【こっちが京都芸大】2023年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた1 #京都芸大 #京芸 #市芸 #新キャンパス

2024年2月12日(月)

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2月10日(土)、京都弾丸旅をやってきまして、前回までの話はこちら。
京都芸術大学 2023年度卒業展/大学院修了展に行ってきた


出町柳駅からタクシーに乗り、目的地を告げる。
手羽「京都市立芸術大学までお願いします」
運転手「・・えーと・・」
手羽「あ。新しいキャンパスです」
運転手「あ。そっちね。まだ慣れないから沓掛の方かと思ったわ」
てなやり取りがありつつ、

念願の京都市立芸術大学の新キャンパスに到着。
 
京都芸大さんは2023年10月に沓掛キャンパスから崇仁キャンパスへ完全移転したばかり。
移転セレモニーに出席したかったのだけど、都合が合わず、代わりに参加してもらった河野さんのレポートがこちらです。
京都市立芸術大学移転オープニングセレモニーに行ってきた(河野さんが)その1
京都市立芸術大学移転オープニングセレモニーに行ってきた(河野さんが)その2
 
ようやく来ることができました。
まず外観から。

大階段が象徴的ですね。

んでなんでやってきたかというと、もちろんこれを見るためです。
2023年度京都市立芸術大学作品展

●会期:2024年2月7日(水曜日)~11日(日曜日)
●時間:10時~18時(入場17時30分まで)
●会場:京都市立芸術大学崇仁キャンパス
●入場無料

京都市立芸大さんは卒業・修了制作展ではなく、1回生から全ての学生の作品展示と研究発表をする「作品展」という形をとっています。
 
手羽は去年、最後の沓掛キャンパスでの作品展を見させてもらいました。
【2023年10月に移転!】2022年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた1
【アトリエ棟を中心に】2022年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた2
【工芸と彫刻の工房チェック】2022年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた3
2022年度京都市立芸術大学作品展に行ってきた4

ときたら、新キャンパスでの最初の作品展も当然チェックするしかない。
どの大学もオープンキャンパスだと入れる場所に制限がかかってることが多く、合法的に学内を自由に見て回れるのは学内卒展なんですね。
でもこの時期はかなり仕事が忙しく、行くか迷ってたんだけど、前回書いた「瓜芸さんの全体説明会が良かった」という話を聞いて、前日に決心したと。
京都精華さんあたりからそろそろ「なんで手羽は瓜芸の卒展へ行くのに、うちの卒展に来ないんだ」と言われそうだけど、見たいのは京都市立芸大さんの作品展で、それと同時期にやってるのが瓜芸さんの卒展だから、てだけの話で、精華のことも好きだよ(ダメな男のセリフ)

受付でマップなどを受け取る。


  • 会場はこうなってます。

ギャラリーストーカーのことは張り紙で。

さ、一気に見て回りましょ。
A棟・B棟は基本音楽学部の建物なので今回は入ることができず。
美術学部はC棟からとなってます。

京都市立芸大の校舎の間を南北に貫く大通りは「芸大通」と名付けられていて、1階にはギャラリーがいくつかありました。

外では彫刻の学生さん(かな?)がパフォーマンスやってた。

こういうの大好き。

7階まであるのか。


  • 保存修復

防音室のスタジオにも展示。
受付の学生さんに聞いたところ、ここは普段音楽学部のスタジオらしい。


  • ギャラリートークをやってました


  • 図書館。きれいだなあ。


と、あっさり書いてきましたが、

棟のエレベータがこの1基しかなく、さすがにすごい行列ができてて、全部階段で7階まで移動してました。
普段はこれで十分だと思いますが、

ミッドタウンでのグッドデザイン賞展みたいに、作品展とか大きなイベントの時だけは搬入用エレベータを使った方がいいんじゃないかなあ、と思ったりも。法的な問題があるのかしら。
でもこういう運営はやりながら進化していくもんなので。
 
ちなみに、

階段にこういう張り紙があったんです。
ずっとなんのことだろうと思ってたんだけど、おそらく学生証なりICカードがないと普段は3階以外はドアが開かないようになってるんでしょうね。3階には図書館があるので、そこへは外の方も入れるようになってるけど、他のフロアは外部者が入れない都心キャンパスの作り。
だから「もしICカードを持たずに階段に出ちゃったら、あわてず3階へ行けば外に出れるよ」という意味なんだな、と途中で気が付きました。

3階でABCD棟がつながっています。

そのままD棟へ移動。


  • 落書きではなくこちらも作品。新キャンパスなのにこういうことを許す京都芸大さんは偉いなあ

ここでもギャラリートークをやってました。


  • 板張りはおそらく日本画制作室


  • 日本画の板張り教室で靴を脱ぐのは沓掛キャンパスからの伝統ですね


  • こちらでもギャラリートーク

確かここは大学院部屋。天井高があります。
 
D棟はテラスや吹き抜けなど屋外空間との共有スペースがいくつかありました。


  • こんな場所も展示スペースに


  • 吹き抜け

ここに2027年にイノベーションハブ拠点「共創HUB京都」が建つのか。
思ってたよりスペースが狭いし近い・・。

1階に下ります。

このブリッジの感じがいいですね。
D棟は1階でも展示をしていて、


  • 写真スタジオ

このレンガ壁は保存で残したものなのかな。それとも実験用のものなのか。
こういう場所も展示で使ってました。

最後に搬入口を撮って、

次は河原町通りを渡って、E棟へ向かいます。


続くっ!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。