センター試験を受ける方、頑張ってね。
あ、ムサビも出願状況を公開しました。
■平成28年度造形学部一般入学試験の出願状況(1/15現在)を掲載しました
願書締切は1/19ですが、センターB方式の締切が1/26なので恐らく確定版発表は1月末になるんじゃないかと。
でも手羽はこっちの話を。
■平成27年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展
●会期:2016年1月15日(金)-18日(月)
●時間:9:00-17:00
●会場:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
●特設サイト:http://www.musabi.ac.jp/sotsusei/
*駐車スペースはございません。お車でのご来場はお控ください。
→交通アクセス
■学生による卒業・修了制作展 ぐるっとツアー
●2016年1月16日(土)
13:00-14:00
●2016年1月17日(日)
13:00-14:00
14:30-15:30
*事前申込不要
*「スタンダードコース」と「トークコース」があります。
今日明日が一番来場者が多いと思うので、出し惜しみせず一気に。
学科独自の特設サイトやイベントページ、Facebookはこちら。作品展示場所・イベント等詳細情報はこっちの方が詳しいです。
■視覚伝達デザイン学科
●特設サイト Be water -
●Facebookページ
■基礎デザイン学科
●presentation ’15 公開プレゼンテーション
公開プレゼンは1月17日(日) 13:00開演(12:30開場)で、会場は1号館103講義室。
■建築学科
●建築祭2016 開催のお知らせ
建築祭は1月16日(土)第1部11:00 - 12:00:竹山実賞 表彰式、 第2部13:00 - 17:00:修了制作優秀作品レビュー・ 卒業制作選抜講評会という構成で、会場は8号館308講義室。
■映像学科
●特設サイト
上映作品タイムテーブルが公開されました。これが欲しかった(笑)
■芸術文化学科
●Facebookページ
今日は今井先生の最終講義があります!
■最終講義「決定版!今井良朗流 芸術文化学のススメ」
●日時:2016年1月16日(土) 14:00-16:00 *開場13:30
●会場:1号館103講義室*会場が変更になってます
■デザイン情報学科
■特設サイト
■Facebookページ
本日16日(土)午後から恒例のホームカミンデーが開催されます。デ情OBOGの皆さんはぜひ。この気合の抜けたサイト、嫌いじゃないです(笑)
ムサビ卒展に関する今までの記事はこちら。ムサビへ出発する前にご覧ください。
■【疑問にお答えします】2015年度 ムサビ卒業・修了制作展は1月15日から!
■【ムサビ卒展の疑問にお答えします】いつ見るか。どう見るか。
■【ムサビ卒展の疑問にお答えします】あなたの展示を宣伝しましょ!
■【あなたの展示宣伝します】ルーブル美術館より広いムサビ卒展は本日1月15日から!
昨日は仕事が忙しかったのと打ち合わせが3つ入ってて、ほとんど卒展は見れませんでした(涙)
知り合いや紹介した展示を中心にサラっと見たくらいで、ファインアート系はまだ全然見れてない。ただ、「今年はこんな感じかな?」ってのは書けるので、それをお送りいたしますね。
正門でもらえる卒展全体パンフレットの他に、いくつかの学科で独自パンフレットを配布しています。手羽が把握してるのは視覚伝達デザイン学科が各教室、映像学科は12号館1階、芸術文化学科は9号館5階、デザイン情報学科は9号館3,4階にあります。これがあると動きが楽がなりますよ。視デは今年も分厚い冊子を無料配布してました。
昨日書いた通り、「今年はどんな感じっすか?」をざっくりと把握できるのは地下展示室です。
こちらは9号館地下展示室。
12号館展示室。
んで、昨日見た限りだと「チェックしといた方がいいよ」はここですね。
8号館2階工芸工業デザイン学科のインダストリアルデザイン(ID)の部屋。
むしろムサビ教職員や他学科のムサビ生に見てほしいくらいで、「このレベルのモックアップを学内で学生さんが作れるんだな・・」とびっくりしてしまって。あきらかに去年までの精度というかレベルと違うんです。某車メーカーの方が「これはすごいですね・・」と言ってたくらい。ID・田中先生に聞いたところデジタル教育を本格的に始めた学年だそうで「来年、再来年はもっとすごいですよ」とドヤ顔されました。
