【日本で唯一「工芸学部」を持つ大学】京都美術工芸大学に行ってきた

モテルと噂の美大男子の手羽です。

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11月21日(土)午後に京都での用事ができたので、「えーい。じゃ、ついでにあそこも行っちゃえ!」と「そうだ、京都へ行こう」のノリである場所へ向かいました。
 

京都駅からJR嵯峨野線に乗り、写真みたいな渓谷を4つぐらい超え、、、と書くとすんごい遠いイメージになりますが・・・いや、実際遠かったんだけど・・・快速だと40分ぐらいで着くそうです。

園部駅に到着。
 

駅からもでっかく大学名が見えます。

うわ・・・こ、この階段を登るのか・・・といって、ここまできて帰るわけにもいかないしなあ・・・そんな葛藤を繰り広げながら登った先に

京都美術工芸大学さんがありました。

ここで京都美術工芸大さんの紹介を。

略称は京美(使ってる人をまだ見たことないけど)。
2012(平成24)年4月に「日本で唯一工芸学部がある大学」として開学した新しい大学で、京都伝統工芸大学校京都建築大学校を持つ学校法人二本松学院さんが運営されてます。

美術工芸学部」だと金沢美工さんや沖縄県芸さんにあります。また、京都工芸繊維大さんに以前「工芸学部」がありましたが、平成18年に工芸学部と繊維学部が合体し「工芸科学部」になったので、確かに「工芸学部」は他にありません。
といっても、京都工芸繊維さんの「工芸」は東京工芸大の「工芸」と同じく「学+術」の「工芸」であり、「クラフト」という意味ではありませんが。
現在は1学部1学科で2年次後期から伝統工芸・工芸デザイン・文化財修理・建築の4コースに分かれるカリキュラムになってます。

開学時の入学者数は定員95名のところ30名という状況でしたが、25年度は68名、26年度は87名、27年度は99名と着実に伸ばしてますね。2012年度スタートということは今年度が完成年次。ってことは今年初めての就職者が出るわけで、どういうところに仕事につくのかすんごく興味があります。


この京都美術工芸さん、来年2016年度に建築学科を作り、
新学科「建築学科」を2016年4月開設!
2017年には京都国立博物館、三十三間堂にほど近い場所に京都東山キャンパス開設を予定しており、
京都東山キャンパス 2017年4月開設予定
かなり攻めの姿勢です。ちょっと注目しておかないと。
  


学内をグルっと。

実は学内見学申込フォームで10時にお願いしてたんだけど、頑張っても11時に到着することが新幹線の中で判明し、あわてて「引率は申し訳ないので適当に見学させてもらいます・・」と連絡しまして。
というのも、翌日の11月22日がオープンキャンパス日だったんですよ。
自分が担当者だったら「てか、なんでオーキャンに来ないの?前日が準備で忙しいの、関係者ならわかってるよね?もう勝手に見りゃいいじゃん。わざわざ連絡してくんなよ!」と絶対に思ってるはずなので・・。
 

こちらがキャンパスマップ。
これだとわかりませんが、結構な高低差があります・・。

このマップで6と書いてあるのが7階建ての6号館研修センター、つまり学生寮でワンルーム150室あります。
駅前にも二本松学院さん所有の学生寮が複数あり、このあたりのサポートが手厚いですね。
周りに何もなくて通いにくいってのもあるんですが、遠くから来れるように授業は9時45分始業なんですって。

ムサビも自宅から2時間ぐらいかけて通ってる学生さんもおり、通いやすいように始業時間を9時30分ぐらいに設定してあげたい気持ちもあるけど、うちのカリキュラムだと終わり時間も遅くなっちゃうしなあ。
 

美大だと「石彫場」ですが、京都美術工芸さんは「石工芸実習室」なんですね。
確かにアート作品らしいものはなく、

灯篭やお地蔵さんが作られ、あちこちに設置(放置?)されてました。

やはり、クラフト系の実習室の環境は充実してますね。机など見てもうらやましいものばかり。

おっ。トンカントンカンやってる!

土曜日は必修授業ってやってないのかな。
工房はほとんど人がいなかったんだけど、チャイムがなったらぞろぞろと学生さんがでてきたんで、土曜は講義だけやってるパターンなのかも。だからカレーだけでいいのかな、と推測。学内のローソンも閉まってたし。


最後に宣伝を。

Diploma × KYOTO’16

●会期:2016年2月27日-29日の3日間
●会場:みやこめっせ京都市勧業会館

近畿圏の大学で建築を志す学生さんたちによる合同卒業設計展で、今年度は21大学約180名が参加します。
ちなみに主催団体の京都建築学生之会は1989年に発足し、今回の展示は25回目だそう。
あ、合同の建築系学科展覧会といえば、現在開催中のラーニング・アーキテクチャー展もどうぞよろしくお願いいたします。(必殺の宣伝重ね)
 
まとめ。
手羽が見た限り、「アート色」は薄く、やはり「工芸・伝統技術の訓練」に近い印象でした。
男子学生の割合も他美大より多く、これまでの「美術大学層」とは少し違うのかもしれません。

京都は何度も来てるけど、京都市内から遠くて京都美術工芸さんへはなかなか行けなかったんです。
来れて参考になる部分もあって良かったし、これで京都の美大は全部回ったことになりました。
関西でまだ行ってないのは宝塚大学造形芸術学部。はやくしないとなくなっちゃう・・。



おっと、そろそろ行かなくちゃいけない時間。
京都美術工芸さん、どうもありがとうございました。今度は東山キャンパスを訪問させてもらいます。

嵯峨嵐山駅で降りて、ある場所へ向かうのであった。


続くっ!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。