【DAY5】7DAYS BOOK COVER CHALLENGE 手羽の場合

2020年5月10日(日)

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中島信也さんからまわってきたブックカバーチャレンジ5日目!
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【目的とルール】
●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する。
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
●都度1人にチャレンジをお願いする
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【DAY1】7DAYS BOOK COVER CHALLENGE 手羽の場合
【DAY2】7DAYS BOOK COVER CHALLENGE 手羽の場合
【DAY3】7DAYS BOOK COVER CHALLENGE 手羽の場合
【DAY4】7DAYS BOOK COVER CHALLENGE 手羽の場合


昨日の続きです。
今回、手羽が好きな本の傾向には2種類あることを再認識しました。

1つが「レポート漫画」で、もう1つが今日紹介する「学習マンガ」だったのです。
(「勉強マンガ」「教育マンガ」と言ったりもしますが、ここでは「学習マンガ」とします)

下記写真は手羽家の本棚で、


  • 今回も「表紙じゃなくて背表紙だったら何冊でもいいんでしょ?」な訳の分からない自分ルールで。

上記写真は朝日新聞出版「週刊マンガ世界の偉人」です。
2012年1月17日創刊号から毎週家に届くようになり、当初は50号の予定だったけど延長され、終わったのがなんと2013年8月末。全80号。
もちろん小学生のリンクロウのためにスタートしたんだけど、一番読んだのは奥さんと手羽でした。しまいにはリンクロウが読む前に袋開けて読んでたからね。

うちら世代は「世界の偉人」というとエジソンやナイチンゲール、野口英世とかをイメージしちゃうけど、マイケル・ジャクソンスティーブ・ジョブズなんかも登場します。
何より嬉しいのは大御所漫画家が時々紛れてることで、エリザベス1世回を美樹本晴彦さんが美しくやってるし、チェ・ゲバラ回を安彦良和さんがオリジンガンダム的に描いてたりするんですよ。手羽的にたまらなかったのは、アイルトン・セナ回を「F」の六田登さんが描いたこと。グっときました。

手羽と学習マンガとの最初の出会いは、実ははっきりと覚えてます。
小1の正月、姫路に住むおじいちゃんが亡くなり、小倉駅の本屋で「姫路まで長いから、時間つぶしに何冊か本を買いなさい」と母に言われ、手に取ったのが

学研まんが ひみつシリーズ できるできないのひみつ
でした。
「学習マンガは親が子供に与える最初の漫画。子供が漫画に入っていくきっかけ」とよく聞くけと、まさにそのパターン。「親の前で漫画読んでも怒られないんだ」とずっと行きと帰りのひかりでこの本を何度も読み返したのを覚えてます。
内山安二さんの絵が印象的で、 今でも「これは無理だなあ・・」と思った時に頭の中の外人が「デキッコナイス!」と連発しちゃいますね(笑)
そこからちょこちょこひみつシリーズを買ってもらい、だいたい持ってました。まだ実家にあるのかな?

それが学研と学習マンガの出会いで、「学研 科学と学習」を定期購読してもらうようになり、普通だとこの流れは「学研の科学をきっかけに科学者を目指しました」ルートだけど、そうはならず、「カゲマン」とか漫画して読んでなかったっけ(笑)

子供のころの刷り込みは強く、やはり自分の子供も学習マンガを喜んで買ったし、マンガではないけど、つい

大人の今もこういうのを買ってしまうのよね。まだ作ってません。学研最強。


話を戻して。

学習マンガの研究はまだ浅く、第1人者といえば、京都精華大学国際マンガ研究センターの伊藤遊さんでしょうか。よくお名前を拝見するし、論文もあります。
「学習マンガ」研究序説 ─教育・キャラクター・リアリティーー|伊藤遊
また企業、地方自治体などが発行する「実用マンガ」「機能マンガ」も一種の学習マンガor学習マンガの発展形なのかな。
機能マンガ確立に向けて─神戸大学との共同研究〈アスベストマンガ制作〉をとおして(京都精華大学紀要 第三十九号)
このあたりの研究はやっぱり京都精華さんが一歩リードしてますね・・と、気を抜くと美大ネタぶちこんでいきますよ。1日1美大ネタ達成。

「マンガ世界の偉人」とか「マンガでわかる日本の歴史」「公共広報マンガ」など「図書館など公共施設に置ける漫画」を「学習マンガ」と呼ぶんだと思ってたけど、今はもっと広い意味合いで使われるようになってます。
面白い!が探究心を刺激する。いま読んでほしい、これ「も」学習マンガ10選 | 日本財団

「擬人化などしてストーリーの中でいつのまにか『何か』を学ぶ漫画」を今どきの学習マンガと呼ぶそう。
「はたらく細胞」「もやしもん」はわかりやすいけど、「聲の形」「ブルーピリオド」「3月のライオン」も「障害について」「美大進路について」「プロ棋士の世界」を学べる学習マンガに分類できるんだそう。
そこまで広げちゃうと「ワンピースも学習マンガだ!」となっちゃうから、あまり広げず「ある研究分野をわかりやすく学べるウンチクマンガが学習マンガ」として、「なにかのためになるマンガ」「キャリア教育マンガ」は別カテゴリにした方がいいんじゃないかと思うのだけど。

そうだ。かっこつよけうとして「学習マンガ」と長々と書いてきましたが、「ウンチクマンガが好きなんです!」と言った方が早かった(笑)
手羽の本棚には「宇宙兄弟」「MASTERキートン」「パイナップルARMY」「Dr.STONE」「ドラゴン桜」「ゴールデンカムイ」「銭」等々「ウンチクマンガ」のオンパレード。
名探偵コナンが好きなのも推理における「軽めのウンチク」で、金田一少年の事件簿がいまいち好きになれないのは「んなアホな」なトリックだからかもしれない。


以上、

金太郎くんは手羽PCのモニタ裏がお気に入り場所になってしまい、さっきこの記事を書いてる時に電源タップのスイッチにアゴをのせてPCの電源が切れ、半分ぐらい書き直した手羽がお送りいたしました(涙)
写真撮ったらモニタが毛まみれ・・これ、いつか壊れるやつ・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。