体育館アリーナでやってる工デ・テキスタイルの展示。
「あれ。iが足りなくない?」と思ったりもしたけどそんことはよくて、体育館アリーナに行くと、1月末に竣工する14号館を間近で見れます。
来年は道路が横断してるはずなので、こうやってツーツーで体育館アリーナに行ける卒展は今年が最後ってことですね。来年から14号館を使う工デは今オススメ。ぜひ受験してください(宣伝)
さて、「ムサビ卒展を見る時のポイントは何か?」と聞かれたら、私はこう答えます。
気を抜かないでください、と。
というのも、「卒業制作展」と聞いてイメージする「教室を使った展示」が圧倒的に多いのは確かなんですが、
こんな感じなわけですが、「気を抜くな」というのは教室以外でも展示をやってて、
例えばこちらは9号館6階エレベータホール前。
アートサイト岩室温泉2015リーダー・中島くんの展示で、アートサイト岩室温泉の新しいプランの提案です。冊子は研究支援センターに寄贈してね。
9号館WEBスペースにもいっぱい作品があります。こちらは基礎デ・鈴木さんの作品。
小さなこどもの夢を叶えて映像に収めるという作品で、この写真は9時前に撮影したのでこんな感じですが、開場中は賑やかになってます。
教室内だと本人がいなくても監視してる学生さんや他の展示の方に伝言とかお願いできるんだけど、教室外だと基本一匹オオカミ状態なんで、
こういうメモが置かれてたりします。
ちなみに土日に手羽はムサビにいるかいないかでいえば「いない」です。
これは12号館1階のエントランス。視デ本田ゼミの河野さんの作品で「鳥好きの鳥好きによる鳥たちのための広告」。オウムなどの鳥を保護するNPOに何度もボランティアで入ったそうです。
やはり12号館1階エントランスにある建築学科・土屋スタジオの田中さん。
外から見るだけじゃよくわからないのだけど、
中に入ると「えっ・・・・」ときっとなるはず。
こちらも建築学科なんですが、12号館1階ガラス面の鈴木スタジオ・谷口さん。
モアレを使った作品は写真だと全然うまく伝えられませんね。実物をじっと見てると、どんどん中に吸い込まれる感覚になるんです。実際に見てください!
ここは10号館1階で普段は視デがスタジオで使ってる部屋だし(この作品、学部生なのかな?学部のこの研究レベルはすごい)、
ここも普段は建築学科の工房として使ってる部屋。今年は土屋スタジオがいいですね。
体育館の柔道場でも展示してるし、
学生さんが講師を呼んでレクチャーをやってたりします。(このパターンは初めてかもしれない)
室内だけではありません。
10号館前芝生のヤジロベエ。空デの学生さんで、今年一番大きい作品。
こんな感じで廊下やら倉庫やらあちこちに展示されてるんです。
ただ、私たちは通常時のムサビを知ってるので「普段そこにないもの=作品」と認識できるんだけど、お客さんは普段のムサビを知らないから、それが卒業制作作品なのか、常設されてるものなのか、はたまたゴミなのか(笑)、私達が思ってる以上にわからないんです。
屋外作品で素通りされてる作品はその可能性があるから、もっとアピールした方がいいっすよ。
その私達も作品がドーーンとあればまだ気が付くんだけど、
12号館前広場に面するガラスの中で一日中ラジオ放送してる基礎デ生さんがいたりね。音が出てなかったら気が付かない(笑)
ちなみに番組名は「ちょっと言葉の多いラジオ」で、 コーナータイムテーブルは
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10:00 ちょっと言葉の多い挨拶
10:06 今日の「シェア概念」
10:25 ポエティック天気予報 朝
10:30 一切曲のかからない楽曲紹介
11:04 ニュートラフィックインフォメーション 〜江戸交通情報〜
11:08 ニューラジオ講座 美大語初級
11:14 ちょっと言葉の無い時間(休憩)
11:46 ポエティック天気予報 昼
11:53 山手線ヌスミミミラジオドラマ
12:30 ニュートラフィックインフォメーション〜ルネッサンス交通情報〜
12:33 ちょっと言葉の多い食レポ
12:55 一の質問に対して百で返すお悩み相談室
13:14 情緒的迷惑メール朗読会
