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<これまでの話>
2月22日、急遽六本木での仕事が入ったので、その足で五美大展へ行き、3月に定年退職されるタマビのヤマモトさんに感謝の気持ちを伝えるのであった。
■【もうギリギリ】未来の学校祭と五美大展に行ってきた
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学長と井口先生とは国立新美術館で分かれ(学長はその後新宿、井口先生は銀座で打ち合わせが入ってた)、手羽はこっちへ。ここまで来たら行かなくちゃ。
アクシスギャラリーでやってる、
■武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科 2018年度卒業制作 選抜展「shide CONTACT 2019」
●会期:2019年2月21日(木)ー26日(火)
●時間:11:00-20:00
視デのコンタクト展です。
できるだけ見るようにしてて、この5年は毎年行ってるんじゃないかしら。
毎年思うことだけど、併願者の多いタマビグラフィックとムサビ視デの学外卒展を見ると、両学科の教育の違い、お互いが大事にしてる部分の違いがはっきりとわかります。
タマグラ卒展では「グラフィックデザイン学科はグラフィックデザインを勉強するところなんだな」と手羽は感じるんですよ。「へ?グラフィックだから当たり前だろ?何言ってんの?!」かもしれないけど、視覚伝達デザイン学科は名前通り「ビジュアルでのコミュニケーション」を重視してるのがコンタクト展から見えてきます。
タマグラは結果、ムサシデは経緯を大事にしてるというか、タマグラはアウトプットの精度を高めることに、ムサビ視デは研究の精度を高めることを重きを置いているというか。視デはコンセプト説明パネルがほとんどあるけど、タマグラにはキャプションぐらいしか作品を説明するものがないのがわかりやすい例。
なので両方受かってどっちに行くか迷ってる人、これから両学科の受験を考えてる人がいたら、予備校の先生に「視デとタマグラの違いはなんですか?」と聞くより、コンタクト展と3月2、3日に開催されるタマグラ卒展を自分の目で見て比べた方がいいですよ。あ、3月3日は大貫卓也さんと服部一成さんのトークショーもあるそうなので、五美大展DMのことを聞くのもいいかも。
しかし、視デは学内卒展で全部見たはずなのに、環境が変わると「へー。こんな作品もあったのか」「こういう意味だったのね」と再発見がありますな
おっと、コンタクト展は4階だけじゃなく、地下1階のシンポジアに映像系を展示してるんです。
そっちも見忘れちゃダメ。
と地下1階にいったら
おおおお。ギャラリーじゃなくなってる!!
世界中から集められた先端素材を閲覧できる「マテリアルコネクション東京」が2018年8月にオープンしたんだって。
なので今年から4階だけなのでご注意を。
「さ、これで帰るかな・・・ん。そういえば、例年五美大展の会期にあっちも卒展やってたような・・」と思い出して調べたら見事にそうだった。
というわけで、
■平成30年度 卒業生作品展「桑沢2019」
●会期:2019年2月22日(金)~2月24日(日)
●時間11:00-20:00 ※24日は18:00まで
●場所:専門学校 桑沢デザイン研究所 渋谷校舎
桑沢デザイン研究所の卒展へ。桑沢卒展もできるだけ行くようにしてます。
あ、厳密には「昼間部 総合デザイン科3年、夜間部 デザイン専攻科2年の卒業制作、それと1年制の基礎造形専攻の作品」の展示です。
やっぱり桑沢はレベル高いなあ・・。
そういえば昨日は第三回全日本高校生デザイングランプリの授賞式があったようですね。
2年前よりも中国語が多く聞こえたけど、桑沢も中国留学生が増えてるのかな?
本日最終日なのでぜひ。
あ、ファッションショーが2時と4時に開催されるので、その時間に合わせていくといいかも。
以上、「五美大展、コンタクト展、桑沢とあちこち行っててすごいですね」ってそれくらいで褒められても困る、
翌日24日の朝は某所にいた、卒展旅はまだまだ続く手羽がお送りいたしました。
ここがどこなのかは明日。
まさかの続くっ!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。