2024年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]に行ってきた【デザイン系中心に】 #ムサビ #卒業制作展 #卒制展 #卒展

2025年1月18日(土)共通テスト受験生の皆さん、頑張ってね!

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2024年度ムサビ卒業制作展2日目レポートをお送りします。
2024年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]

●会期:2025年1月16日(木)-19日(日)
●時間:9:00-17:00(⼊場は16:00まで)
●会場:鷹の台キャンパス
●出展者:造形学部全学科・造形構想学部映像学科、大学院造形研究科全コース・造形構想研究科映像・写真コース
●⼊場無料・事前予約不要

*駐車場はありませんのでお車でのご来校はお控えいただき、公共交通機関をご利用ください。車で来校し近隣のコインパーキングで順番待ちをすることや、送迎等による近隣道路への駐停車は、交通の妨げになり、近隣住民の迷惑にもなります。
土日は立川バスが混みそうなので、鷹の台から徒歩ルート、もしくは国分寺からのバスルートをご利用ください。


・・といっても、

この5年ぐらいは長澤理事長がいろんな企業の執行役員の方に講演をする会、というのを学長時代から卒展に合わせて開いていて、手羽は終日そっちにべったり。
学内を回ったのがそのツアーの時と昼休み時間ぐらいなので、ほんとにザっとですが。
 
正門から入構して、皆さんが一番最初に出会う作品は多分こちらだと思います。


  • 1号館下の空間演出デザイン学科の作品。最初「なんでブロックとか赤コーン?」と思うんだけどよく見ると面白いです


  • というわけで10号館まわりから見ていきましょ。こちらは10号館前芝生


  • これも空間演出デザイン学科ですね


  • 外から入れるようになってる!


  • 10号館1階

10号館は基本的に2階が空間演出デザイン学科(空デ)、3,4階が視覚伝達デザイン学科(視デ)で、1階はいろんな学科が混ざってます。

ちょうどパフォーマンスが終わった後らしく、モデルさん達がポージングをとってた。
かっこいい。
 
2階へ。

これも空デで、本物の卵の殻を約1300個使った作品。

吹き抜けのこちらの作品は↓


  • 「ふーん、丘をイメージしたのかな?」と軽い気持ちで見てると

キャプションに「素材:髪」と書いてあった。
 

3階の視デフロアへ。

「今年の視デの展示、いい感じにまとまってるなあ」と思いつつ気が付いたけど、段ボールパネルを使うのをやめてますね。

視デは昨日がゼミごとの講評だったのかな。
こちらの教室では中野ゼミが講評をやってたし、

9号館1階ゼロスペースでは古堅ゼミ。
 
9号館は3,4階がデザイン情報学科(デ情)、5,6階が芸術文化学科のメインフロアで、1階のゼロススペース・地下1階の地下展示室はいろんな学科が展示してます。


  • 1階ゼロスペース


  • 大きなお尻

 
デ情フロアへ。

 
実はある作品の前で「これ、いいなあ。自分もやりたいなあ」と立ちすくんでいたらタイミングよく白石学 主任教授が通りかかって、


  • 撮影:白石学

「どうせブログ用に撮りたいんでしょ?」と言いつつ撮ってくれた。
スター気分になれる作品で、自分は紅白歌合戦のB'zのイメージ。ウルトラソウル!ヘイっ!

こちらは芸文。
 

次に7号館へ。
7号館は基礎デザイン学科のメイン建物です。


  • 原研哉ゼミのスペース


  • 螺旋階段下にも作品があるので要チェックです

4階まで上がったらちょうど空デのファッションショーが始まるところでした。
エンディングをショート動画撮影。
https://youtube.com/shorts/ypnW6Akrmow?si=muc2DSnrK3mwfgCe
 


12号館へ。
12号館は映像学科のメイン建物で、地下1階展示室がいろんな学科が混ざった合同展会場。

1階ビデオアトリエはずっと学生さんがパフォーマンス演奏をしてた。

12号館といえば、ドライエリアにも作品が展示されてます。

寂しい公園とかデパートの屋上をイメージしちゃう。
 

 
道路を渡って北キャンパスの14号館へ。
14号館は工芸工業デザイン学科(工デ)のメイン建物で、クラフトデザイン、インダストリアルデザインが展示されてます。(テキスタイルデザインは体育館アリーナ、インテリアデザインは16号館)
あ、地下1階にも合同のギャラリーがあるので、そっちも見てね。


  • 木工


  • 4階のインダスリアルデザイン展示。今年はモビリティ系が多い

インダストリアルデザインも展示の方法を一新されてましたね。

テラスにも作品が。
  
14号館といえば面白い話がありまして。

昨日紹介しましたが、14号館1階では空デがファッションショーをやってるんです。
でも同じ場所に工デ・木工の学生さんも展示を希望してて、調整して、

木工の学生さんは展示台を移動できるように作り、空デのパフォーマンス中はゴロゴロと近くに逃がしてるんだとか。
他学科の学生さんと調整し、解決のための代案を作り出すってなかなか難しいことなんだけど、しかもこの椅子の作品がすごくいいんですよ。展示台含めてぜひ見てほしくて。
 
手羽が個人的に皆さんに見てほしいのは、2号館下のこちらの作品かな。

もしかすると普段のムサビを知らない人は完成度や大きさ的に「もともとある構造物」だと思ってスルーしそうだけど、これも卒業制作なんです。
空デの五十嵐ゼミで優秀賞も取ってました。


  • 1月7日撮影

この寒い場所で年末に構造体を作り、1月入ってから左官作業を学生さんがずっとやってたんです。
手羽も卒業制作は屋外制作・屋外展示だったんで、学生時代のことを思い出しちゃった。


さて、この土日は「オープンキャンパスin卒展」です。
職員・学生による個別相談コーナーは事前予約不要で、会場では実技合格作品も展示してます。
手羽は土日ともに「職員による大学説明会-卒展でムサビを知ろう!-」をやってて、おかげさまで両日とも事前予約は満席になりました!
ドタキャンが多分発生するので、少しだったら・・立ち見になったりお断りするかもしれませんが・・その場で申し込める可能性もあるのでよかったら。



以上、全体説明やってるんでファインアート系、8号館、12号館を見るのは日曜午後になっちゃうかなあ、の手羽がお送りしました。面白い作品があったら自薦他薦構いませんので教えてください。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。