【東工大ステージスタート】東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2019byModuleX」4日目!!!!

2019年8月2日(金)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

8月1日(木)、

大岡山駅到着。

もちろん目的地は

東京工業大学!です。1年ぶり。

最近の東工大さんだと、
10月にも募集要項/75年定借で高度利用/東工大の田町キャンパスPPP | 建設通信新聞Digital
コマツ、東工大に協働研究拠点設置へ 大阪大学に続き2校目
こういう記事を読み、「まだまだ進化するんだなあ・・」と思ってたんだけど、

正門の目の前を工事してる。
「さらにまた何か建てるのかな?」と調べてみたら、
東工大、隈研吾が設計する国際交流館を建設-大友克洋の美術作品も制作へ
学生のための国際交流館「Hisao & Hiroko Taki Plaza」で、2020年10月オープン予定なんだとか。
しかも設計は隈研吾事務所!


何がびっくりって、総事業費約30億円はぐるなび 代表取締役会長・CEOの滝久雄 氏からの全額寄付なんだって。滝さんはお茶の水女子大と東京藝大にも10億寄付されてる方。うらやましい・・ご連絡お待ちしております。ぐるなび使ってます。


そんな東工大は

8月10日にオープンキャンパスがありますんで、ぜひ。


それにしても、手羽は合同ワークショップをやるようになって毎年夏に東工大に来てるから、手羽の中での東工大は「暑い」というイメージしかなく。雨男の手羽だけど、一度も雨が降ったことがない。

この日の気温も38.6度。。焦げそう。

そんな時はクーラーが効いてる建物へいくのがベストで、

正門のすぐ横にある百年記念館へ。
1987年の創立100周年記念事業として、同窓会を母体とする募金会が卒業生や関係会社から寄付金を集め作った建物。うらやましい・・(こればっかり)


  • 2階から1階ラーニングコモンズスペースを見る

ここには大学史展示室や博物館があり、地下1階の特別展示室には昔の自動機織機やロボットなども展示されてます


  • 通信の先端研究史の展示。これは真空管

また、東工大は工業デザイン教育発祥の地・・・なんだけど、あまり学内じゃこのフレーズは使われてない気がする。


体を冷ましてから、

学食へ。
学食に入ると周りが男の子ばかりで、女性ばかりの美大に慣れてる手羽はいつもドキドキしちゃう(そういう意味ではなく)


  • 手羽は一択


  • 東工大パワー丼486円なり

「注文の前に席を確保しましょ」というのはよく見るけど、「席確保の前に注文」バージョンは初めてみるかも。弁当の持ち込みもダメなのね。


そして手羽のライフワークになりつつある、大学構内の喫煙所チェック。

国立は厳しいイメージがありますが、パっとチェックした限りでは去年から場所も数も変わってないかも。

おっといい時間になってきた。

構内セブンイレブンでアイスコーヒー買って、南5号館へ。


  • いつも気になる学長裁量スペース


  • 東工大グローカルサマースクール

というわけで、ここから本題です(笑)

東工大にやってきたのは、もちろん

ムサビ×東工大合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2019 Sponsored by ModuleX」のためなのです。
昨日までの話はこちら。
東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2019byModuleX」スタート!
【アート思考とコミュニケーション】東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2019byModuleX」2日目!!【傾く男】
【中間プレゼン】東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2019byModuleX」3日目!!!

全6日間のプログラムで、前半のムサビ市ヶ谷キャンパスステージが昨日で終わり、後半戦の東工大ステージに突入しました。ここは4階の「ワークショップルーム」
はい。「ワークショップルーム」という部屋があるんです。


  • 毎年面白いのは、中間プレゼン終わった翌日から急激に議論が深まりだすことで


  • 横で聞きながら「そうそう、そういうこと。そこをもっと深めていこうぜ」と心の中で思う手羽


  • ちなみに学生さんに相談されても「こうしろ」とは言わないようにしてます。むしろ話が広がる、とっちらかる方向にアドバイスするよう意識的にやってます

最初のオリエンで私から「アウトプットの質・精度は(それほど)求めていません」と説明しています。外部の方も最終プレゼンに参加するんで、アウトプットがいいに決まってるんだけど、このワークショップの目的は
・両者の得意とする視点を学び合い、相互の専門性を活かした力の補完を目指す。
・答えのない課題に取り組む面白さを体験する。
・これまでになかった発想の転換・飛躍を体験する。
・「なんか好き」「面白い」の感覚を相手にちゃんと説明し理解させる。
・理工系と美術系の思考は「何が違うのか」「違わないのか」を知る。

な「結果」ではなく、プロセスから「何か」を感じ取ってもらうワークショップなので、適当に話し合って立派なアウトプットを作るよりも、話し合う時間を優先してほしくて。
少なくとも「東工大の僕らが頭作って考えるから、美大の君たちはガワ作ってよ」みたいなことは絶対に避けたいし、悩んだままのものを出してほしいと思ってます。


しかし、ワークショップルームはカーペット敷きの土足厳禁スペースだから、気持ちよくてついゴロゴロしちゃう。


  • 「自宅かっ!」ってくらいのゴロゴロ感。とても授業中とは思えない


  • 友達のアパートへ遊びに行ったかのようなゴロゴロ感

去年まで5日間のワークショップだったんで、去年だともう明日が最終プレゼンなスケジュールなんです。
この1日の差は大きく、なんとなく学生さんの心の余裕みたいなものを例年になく感じました。この余裕がうまい方に転がるといいけど。

ふざけてるようにしか見えませんが(笑)、「歩く時に骨格がどうなってるか?」みたいなことを何度も廊下を行ったり来たりして調べてた。

Eグループは外で検証中。
他グループ見てても「制作時間が1日増えた」というより「検証できる時間が1日できた」と考えた方がよさそうですね。

泣いても笑っても最終プレゼンまであと1日。
みんな頑張れ!!


以上、

「アオハルかよっ!」な光景見ちゃうと、もうその頃に戻れないおじさんは羨ましくて関係をグチャグチャにしたくなるんだよね、の手羽がお送りいたしました。(本心出た)

実は明治大学にも行ってたりするんだけど、優先して書かなくちゃいけないことが多すぎて、もう少し先にレポート書きます・・。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。