2月10日(土)、京都弾丸旅をやってきまして、前回までの話はこちら。
■京都芸術大学 2023年度卒業展/大学院修了展に行ってきた
出町柳駅からタクシーに乗り、目的地を告げる。
手羽「京都市立芸術大学までお願いします」
運転手「・・えーと・・」
手羽「あ。新しいキャンパスです」
運転手「あ。そっちね。まだ慣れないから沓掛の方かと思ったわ」
てなやり取りがありつつ、
念願の京都市立芸術大学の新キャンパスに到着。
京都芸大さんは2023年10月に沓掛キャンパスから崇仁キャンパスへ完全移転したばかり。
移転セレモニーに出席したかったのだけど、都合が合わず、代わりに参加してもらった河野さんのレポートがこちらです。
■京都市立芸術大学移転オープニングセレモニーに行ってきた(河野さんが)その1
■京都市立芸術大学移転オープニングセレモニーに行ってきた(河野さんが)その2
ようやく来ることができました。
まず外観から。
大階段が象徴的ですね。
んでなんでやってきたかというと、もちろんこれを見るためです。
■2023年度京都市立芸術大学作品展
●会期:2024年2月7日(水曜日)~11日(日曜日)
●時間:10時~18時(入場17時30分まで)
●会場:京都市立芸術大学崇仁キャンパス
●入場無料
京都市立芸大さんは卒業・修了制作展ではなく、1回生から全ての学生の作品展示と研究発表をする「作品展」という形をとっています。
手羽は去年、最後の沓掛キャンパスでの作品展を見させてもらいました。
■【2023年10月に移転!】2022年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた1
■【アトリエ棟を中心に】2022年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた2
■【工芸と彫刻の工房チェック】2022年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた3
■2022年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた4
ときたら、新キャンパスでの最初の作品展も当然チェックするしかない。
どの大学もオープンキャンパスだと入れる場所に制限がかかってることが多く、合法的に学内を自由に見て回れるのは学内卒展なんですね。
でもこの時期はかなり仕事が忙しく、行くか迷ってたんだけど、前回書いた「瓜芸さんの全体説明会が良かった」という話を聞いて、前日に決心したと。
京都精華さんあたりからそろそろ「なんで手羽は瓜芸の卒展へ行くのに、うちの卒展に来ないんだ」と言われそうだけど、見たいのは京都市立芸大さんの作品展で、それと同時期にやってるのが瓜芸さんの卒展だから、てだけの話で、精華のことも好きだよ(ダメな男のセリフ)
受付でマップなどを受け取る。
ギャラリーストーカーのことは張り紙で。
さ、一気に見て回りましょ。
A棟・B棟は基本音楽学部の建物なので今回は入ることができず。
美術学部はC棟からとなってます。
京都市立芸大の校舎の間を南北に貫く大通りは「芸大通」と名付けられていて、1階にはギャラリーがいくつかありました。
外では彫刻の学生さん(かな?)がパフォーマンスやってた。
こういうの大好き。
7階まであるのか。
防音室のスタジオにも展示。
受付の学生さんに聞いたところ、ここは普段音楽学部のスタジオらしい。
と、あっさり書いてきましたが、
棟のエレベータがこの1基しかなく、さすがにすごい行列ができてて、全部階段で7階まで移動してました。
普段はこれで十分だと思いますが、
ミッドタウンでのグッドデザイン賞展みたいに、作品展とか大きなイベントの時だけは搬入用エレベータを使った方がいいんじゃないかなあ、と思ったりも。法的な問題があるのかしら。
でもこういう運営はやりながら進化していくもんなので。
ちなみに、
階段にこういう張り紙があったんです。
ずっとなんのことだろうと思ってたんだけど、おそらく学生証なりICカードがないと普段は3階以外はドアが開かないようになってるんでしょうね。3階には図書館があるので、そこへは外の方も入れるようになってるけど、他のフロアは外部者が入れない都心キャンパスの作り。
だから「もしICカードを持たずに階段に出ちゃったら、あわてず3階へ行けば外に出れるよ」という意味なんだな、と途中で気が付きました。
3階でABCD棟がつながっています。
そのままD棟へ移動。
ここでもギャラリートークをやってました。
確かここは大学院部屋。天井高があります。
D棟はテラスや吹き抜けなど屋外空間との共有スペースがいくつかありました。
ここに2027年にイノベーションハブ拠点「共創HUB京都」が建つのか。
思ってたよりスペースが狭いし近い・・。
1階に下ります。
このブリッジの感じがいいですね。
D棟は1階でも展示をしていて、
このレンガ壁は保存で残したものなのかな。それとも実験用のものなのか。
こういう場所も展示で使ってました。
最後に搬入口を撮って、
次は河原町通りを渡って、E棟へ向かいます。
続くっ!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。