2024年度ムサビ卒展をシリーズで紹介しています。
■2024年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]
●会期:2025年1月16日(木)-19日(日)9:00-17:00
●会場:鷹の台キャンパス
●出展者:造形学部全学科・造形構想学部映像学科、大学院造形研究科全コース・造形構想研究科映像・写真コース
●⼊場無料・事前予約不要
これまでの卒展ネタはこちら↓
■【70校】2024年度 全国美術系大学・学部の卒業制作展一覧【2025年1月7日現在】
■2024年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展の10の質問に答えます!その1
■2024年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展の10の質問に答えます!その2
■【2024年度ムサビ卒業・修了制作展】学科別特設卒展サイトを紹介!
■2024年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]にちょっとだけ行ってきた
■2024年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]に行ってきた【デザイン系中心に】
■2024年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]に行ってきた【アート系中心に】
最終日の午後に少し時間が取れ、見逃した展示を回ることができたので、レポートしていきます。
まずは7号館4階の基礎デザイン学科の展示。
「パーソナルスペースの可視化」がテーマで、このキラキラする素材なんだろう?とよく見たら、
「8万本のまち針」でした。
しばらく日本でまち針を購入するには3か月待ちの状態になったらしい。
基礎デザイン学科といえば、昨日は卒業・修了制作選抜公開プレゼンテーションを第1講義室でやってましたね。
Youtubeで配信されてて、アーカイブを見れますよ。
こちらは7号館と8号館の間にある空間演出デザイン学科の屋外作業場。
デザイン情報学科の大石先生と遭遇。来年の4年生の参考にしてもらうために他学科の作品を記録撮影してるそう。
8号館横の建築学科工房である第3工房へ。
大量の蚊取り線香で作った立体物。
正直「ああ。やられた・・」と思っちゃった。
蚊取り線香って使う前は2つが組み合わさってますよね。自分も蚊取り線香を一つにする時に渦巻きが重なる状態がすごく好きで、学生時代に作品化しようとしたんです。ただ、そこから大量に使って構造体にもっていくことは考えつかなかった。
こちらも工房3。
8号館横にには工房3,工房4、工房5と続いていて、
こちらは工房5。
工房5は空間演出デザイン学科が展示してるんだけど、たまたま遭遇した空デのパトリック先生から「コノ作品ハ見ルベキデス!」とアドバイスもらった・・けど、すいません、ちょっと時間がなくて。パト先生オススメ作品を見れなかったのが、今回の卒展の一番の心残り・・。
道路を横断して北キャンパスの16号館へ。
16号館はほんと北キャンパスの端っこにあるんで、16号館の存在を知らない人もまだいるかもしれません。体育館横からのルートを動画で撮ったのでぜひ来年の参考に。
16号館1階のインテリアデザインの展示は初日に見て、手羽美★でも紹介してます。
「手羽さんのオススメはどこですか?」と聞かれたら、今年は全員に「何はともあれ16号館のインテリアは絶対」と答えてました。
んで今日の目的はインテリアデザインではなく、
3階の映像学科の展示。
ここは見ておかないと後で映像学科の篠原先生に怒られる(笑)
LEDが音楽に合わせて動くんです。すごかった。
あ、動画を撮ればよかったなあ・・・。
南キャンパスに戻って10号館へ。
1階のデザイン情報学科の展示。
煙突掃除用ブラシが微妙にこすりあうことで音が発生し、それが煙突から聞こえてくる。この形状もいいですね。
同じ部屋の「小さいおじさん」が登場する作品。
最近「おじさん」という言葉に反応しちゃう年頃で。
10号館から9号館に入ったところで、チクリメンバーから「10号館4階の視覚伝達デザイン学科の展示でムサビグッズの提案をしてる作品がありますよ」とチクリ報告が入る。
マジか。そりゃ行くしかないやん。
写真撮影OK・SNSはNGだったので説明パネルだけ紹介。
ムサビの印象的な建物などをモチーフにバッグやノート等いろんなグッズ展開提案されてて、どれもかわいいし欲しい。公式展開しても全然いいレベルなんだけど。
そうそう、ムサビといえば4階には「ムサビ日記」って作品もあったんですね。部屋には入ってるんだけど気が付かなかった。今年は結構見逃してるなあ・・。
あ、でも3階のおじさまが住んでる部屋はちゃんとチェックしてますよ(笑)
9号館地下展示室へ。
初日にチロっと寄ったくらいで、あまりちゃんと見てなかったから再度。
その時から気になってたのがこちらの作品。糸で頭の形を作ってあるんです。
球体だったら「風船に貼り付けて、あとで風船を割る」だろうけど、どうやって作ったのかわからなくて。でも作者さんにいたので聞くことができました。これで寝れる。
建築学科の巨大模型。
「ムサビ卒展はあらゆる場所が展示室になる」のいい例が、この9号館地下展示室横の通路ですね。
2号館へ移動。
1階の空間演出デザイン学科の巨大通路はバズったせいか、入場行列ができてました。
1階FALは油絵学科が展示してます。
そうだ。これをちゃんと報告しておかないと。
昨日の記事で紹介した
美術館前の日本画大学院生の修了制作作品。
初日に道路工事業者さんが引いた線だから「・・これ、卒展終わったら消せるのかな?(ぼそっ)」と書いたんですが、
最終日15時に工事業者さんが来て、跡形もなく消してた。
「会期中に書き、会期中に消す」からこの作品のキャプションに「パフォーマンス」とあったのか、と衝撃を受けました。あっぱれとしかいいようがない。
こういうシーンに出会えるからムサビ卒展巡りはやめられないんですよね。
広報企画のイベントを少し紹介しておくと、
手羽はムサビ全体説明会をタマビのパーカーを着て「ムサビとタマビって実は仲がいいんだよ」と話してました。ムサビもタマビも藝大もみんな好き。
というわけで・・・
たくさんのご来場ありがとうございました!!
17時を過ぎると一気に撤収モードに入ります。
これは2号館を18時に撮った写真ですが、
1時間後にはこうなってました。
特にファインアート系は撤収しつつ五美大展搬入の準備をしないといけないので作業が早いんです。
月曜火曜と撤収日。卒展が終わってつい気が緩んでしまうけど、学生さんはほんとケガだけは最後まで注意しながら頑張ってください。
あ、それと火事と。第2校舎で卒展片付期間に火事が発生したのはちょうど10年前でして・・。
さて、鷹の台卒展でこれで終了ですが、1月末には市ヶ谷卒展がありますよ!
■2024年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[市ヶ谷キャンパス]
●会期:2025年1月31日(金)~2月2日(日)
●時間:10:00-20:00
●会場:市ヶ⾕キャンパス
●出展者:造形構想学部クリエイティブイノベーション学科、大学院造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコース
●⼊場無料・事前予約不要
*駐車場はありません
https://ciclgs24.musabi.ac.jp/
https://twitter.com/cicl_sotsuten
https://www.instagram.com/mau_cicl/
市ヶ谷でお待ちしております!!
以上、インフルエンサーの萩原幸也さんもムサビ卒展をXで細かく紹介してくれてるんで、こちらもぜひご覧ください、の手羽がお送りいたしました。
1000名以上の学生による作品が展示される、「2024年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展」を鷹の台キャンパスで観てきました。僭越ながら印象に残った作品をツリーでご紹介いたします。(1/30) pic.twitter.com/Byin1DAoS9— 萩原幸也 ®️ (@onipro) January 19, 2025
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。