【右から左に受け流す】東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2019」最終プレゼン!!【その2】

2019年8月7日(水)

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今年のお題は「右 左」
最終プレゼンの条件は下記の5つです。
●最終アウトプット材料費1万円以内。 
●最終アウトプットの「うまい、へた」や精度は (そんなに)問わない。 
●最終プレゼンは7分間。
●パフォーマンス・寸劇も可。ただし造形物はマスト。 
●必ず全員役割をつけること。

大事なのは最後の「全員役割」。グループプレゼンだと1人だけしゃべって、あとは5歩ぐらい下がったところで見てるだけ・・ってシーンがよくあるけど、あれがほんと嫌いで。

評価のポイントは「独創性」「論理性」「コンセプトの堀り下げ力・展開力」「中間プレゼンからのアイデア飛躍力」「チーム力」「プレゼン力」「最終アウトプットの質」を見ることにしてて、独創性やアイデアの飛躍力がポイント高くなってます。


そして厳正なるじゃんけん大会により

順番はこのようになりました。

早速いきましょ!

最初はEグループ「ぐるれぼ」
早くから検証をスタートさせてたチームですね。

スマホ(動画カメラ)を体のどこかに取り付けることで、自分の右左がわからなくなるという装置。

真剣に見入る先生たち。


  • 古堅先生から「ボクは嫌いじゃない」と。うん、好きそう(笑)


  • 初日に登壇してくれたワークショップOBの日本原子力研究開発機構・墨田くんも緊急参戦

続いてCグループ「Shirokuma」

中間プレゼンでは一番盛り上がったチームであり、他グループは「左右」でも通じる解釈を考えたけど、あえてお題の「右 左」という順番にこだわってくれたグループ。
「実は順番に深い意味はなくて、『左右』だとそれ自体が単語の意味を持っちゃうから『右 左』にしただけなんだけどね」とは言えず。

お題の「右 左」から「ちょっと待てよ。『♪右ひじ左ひじ交互に見て』のあの芸人も、『♪右から左に受け流すー』のあの芸人も今謹慎処分になってる。「右から左」とは闇芸人のことじゃないのか!!」という発想になり、

こういうボールが転がるピタゴラ装置的なものが完成。
もっと意味があって、でも何度聞いても意味がわからず、手羽の勝手な解釈を入れるならば、ローリングストーンってことかいな(多分違う)


  • もちろん美大流の講評会なので学生さんからもコメントを語ってもらいます

スポンサーであるモデュレックスさんもゲスト審査員に参加してもらいコメントいただきました。

3番手はBグループ「BOB」
他グループは「右左」を展開した形ですが、唯一「右左がない世界ってどうなるんだろ?」というアプローチで進めたグループ。
人間の体は左右に部位があるけど、目や足は前後につくはずだし、手も胸から一本出て、鼻も顎の下についたりするんじゃなかろうか。


  • その人体模型


  • なんかリアルなの出てきた


  • 目が前後についたら、つまり同時に前後が見えたらどんなふうに見えるのか疑似体験できる装置

学長は遊んでるわけではありません。

だから遊んでるわけじゃないんだってば。


続くっ!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。