでの最初のお仕事は卒業式のリーフレットからで、
オープンキャンパスでは2016年から2020年まで全体のアートディレクションを担当してもらいました。
これらのグッズ以外に、イベント時の動線などを意識した構内のサインやプロダクトもやってもらってます。
ちなみに手羽は2016年に某イベントで急遽プロダクトが必要になり、minnaに半泣きでお願いしに行ったら、角田さんが「スケジュールキツキツで厳しいけど、これ、私たちが断ったら大変なことになりますよね・・」と漢気で依頼受けてくれたことがあるので、minnaには足向けて寝られんとです・・。
空デの元助手さんたちが家族を連れて続々と到着しはじめた。
今後のイベントは、
■9/15(日)18:00〜19:00
GUEST:亀山達矢(tupera tupera)
無料、予約不要
こちらも夫婦ユニットであるtupera tupera・亀山達矢さんとの「真面目にふざけるブレイクスルー」をテーマにした長谷川哲士さんとの対談。
tupera tuperaとminnaは立川「tupera tuperaのかおてん.」や大阪「あなたも愉快な生きものだ!展」等いろんなお仕事を一緒にされてますね。
■9/16(月祝)11:00〜12:00/14:00〜15:00
「おりがみフラワー」WORKSHOP
講師:角田真祐子 with 長男
無料、予約不要
ママつくっての「くしゃフラワー」を元に開発した、新作「オノマトペーパークラフト」を使って、子どもから大人まで楽しめる10分ほどのミニワークショップ。
tupera tuperaといえば・・・あ、これはまたいつかどこかで。
ぜひ公私混合を楽しんでください!!と公私混同中の手羽が内股で宣伝。
手羽は渋谷から移動して、六本木へ。
アクシスギャラリーでやってるこちらも行ってきました。
■畏怖(if) お化けのいないお化け屋敷、感覚と恐怖をデザインする
会期:2024年9月13日(金)~16日(月・祝)、20日(金)〜23日(月・祝)
開館時間:13:00-20:00(最終受付19:30、混雑状況によっては最終受付時間が前倒しになる場合があります)
入場無料
会場:AXISギャラリー
主催:アクシスメディア
プロデュース:山中一宏
企画・デザイン:山中一宏、太田琢人、竹下早紀
工芸工業デザイン学科インテリアデザインの山中先生プロデュースによるお化け屋敷!!
山中先生から「怖いのが苦手な人も大丈夫な新感覚のお化け屋敷です。それでも怖かったら手をつないで一緒に入ってあげます」と直接連絡もらったら、行かないわけにはいかない。
入口には山中先生の顔ハメパネルがあった。
どんな需要があるんだろ・・・。
ただ、すごい人気で・・。
整理券が配付されてて、この段階で2時間待ちとのこと・・。
夕方予定が入ってたので、入場口だけ撮影して帰ってきました・・・。
絶対に参加したい人は時間に余裕を持っていくか、スタート直後がいいかも。
以上、
需要とか意味とかそんなことはどうでもよくて、顔ハメがありゃハメない理由はないよね、の手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。