10月7日(日)、宝塚大学(旧 宝塚造形芸術大学)宝塚キャンパスの学園祭「宝翔祭」に行ってきたのでそのレポートをお送りしています。
前回までの話はこちら。
■【最後の学園祭】宝塚大学造形芸術学部 学園祭「宝翔祭2018」に行ってきた。その1
念願の宝塚大学をチェックできたので、これで関西の美術大学は全部クリアしたことになります。
土曜はラララライ体操と仮装通貨でおなじみの藤崎マーケットがライブをやったそうです。というのも藤崎マーケットの左側・田崎佑一さんがOBなんですって。
・・・えーと、「宝翔祭にかこつけて宝塚キャンパスに潜入する」が目的だったので、ほとんど学園祭の様子を撮ってなくて・・・学園祭レポートは以上でございます(えっ)
さ、建物紹介をガシガシ続けますよ。
次は斜面にせり出すように作られたテラス棟と写真奥のクリスタル棟。
スタジオもあったけど、多分テラス棟はファインアート系がメインで使ってた建物じゃないかと。
クリスタル棟には大きな舞台ステージもあり、演劇系が使ってたのかな。
次はいよいよ特徴的なマルチメディアタワーへ。
1999年に作られた建物で横位置写真じゃこの感動を伝えにくいので縦位置の写真ものせておきます。
どうすか。三角でしょ?
キャンパスマップには「マルチメディアセンター」とありますが、学内的にも「三角棟」で通ってるようで、掲示板にも「三角棟●階に集合」等と書かれてました。
あ、見た目は地上6階ですがテラス棟から階数が続いてるので、階数表示的には「地上8階の建物」となります。
本館といい、テラス棟といい、設計作業は大変だったろうけど楽しかったろうなあ。
ちなみに宝塚大学の新宿キャンパスは建築設計が安藤忠雄さん、ライティングインスタレーションをジェームス・タレルさんが担当されてます。
ちなみに公式サイトによると「マルチメディアタワーのインテリアデザインは、ルーブル美術館のインテリアデザインを手掛けたアラン・リシャール氏によるもの」なんだそうだけど、アラン・リシャールさんの他の作品が見つからなかった。いくら検索しても英雄伝説のアラン・リシャールしかヒットしない・・。
これで宝塚キャンパスのチェックできるところはだいたい見れたはず。
あ、「潜入レポートといっても閉まってるドアを開けて勝手に潜入しない」という自分内ルールでやってるので見れてないところもありますが。
ちなみに大澤よしひろさんは世界で17人、日本に2人しかいないマスター・モデル・ビルダーでしたが、2018年4月に卒業されてます。
■マスター・モデル・ビルダー 大澤よしひろ 卒業のお知らせ|レゴランド ・ディスカバリー・センター東京
デザイン思考ワークショップ等では、立体イメージをすばやく共有するために最近はレゴ(R)を使うことが増えてるんですよ。この三角棟のような精度はいらないにしても(笑)、レゴ(R)で作ることで全体を把握できやすくなりますね。
手羽が調べる限り、来年度以降宝塚キャンパスをどうするかは発表されていません。
現在梅田キャンパスでやってる看護学部が使うってのもありえなくはないけど、その可能性は低いかな?でも考えてみたら、美大って搬入導線だったり水場が近くにあったり、病院に改装しやすい建物構造かもしれませんね。
恐らく日本の美大で一番の眺望である宝塚大学宝塚キャンパス。
ここがなくなってしまうのはほんと残念。残った美大で美術業界を盛り上げないと・・と誓う手羽なのであった。
さーて、せっかくここまで来たんだから宝塚大学さんだけで東京に帰るのはちょっともったいないよね。ついでにあそこに行っちゃうか。
以上、次回は「なんでオレはここにいるの?」編をお送りいたします、の手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。