【ひみつきち】京都大学吉田寮に行ってきた(京都芸術大学敬天館とCOCON CARASUMAと京都美術工芸高も)

2026年3月20日(金)

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3月19日(木)、手羽は朝1で

京都に到着。
京都は京都美術工芸大学の卒展オープンキャンパス成安造形大学の卒展を見に来てるんで1ヶ月ぶり。
実は5月にまた仕事で来ることになってて、京都づいてます。
にしても、アジア系外国人観光客がかなり減ってますね。2年前同じ時期に来てるんだけど、駅前は中国系観光客でごった返してたもん。
代わりに修学旅行の団体が目立つようになってた。今はこの時期に修学旅行やってるんだなあ。
 

まず向かったのは、

京都芸術大学さん。
といっても、今回は大階段には用事はなくて、ここから5分ぐらい歩いた場所にある

この建物を見に来たんです。

2026年1月に竣工したばかりの「敬天館」です。
メインは情報デザイン学科の建物で、大学の取り組みを社会へ広く発信する「イノベーション・コモンズ」、企業との連携授業やプロジェクトを推進する社会実装支援課が入るそう。
 
しかし、このあたりは何度も歩いてるけど、昔は何があったんだっけ。
6年前の写真をチェックしたら、

そうそう、ドンクだ!勧められてパンを買ったのを覚えてる!!
白川通りにどんどん京都芸術大学の建物が浸食して、しまいには「京都芸術大学通り」て名前になっちゃうんじゃないかしら。


  • 横側から

ガラス越しに覗いてみる。講義室かな?
もちろん中に入れないけど、手羽的にはそこはあんまり関係なく、外から眺めながら「この建物だと自分なら1階にギャラリー作って、ガラス面には企業とのミーティングルームを作って・・」と妄想するのが最近の趣味になってます。

1階部分ではまだ工事中の箇所があり、店内の什器を見るとパン屋っぽい。
貼紙をよく見たら、

ドンク北白川店!
この展開熱いなあ。

瓜芸には老舗のベーカリーが入ってるし、「和の京都と思われてるけど、実はパンの消費量が日本一」と聞いたことがありますが、皆さんパンが好きなんだなあ、と。
 
次の目的地へ。
ようやく念願が叶いました。

京都大学吉田寮!!
日本最古の現役の学生寮で、7,8年前にドキュメンタリー番組を見てからずっと行きたかったんです。
 
吉田寮は学生自治で運営されていて、寮費はなんと年間3万円(月じゃないですよ)

事前に吉田寮WEBは読んでたんですが、現地に行って初めて気が付くことも多かったです。

よくメディアで紹介されるのは一番古い「現寮」。

右側の建物がそれで、寮生に現寮内を案内してもらいました。
中は撮影NGなので一枚も写真撮ってないけど、想像以上のカオス空間でしたね。
あ。最近、朝日新聞社が吉田寮・現棟の高画質3D映像を公開したんでこちら見てください。
https://my.matterport.com/show/?m=en16WBZJXbN&back=1
4月から多分「耐震」工事が始まるから、今の状態を見れるラストチャンスだったんです。
ギリギリ来れてほんとよかった。
 
で、吉田寮ってこれだけじゃなく、上記写真左側に見えるのが「食堂」。
以前は食事を提供してたそうですが、今は集会所のような使い方をしてるそう。

こちらが2015年にできた新棟(西寮)。
こんな新しい建物もあって、この3つの建物で「吉田寮」なんです。
グルっと動画を撮ってみました。こんな位置関係。

 
また、ひっそりした孤立・隔離された空間、森みたいな場所にポツンとアジトのように吉田寮が存在してるのかと勝手にイメージしてたんだけど、

これは入口から撮った写真。吉田キャンパスのはじっこにあり、右側の建物はサークル棟ですぐ横には大学の建物が立ってるし、自転車も別に寮生のものではなく、全然隔離されてるような感じではなかった。普通にひらけたキャンパス内にあるんです。