13:30 ニューラジオ講座 美大的謝罪中級
13:38 ポエティック天気予報
13:44 山手線ヌスミミミラジオドラマ(再放送)
14:20 ちょっと言葉の無い時間(休憩)
14:51 エキサイティング再翻訳小説
15:22 ちょっと言葉にならない音楽
16:02 ポエティック天気予報
16:08 ニュートラフィックインフォメーション 〜江戸交通情報〜 (再放送)
16:10 ちょっと言葉に出来ない程の感謝を ちょっと言葉にしてみるコーナー
16:32 情緒的迷惑メール朗読会(再放送)
16:50 フリーな時間
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だそうです。意外と細かい(笑)
9号館地下では1日中コタツに入ってる学生さんいたり。・・という表現はこの作品には雑過ぎすぎだな。
視デ古堅ゼミ・島津さんの作品で、おじいちゃんのお葬式に集まった親戚が全員似てる=血の存在に気がつき、「島津」と名乗り始めた江戸時代末期のご先祖から全部で7代の写真を集め、それを分析し、似てる具合をダイアグラム化し・・・という壮大な研究なんです。
「気を抜いちゃいけない」の意味をわかっていただけましたでしょうか。
気を抜かずいつも周りをキョロキョロしながらクネクネしながら迷いながら学内を歩く・・・これがムサビ卒展観覧の極意でございます。
さーて、今日の展示紹介コーナー!
「てばさん、空デ大学院の高澤です。お時間ございましたら8-104へいらしてください!」とメッセージが届いて(笑)、行ってきました。
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■高澤聡美 『烏合のひと』
●場所 :8号館104 暗室
とある実験の過程と結果
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学部時代から知ってる学生さんです。修了制作はこうなったか・・・でも全然違うようで、実は卒業制作との連続性みたいなものを感じました。
もひとつ、知り合い(でもないけど)の映像学科・今井 新くんを。
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「ISのれん」という作品です。
来場者の皆様には避けられて入ってもらえません。(そらそーだ)
でも、一部から激励されたり、お前友達少なそうだけどなんかガンバみたいな反応もらいました。
美大の卒制を楽しむために来場されているお客様を蔑ろにしながら(されながら)も、僕は僕のすべきことを粛々とやりましゅ。
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場所は2号館2階の講義室のどこかです。
以上、仕事が忙しくて全然見れなかったといいつつ、
中央広場の小屋でちゃっかりサイリウムを振りつつアイドルを応援しながら「そうか。若い女性はハーゲンダッツが好きなのか」と勉強したり、
10号館吹き抜けの作品によじ登らせてもらってたり、押さえるべきところは押させてる手羽がお送りいたしました。
うーん、ケイン・コスギばりに軽快に登ってたつもりなんだけど、なさけないくらいへっぴり腰だなあ・・・。
【学生さんに業務連絡】
土日は特に来場者が多いです。
来場者が多いってことは、「いろんな人がやってくる」ってことでもあります。
「説教を始める話の長いおじさん」なんてのはこの業界にいる以上ある程度仕方ないんだけど、作品や機材、貴重品の管理はいつも以上にしっかりしましょ。
盗難のケースもありますが、一般のお客さんだと「持ってちゃいけないものどうか」「触っちゃいけないものなのか」の判断ができないので、サンプルで置いといた紙冊子とかだと悪気なく持って行ってしまうこともよくあります。うちの子もお皿とかだと平気で展示されてるものを手に取っちゃうんですよね。怖くて怖くて。そういうケースも想定しときましょ。
個人情報もね。 「興味のある方は連絡ください」と作品の横に電話番号やメアドを書いておくのを止めはしないけど、「変な人」も当然いるので、こういう時は捨てアドの方がいいです。特に女性は。
うまい話はそんなにゴロゴロ転がってませんから。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。