そうだ。卒展旅に出よう。
というわけで、これまでの話はこちら。
■(未来の学校祭と)五美大展に行ってきた
■視デ選抜卒展「コンタクト展」と桑沢2019も行ってきた
■IAMAS2019に行ってきた
■名古屋芸術大学卒業・修了制作展に行ってきた【森本千絵さんにも会ってきた】
■名古屋造形大学卒業制作展に行ってきた【トクサツガガガ展も】
2月24日(日)午前8時。
ホテルをチェックアウトして向かった先は・・
名古屋の老舗喫茶店「コンパル」です。
NHKの72時間でも紹介されてて本当は本店に行きたかったけど時間の関係で栄駅地下の支店に。
名古屋といえばモーニングが有名ですが、ここにきたらやっぱりエビフライサンド一択!
これがうまくてうまくて。
お腹がいっぱいになったところで、東山線に乗り、終点藤が丘駅でリニモに乗り換え。
ほんとに全然揺れないし加速が早い。こんなに違うとは。
ちょっと寄り道して先に
愛・地球博記念公園(モリコロパーク)をチロっと散歩。
メイとサツキの家は時間がかかりそうだったんで今回はパス。
リニモで二駅戻って、
芸大駅で下車。
東京藝大じゃありません。名古屋で芸大といえば、
愛知県立芸術大学しかないっしょ!!
愛知県芸は日本で初めて美術学部と音楽学部を備えた公立芸術大学として1966年に創立しました。
県立芸術大学は沖縄県立芸術大学もあるけど、私たちが「県芸」と呼ぶ時はほぼ愛知県芸のこと。手羽が県芸出身の著名人ですぐに思いつくのはやはり「ムサビをやめて県芸に行った」でおなじみ奈良美智さん。それと彫刻の戸谷先生(笑)
愛知県芸には昔から行きたい思ってたけど、何かのついでには行くには難しい場所にあって、ようやく訪問することができた。これで大阪から東の美大は多分全部制覇、国公立芸術大学で行ってないのは沖縄県芸となりました。残るは中国地方と沖縄を攻めるか・・・しかしチャンスあるかな。
それにしてもですね・・
正門から緩やかな坂道を延々と歩く感じで・・。
正門から管理棟までの道のりを写真から動画化してみました。
駅から正門まではあっという間だけど、そこから10分ぐらい歩く印象。
ちなみにこの動画は、行きは歩いてヘトヘトになったから帰りはシャトルバスに乗ったの。それを逆再生してるんで視点が高めなのです。
ようやく建物が見えてきた・・・。
で何しに来たかと言うと、もちろん
平成30年度 愛知県立芸術大学卒業・修了制作展のためです。
愛知県芸も昔は愛知県美術館で卒展をやってたんじゃないかしら。今は学内卒展なんです。
坂道で体力が激減しちゃったけど、入り口すぐのこの建物を見たらもう復活しますね。
講義棟!
南北110mの長さの建物で、講義棟を境に美術学部と音楽学部に分かれます。
それにしてもすごい造りだなあ。
キャンパス全体の建物が南北・東西のグリッドラインを意識した配置になってて、ムサビのキャンパスと思想が似てる気がする。年代もほとんど同じだし、同じくドコモモに選定されてるし。ただもっと直線が強いかな。
多分昔は灰皿だったんだろうけど今はオブジェに。
確かに地面に埋め込まれてるから簡単に撤去できない(笑)
美大は猫が多い。なおかつ愛知県芸の猫は毛並みがいい。
さっきから「南北」と書いてるけど別にコンパスを使ったわけじゃなく、アトリエの大きな窓がある方が北側のはずだからそうじゃないかと。アトリエは全部大きな明り取り窓がついてて、このあたりもムサビと似てる。
この場所だけで100枚ぐらい写真撮れそう。素敵な空間だなあ。
この「階段デッサン室」のサインは、印刷じゃなく彫られてるんですよ。昔って全部こうでしたよね。ここにいるといい意味でタイムスリップする。
まだファインアートだけだし建物3つしか入ってないけど、これはやばい。やばすぎる。どこも絵になるから撮りきれない。もっと紹介したい。
というわけで、愛知県芸レポートはまさかの続く!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。