現寮やこういう場所しかメディアには出てこないから、勝手にそう思っちゃってたんだろうなあ。
でもそういう人、多いんじゃないかしら。

こういう立看がなければ気が付かないかもしれない。

で、京都大学は耐震工事が必要と判断し、2017年末に2018年9月末までの全員退去を通告し、自治会がそれに応じなかったので、一部の寮生に対して訴訟を起こしました。
「120名の寮生がいる」とよくメディアに書かれてるから現寮に120名住んでるように読めちゃうけど、恐らくこれは新寮も含めた人数。今は訴訟を起こした寮生しか現寮に住めなくなってるので、どんどん卒業して、現寮を使ってる寮生は、最終的にかなり少なくなってたんじゃないかしら。
案内してくれた寮生も新寮に住む博士の学生さんでした。
 
・・というのは大学側の書き方になっちゃいますね。
2025年8月に一応の和解に達し、3月末までに退去することになったのですが、学生達さんの主張は「以前は大学は学生自治を尊重し一緒に協議をしながら運営してきてくれた。耐震による退去に反対してるのではなく、昔のように大学と自治会とが話し合って合意形成していきたいのになぜ?耐震工事の内容も明かされていない」です。

京都大学は3月にこういうアナウンスを出しています。
「吉田寮自治会」名義の入寮募集について
あくまでも「『吉田寮自治会』を自称する団体」、と。
 
たまたま昨日3月19日は大学側に建物の耐震工事補修と寮自治会との対話の再開を求める署名を提出する日で、

この神輿に8858人分の署名を入れて、午後提出しにいく・・・というところで、忙しい時に対応していただき本当にありがとうございました。

署名提出は記事にもなってて、
京都大の吉田寮「補修と対話の再開を」 寮自治会が大学側に署名提出 3月末が退去期限@Sankei_news
この神輿もちょこっと映ってますね。


次の場所へ。

銅駝美術工芸高等学校跡地をチェックして(なんで立ち寄ったかはまた後で)、

3階京都dddギャラリーで、ムサビ客員教授の梅原真先生が「LOCAL LOCAL -ないものはない- 梅原真展」をやってるのでチェック。22日までなのでぜひぜひ。

「にしても、このビルは前も来たような気がするぞ」と思って3階を回ったら

京都精華大学のサテライトスペース「kara-S(カラス)」だ。
10年前ぐらいに一度来たことがありまして。


京都駅に戻り、他広報スタッフと合流。歩いて目的地へ。

京都市立芸大さんの敷地を横断してたら、芸術文化学科助手をされてた山田毅さんとばったり。
山田さんについてはこちらをご覧ください

2023年2月に作品展(卒展)を見に来てるので、京都市芸さんは3年ぶり。

裏のビルの工事も始まってますね。
この抜け空間がよかったのになあ・・・。

学食も2025年4月に無事オープンされたそうで、よかったよかった。
 
そして到着したのが、

京都市立美術工芸高等学校さんです。手羽は初めての訪問。
2023年3月までは「京都市立銅駝美術工芸高等学校」という校名で、移転に伴って名称変更されました。
銅駝美術工芸高といえば日本で最初に設立された画学校ですから、敬意を表して立ち寄って挨拶してきた、というわけ。著名卒業生だと草間彌生さんや「宇宙兄弟」の小山宙哉さん等がいます。
進路の先生と情報交換し、構内を案内していただきました。
 
とかなんとかやってたら、おなかもすいてきた。

京都芸大さんのすぐ横にある新福菜館はいつも長蛇の列ができてるけど、今日はいつもより少なめ。
15分ぐらいで入店できた。

ラーメンとやきめし。うまし!!


・・・って遊びに来たわけじゃないんです。
 
今日3月20日(金)、こちらに参加させてもらいます。
第25回 芸大受験説明会|京都アートスクール

●日程:3/20(金・祝)13:00-17:00(受付開始12:30-) 
●会場:キャンパスプラザ京都
【説明会・受付】 4F第2講義室  
【個別相談会】 4F第3、4講義室・5F第1~5演習室
●対象:新高1・2・3生、高卒生、保護者の方
事前申込制・無料


ムサビが京都の美大合同相談会に出るのは2年ぶりで、今年はこれが最後なので、ムサビ、もしくは東京の美大に興味のある方はお越しくださいませ。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。