怒涛の弾丸すぎる京都旅行レポートをお送りしましたが、
■【日本で唯一「工芸学部」を持つ大学】京都美術工芸大学に行ってきた
■【観光デザイン】京都嵯峨芸術大学に行ってきた
■京都芸術教育コンソーシアム主催フォーラムに行ってきた
今回の旅行で感じたことを。
それは嵯峨嵐山駅に到着した時のこと。
手羽は田舎もんなんで、最初の感想が「まるで原宿みたい」でした(笑)
これまでのシリーズで人が映ってる写真をあえて使ってこなかったんだけど、渡月橋までの道はずっとこんな感じ。
「日曜の原宿みたい」の形容詞以外思いつかない。
もう一度トップバナーの写真みてください。すごいっしょ?
歩いてる時の感覚としては半分ぐらいが日本人ではないアジアの方ですね。
何回か嵐山にきてるけど、もちろんこんなに人がいるのを見たのは初めて。
食堂はどの店も行列ができてました。完全にキャパオーバー。
昨日「手羽さん、京都に行ったんですね。観光はどうでした?」と聞かれたんですが・・・「11月21日に京都5芸大のフォーラムがある」と知って勢いで京都へ行ったので、「3連休初日」「紅葉の観光シーズン」ということを手羽は全然把握してなかったんです・・・バカでしょ?
朝、品川駅に着いたら新幹線はどれも満席で。そこで初めて「あ。そういえば3連休だ・・(汗)」と気が付き。
結局、新幹線では座れず、実は名古屋まで自由席で立ってました・・・これがつらかった・・・。
渡月橋もよく見ると、「橋から落ちるんじゃね?」ってくらいの人人人で。
秋の臨時交通規制がかかってたこともありますが、渡月橋周辺の道路も大渋滞。ほとんど動いてなかった。帰りはチンチン電車に乗って西大路三条駅で降りてバスで京都駅に向かったら、京都駅周辺も大渋滞で。この時期に京都を車で動くのは絶対にやめた方がいいっす。
でもちょっと待てよ、と。
2020年の東京はどうなっちゃうんだろう。
秋の紅葉シーズンでこの状態。
渋谷や新宿もアジア系観光客が増えてるのは明らかだし、高尾山の登山道もこの3連休は行列ができてたそう。これが1か月間のオリンピックとなったらどうなるのか。。
政府は2020年の外国人観光客数目標値を「年間2000万人」としてましたが、3000万人に引き上げ変更しています。「なんだ1000万人上げただけ?」と一瞬思ってしまうのだけど、2014年の外国人観光客数は約1300万人なんですね。つまり今より倍以上の外国人観光客が来る、と予測目標を立てているんです。
「それはありえないっしょ(笑)」とこれまた思ってしまうけど、2012→2013年、2013→2014年の外国人観光客数伸び率が24%と29%。15%の伸び率でシミュレーションしても3000万人超えちゃうわけで、決してありえない数字ではない。
あ、補足しておくと、ロンドンではオリンピック時の年間観光客数は増えてるのだけど、オリンピック開催期の観光客数は減ったそうです。「オリンピックに興味がない人が混雑を避けた」という分析だそうで、実はそんなものなのかもしれません。
オリンピック4年前から文化プログラムをスタートすることは以前記事に書きましたが、
■芸術系大学連携キックオフ会に行ってきた
2016年10月に文化プログラムのキックオフ的扱いで、京都と東京での大規模なイベントが発表されてます。
詳しくはこちらのPDFをご覧ください。
■「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」について|文部科学省
「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」というちょっとダサめなタイトルのイベントが10月19日・20日に京都、10月20日(木)-22日(土)に六本木で開催されるんです。
まだ私達も直接聞かされてないんだけど(笑)、資料には「六本木アートナイト」の文字が・・この時期にやるのか・・・・すんごい寒そう・・・。
2016年からいよいよ道路の問題、ホテルの問題、言葉の問題、食堂の問題などなど本格化するってわけで、次回は「京都はこのままじゃグローバル化は無理!」って話を書きます。
あ、といっても堅い話は書けないので安心してください。。
てなわけで、もう1回続くっ!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。