【DAY1】7DAYS BOOK COVER CHALLENGE 手羽の場合

2020年5月6日(水)

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外出自粛でいろんなチャレンジバトンがSNSが行われていますね。

手羽がFB上で一番見かけるのは「ブックカバーチャレンジ」
こういうものです。
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【目的とルール】
●読書文化の普及に貢献するためのチャレンジで、参加方法は好きな本を1日1冊、7日間投稿する。
●本についての説明はナシで表紙画像だけアップ
●都度1人にチャレンジをお願いする
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「表紙画像だけ。中身は説明なし」というのは、紹介のしやすさとネタバレを防ぐためなのかな。個人的にはどんな本か教えてほしいところだけど。

原宿を歩いてるとスカウトされないかドキドキしちゃう手羽。
広報がオンライン進学ライブ配信やる時に、「手羽さんも出ません?」と突然言われ「えーマジ-勘弁してよー。しょうがないなあ」な展開を待ってる手羽。

誘われなくても「誘われたら」とトキメキを変換しておくのが手羽なのです。
「常に自分事としてとらえる」ってやつですね(違う)

・・でも誘われたことがありません。
オンライン進学イベント当日、まさかの「市ヶ谷キャンパスに乗り込む」という猛アピールをしたのに誘ってくれなかった。

ブックカバーチャレンジも、どんどんいろんな人がやってるのに全然誘われない。
待てど暮らせど招待がやってこない。あの人もこの人もやってるのに。
「こうなりゃ勝手にやってやるけどいいのか!見た目寂しいけどいいのか!おじさんは寂しいと死んじゃうんだぞ!」と無言の脅迫をしてたその時、

お友達の中島信也さんが声をかけてくれました。ちょっと泣きそうになった。


いやー、基本バトンはやらない人間なんでお誘い受けても全てお断りしてるんですが、信也さんから頼まれたらやるしかないよね。


・・嘘です。全力でスタンバってました。とっくに何にするか決めてました。
ただFacebookではなく、手羽美★でやらせてもらいます。
それと次の人は特に指定しない・・・手羽みたいな寂しい人を作らないために・・手羽の知り合いと思う人は自由にやってください。誰もやらなかったらそれはそれで寂しくなるのだけど・・。


まず最初の1冊目はこちらです。

「ハチミツとクローバー」、通称「ハチクロ」。
最初だとこれしか思いつかない(笑)
それまでも美大を舞台にした漫画はちょこちょこありましたが、ブルーピリオドが出るまで「美大漫画といえば?」と聞かれたら100%の人が「ハチクロ」と答えたはず。厳密にはブルーピリオドは「美大受験・東京藝大漫画」だしね。

「本についての説明はなし」ってことなので内容等には触れずに、その周辺の話を書かせてもらいます。


「1日1冊って言われてるのに、なんで2冊なんだよ!」と理由も聞かずに怒り出すルール好きで早とちりな方のために補足すると、実は両方とも「第1巻」なんですよ。
ハチクロは掲載紙が2回休刊してしまった不遇の漫画でもあり、右側が2001年1月、最初に発売された宝島社ワンダーランドコミックス版のハチミツとクローバー 第1巻で、左側が現在発売されてる2002年8月発刊集英社クイーンズコミックス版のハチミツとクローバー 第1巻
宝島社版は人気が出る前に発行されたので数が少なく現在絶版中。今はなかなか手に入りません。てへ。
同じ1巻だから1冊扱いでいいでしょ?(すごい屁理屈)

判型が違うのもそうだけど一番の違いは、最初の宝島社版は真山がモノローグを語ってるけど、集英社版はセリフとカットが少し修正されて、竹本がモノローグを語ってます。当初は真山を中心に回すつもりだったけど、話を進める中で竹本に変更になったのかな、とここから推測されます。
おっと、これ以上書くと中身に入りそうなので、こんなところでやめておきます。


なんで最初の1冊がハチクロかというと、ここをご覧になってる方なら周知の事実だと思いますが、ハチクロに登場する「浜田山美術大学」はムサビがモデルになってて、アニメ版や映画版ではムサビが「撮影協力」に名前が入ってます。

この7号館と1号館のカットはちょこちょこ漫画やアニメに登場してました。
その頃広報を担当してたので、仕事でも趣味としても非常に思い出深い漫画なのです。


ただ。「リアルな美大な話か?」と聞かれると、ブルーピリオドに完全に軍配があがります。
また内容だと、実は

羽海野チカさんの漫画であれば、個人的には「3月のライオン」の方が好きです。悩んでる人の心理描写を描かせたら、羽海野さんの右に出る人はいないっすね。

特にいじめ騒動の話はほんと泣きました。
羽海野さんの姪っ子さんが受けたいじめがモデルになってるそうだし、「教育は『教える』に『育む』と書く。『教える』だけならこんな楽なことはない」という言葉は常に心の中に置いてるセリフです。
あかりちゃんの中学でもいじめがあり、「お前ら、3月のライオンを読んでないのか!」と叫んでやりました。
ちなみに文科省といじめ防止のコラボをやったりもしてます。
 

で、最近の羽海野チカさんといえば、手羽もちょうどリアルタイムでやり取りをみてたんだけど、漫画みたいなことがおきたんです。ネットニュースにもなりましたね。
時間のある方は↓こちらのツイートをおっかけて読むと、そのドキドキ感が共有できるはず。

そこから更に話が発展して、川本家3姉妹の手洗い推奨ポスターが生まれ、世界中の有志によってあっと言う間にいろんな言語に翻訳さたんです。このスピード感たるや。
少しピックアップするだけでもこれくらいあります。

今は日本語版が公式から無料配布されてます。

にしても、羽海野先生は根詰めるタイプなので体調が心配。「そ、そのへんでやめときません?」と言葉をかけてあげたくて。


続く。


以上、このいきなり最初からエンジン全開な感じで、いかにじっと声をかけてもらうのを待ってたかがわかるはず、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。