【創造の現場】2023年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた2 #京都芸大 #京芸 #市芸 #新キャンパス

2023年2月13日(火)

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2月10日(土)の京都日帰り弾丸旅をシリーズでお送りしています。前回までの話はこちら。
京都芸術大学 2023年度卒業展/大学院修了展に行ってきた
【こっちが京都芸大】2023年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた1
 

というわけで、こちらに来ています。
2023年度京都市立芸術大学作品展

●会期:2024年2月7日(水曜日)~11日(日曜日)
●時間:10時~18時(入場17時30分まで)
●会場:京都市立芸術大学崇仁キャンパス
●入場無料

 
「新キャンパスでの初卒展なんだから行くしかないっしょ!せっかく京都に行くんだからついでに瓜芸の卒展も見るっしょ!」と勢いで来ちゃったけど、さすがに日帰りで2校見るのは時間が全然足りない・・京都市立芸大さんの作品展だけにすりゃよかった、とちょっと後悔。
帰りの新幹線の時間が迫ってきてて、このあたりからは時計をにらみながらの観覧となりました。

河原町通りを渡って、E棟などがあるエリアへ向かいます。

工事中の時は「B地区」と呼ばれてた中間地点の場所です。
ちなみに京都芸大新キャンパスの敷地はUの字になっており、今までいたのはC地区で、A・B・C地区の間には道路が通ってます。作品展のメインビジュアルをよく見ると、そのキャンパスの形をモチーフにしてるのがわかりますね。
でもWEBやマップを見る限り、「A棟」などと紛らわしいからか、今は「A地区」という呼び方はしてないみたい。いずれ愛称みたいなものが自然と生まれるんだろうなあ。


  • 正面に見えるのがE棟。左側にあるのがF棟


  • マップだとこんな感じ


  • F棟は構想設計の展示。奥の緑色の建物は柳原銀行記念資料館。


  • こちらでもギャラリートークをやってました。構想設計かな?


  • この作品は染織かな。


  • プロダクト・デザイン。


  • 2階から。前キャンパスでは体育館で展示してた領域ですね


  • プロダクトデザインの展示マップ。わかりやすい


  • すぐ横を高瀬川が流れてます。


  • A地区とB地区は空中廊下で接続されてて、そのままA地区へ。


  • 須原通りの上を過ぎるとA地区。この空中廊下と下の橋の関係がいいですね


  • I棟の前でずっとパフォーマンスをやってました

I棟は彫刻、漆工、陶磁器の展示。
普段も上記専攻が使ってる建物で、彫刻などの音が出たり、粉塵が出たり、熱が出るものはこのエリアにまとめた感じ。


  • 天井にはいっぱいチェーンブロックが


  • 彫刻の工房を2階から見る


  • すぐ横は鴨川が流れてます


  • 陶磁器専攻の作品

鴨川側には大きな空間がありました。
 
仕事で他大学の視察に行ったり、オープンキャンパスのキャンパスツアーに参加することがありますが、(自分がそうだけど)自慢したいところしか見せないんですよね(笑)
説明も聞けるし短時間で理解するにはいいのだけど、美大は建物の裏側を見た方が「学生さんがちゃんとモノづくりをしてる大学かどうか」がわかるので、手羽は卒展や学園祭などの機会を使って自由に見ることをお勧めしてます。
移転してそんなに時間がたってないのに、さすがに京都芸大の学生さんはちゃんとモノづくりしてるのが伝わってきました。

このA地区には、京都市立美術工芸高等学校もあります。奥に見えるのがそれ。
あ、元 京都市立銅駝美術工芸高等学校で、こちらへ移転した時に名称変更されたんです。

I棟から京都タワー、京都駅方面を見るとこんな感じ。
美大生の鉄っちゃんにはたまんないキャンパスだろうなあ(笑)
  
前キャンパスののんびりした空間・・焚火しながらボーとしてる学生さんがいたり・・での作品展はすごい好きだったけど、新しいキャンパスだと全然作品の見え方も違うから、京都芸大さんの作品はこれからどんどん変わっていくんじゃないかしら。
「やっぱり場って大きいなあ」と感じた作品展でした。

 
おっと、せっかく来たんだからここもちゃんとチェックしておかないと。

I棟の屋上にあるグランド。勝手に人工芝のイメージでいたけど土ですね。


そして、実は京都芸大さんに着いたのが12時ぐらいだったんで、受付の学生さんに何気なく「学食ってやってます?」と聞いちゃったんですよ。去年の沓掛キャンパスでの作品展では学食が営業してなかったから、そういう意味で聞いたんだけど、するとなんか気まずい感じで「やってません・・食べ物は自販機で買うしかないです・・・」と言われて。
そこで「はっ」と気が付いて。ごめんなさい、いじわるで聞いたつもりは全然ないんです・・。

E棟1階にある学食は4月からオープンするそう。
ただ、引っ越して数日で餃子パーティーやタコパをやったりしてるそうだし、京都芸大生ならその状態をポジティブになんとかしそうな気もするけど。
  
昼食難民になった手羽はランチを取れそうなお店を探して、ぐるっと回ったのだけど、意外とサクっと食べれるところが近所になく、目の前にある「中華美食店」はこの日は営業してなかったし、他だと

ホットサンド専門店「OHANABATAKE京都駅店」ぐらいしか見つけられなかった。
中央の黒い建物で、ここで購入してキャンパスで食べてる方が何人もいました。
  
え?有名なラーメン屋が近くにあるだろう、ですって?
もちろん知ってますが、

ずーーーと行列ができてて。
これは3時ぐらいに撮影したものだけど、12時ぐらいはもっとすごかったんです・・。 
結局、京都では何も食べず、お寺にもいかず、作品展を見て東京に帰ってきました。
また来る楽しみができたってことで。

C棟3階にあるカフェ・コモンズにも入ってみたいし。

  
以上、京都駅でUHA味覚糖×京都芸術大学×西利のコラボ商品「あじわいぷっちょ しば漬味」をお土産に買い占めた手羽がお送りいたしました。
あ、3月にちゃんとした仕事で京都に来るかも。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。