2月10日(土)朝9時、手羽は
京都にいました。1年ぶり。
普段はレンタカーしたりバスでのんびり移動するんだけど、7時までに家に帰らないといけないから時間が全然ない。
すぐにタクシーに乗り込み、向かったのは、
京都芸術大学さんです。
なんか大学公式写真みたいに撮れた(笑)
ちなみにうちのスタッフにも最近注意したんですが、京都芸術大学を「京都芸大」と略すのはNG。略したい場合は「瓜芸」を使いましょ。何故かはこちらをご覧ください。
■京都造形芸術大学の名称変更について | 京都市立芸術大学
タクシーに乗り込んだ時に
手羽「京都芸術大学までお願いします」
運転手「・・えーと・・」
手羽「あ。瓜生山の方です」
運転手「あ、そっちね」
というやり取りがありましたが。
ちなみにちなみに、「京都芸大」「京芸大」は京都市立芸術大学さんが商標を取ってますが、「芸大」は東京藝術大学が商標取ってるので、「商標取ってるから使っちゃダメ」論理だと、「芸大」は東京藝大以外は使っちゃいけないことになります。
んで何で来たかというと、もちろんこちらを見るため。
■2023年度 京都芸術大学卒業展 大学院修了展
●会期:2024年2月3日(土)-11日(日)
●時間:10:00-17:00(入場受付は16:30まで)
●会場:京都芸術大学 京都・瓜生山キャンパス
●入退場自由(予約不要)・入場無料
瓜芸さんの卒展は1年ぶりで京都はそれ以来ってことですね。
開場10分前に到着したらもう行列ができてました。
今回は誰にも言わずこっそり帰ろうと思ってたのに、広報の人に「あれ。手羽さんだ。なんでいるんですか?!」とすぐ見つかってしまった・・。
こちらはキャンパスマップ。
建物が外にもあるので、全部を回るとなると結構な距離を移動することになります。
手羽は去年全部見たので、すいません、今年はこのメインキャンパスだけにさせてもらいます・・。
ギャラリーストーカーの注意文も全員に配付されてました。
ほいじゃ中に入っていきましょ!
まずは本館でもある人間館A棟へ。
「京都芸術大学」を紹介する時、大階段の次によく使われる「ギャルリ・オーブ」。
瓜芸卒展の特徴は「作品の販売をしてること」。
「まるでアートフェア」がコピーになってて、小作品などが販売されてます。
続いて人間館C棟へ。こちらは美術工芸学科の展示。
こちらの学生さんは卒展直前に靭帯を切ってしまって、制作風景自体を卒業制作にされたそう。
「美工ショップではアクセサリー系作品の販売。
人間館B棟は舞台芸術学科が卒業制作公演の舞台を展示。
いつも圧倒されるけど、今年は一番奥にセットそのままが置かれてた。
去年とまた印象が違いますね。
ムサビのクリエイティブイノベーション学科(CI学科)が似てる学科に挙げられますが、CI学科は「デザイン政策」「サービスデザイン」「ソーシャルデザイン」が少し強めなので、どちらかというとムサビの芸術文化学科でプロダクトをびっちり教えるとこうなる感じかな。
それとムサビ・タマビの卒展を見て思ってたのが「今年はぬいぐるみを使った作品が多いなあ」だったんですが、瓜芸さんもその傾向があったような。
クロステックデザインコースが0年生プログラムやってる。吉田大作さんも中にいらっしゃるのかな?
お土産の東京ばな奈をスタッフの方に渡しておくので、あとでご家族でどうぞ。
あ、0年生プログラムとは、推薦や体験授業型入試を終えた高校生のための入学前学習プログラムのことで、瓜芸さんでは卒業展に合わせて、
0年生プログラムとオープンキャンパスを開催してるんです。
ただ、
卒展を見に来た人が学食を使えないのは、なんか本末転倒のような気がするんですよね・・。
オープンキャンパスのために卒業制作展をやってるわけじゃないから、うちのスタッフが同じことを提案してきたら「入試広報を勘違いしちゃダメ。卒展の方が上位だよ」ときっと答えてるだろうなあ、と。どうなんすかね。
興心館。
手羽が瓜芸さんの中で一番好きな建物で、空間演出デザイン学科が展示してます。
ムサビの空間演出デザイン学科(略して空デ)は舞台美術やファッション、インテリアデザインを専門としてるけど、瓜芸さんの空デは全体的に「ソーシャルデザイン」「地域デザイン」が強い印象を持ちました。そっち系の先生がいらっしゃるのかな?
この超絶急な長い階段を登った先でも展示してるのはわかってるのだけど、去年、ヒザが死んだので今回はここまでにさせてください・・・。
おっと、もう時間だ。
今年はこれに参加するために来たようなもんでして。
春秋座で行われた大学全体説明・入試説明会です。
うちの職員のお子さんが美大希望ということで、夏に大阪芸大、瓜芸、東京工芸大などいくつかの美大オープンキャンパスに一緒に参加したところ、圧倒的に瓜芸さんの全体説明会が「ここに行きたい!」と思える内容だったとのこと。
そう聞いたのが金曜の帰り際で、「そこまでいうなら、ちょうど明日瓜芸さんは卒展オープンキャンパスやってるから行ってみるか。ちょうど京都に行きたいと思ってたし」と事前申込し、新幹線のチケットをそのまま予約。今に至る、と。
ちなみに手羽が春秋座に入るのは2010年に開学20周年を記念して作られた学園歌「59段の架け橋」のお披露目会以来で、今メンバー見るとすごいですよ。
なぜかこの場にいたんです(笑)
土曜朝1の回だけど、春秋座の1階はほぼ満席。日曜は2階席も使うような感じになるんじゃないのかな。
あ、スライドで比較対象としてムサビの名前が使われてますが「武蔵美術大学」になってるので、そこだけ修正してもらえれば(笑)
全体説明会の後は学生さんによるコース別ツアーが組まれてたけど、手羽はここで脱出。
大階段を降りかけたらあることに気が付く。
大階段の下って駐輪場になってたのね・・ある意味、今回の訪問で一番の学び。
では、また何かあれば行きます。
この写真も大学公式写真っぽいんで、スタディアプリとかで使ってもいいですよ。
大階段横下にあったカフェ「ヴェルディ」はお店が変わって、2月1日から「進々堂 京都芸術大学店」が営業開始したばかり。
もう1個チェックしたい場所があったので、歩くことに。
ここの中華屋さんはすごい行列ができてた。
10分ほどテクテク歩いて到着したのがこちら。
茶山・京都芸術大学駅。
最寄駅の叡山電鉄「茶山駅」が2023年4月に「茶山・京都芸術大学駅」へ名称変更し、同年11月にはリニューアル工事竣工式がおこなわれたばかりなんです。
■叡山電車「茶山・京都芸術大学駅」のリニューアル工事が完了し、竣工式が執り行われました
ヤノベケンジさんのネコをモチーフにしたモニュメントもあります。
「ほほー」と見てたら、
「ひえい」が入ってきた!
予想外の出会いで、これは鉄っちゃんでなくても感動しますな。
終点の出町柳駅からタクシーに乗り、目的地を告げる。
「京都市立芸術大学までお願いします」
コーフンのまま明日に続くっ!!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。