【宮崎・鹿児島ツアー3・4日目】ポンちゃん絵画教室と松陽高校とカルミア美術研究所といづろ画塾に行ってきた

2025年7月8日(火)

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宮崎・鹿児島シリーズをお送りしています。これまでの話はこちら↓
【宮崎・鹿児島ツアー1日目】宮崎県立佐土原高校と「かくかくじかじか」聖地巡礼に行ってきた
【宮崎・鹿児島ツアー2日目】宮崎県美術系大学・短大説明会をやってきた

 
2日分まとめて。
7月6日(日)13時。
タマビさんと一緒に

ポンちゃん絵画教室へ。
ポンちゃん絵画教室はムサビ大学院油絵修了で油絵学科助手もされてた島嵜さんが運営してる画塾。
宮崎には美大受験対応した画塾が2,3校ありますが、東京進学の実績が一番あるのがポンちゃんじゃないかしら。島嵜さんとは助手時代からの付き合いだけど、教室開いてもう20年になるんですね。時がたつのが早い・・・。
あ、ちなみに「ポンちゃん」の由来は、たぬきがよく出る場所だから「ポンちゃん」なんだそう。

去年に引き続き、ムサビタマビ合同のガイダンスをやらせてもらうことができまして、

まずはタマビのガイダンス。
「もともと同じ学校だったから」ってのもあるけど、両大学が一緒にやる理由は「ムサビかタマビかとかどうでもいいから、東京の美大を目指してみようよ」キャンペーンです。

なのでもちろん手羽も「ムサビはとってもいい大学だよ」という話はするけど、地方だと「東京で学んだ方がいい理由と価値」をメインで話すようにしています。

そして広報プロジェクトとして同行した菊土也(キクツチナリ)くんは学生生活チームに所属してるので、

奨学金やアパート・寮の話をどこよりも詳しくしゃべってもらいました。ガイダンスデビュー。
どうしても学費・生活費が上京する一番のハードルになります。それは私たちはどうしようもないのだけど、調べると意外といろんな奨学金・減免等の手段があることを知ってほしくて。
アパート代も新宿とか渋谷はバカ高いけど、ムサビ最寄り駅の鷹の台駅周辺の相場は結構安いんですよね。逆に京都とかは思ってる以上に家賃が高かったりして、ちゃんと調べた方がいいよ、と。

親御さんも含めて30人ぐらいいらっしゃったかな。

参考作品実物を見てもらったり、個別相談を受け、終わったのは16時過ぎ。
島嵜さん、生徒の皆さん、ありがとうございました!
 

で、宮崎駅と空港で同行スタッフをおろして、手羽はそのままレンタカーで鹿児島一人旅へ。
レンタカー屋さんから「新燃岳の噴火で灰が道路に積もってる可能性がある。道路が滑りやすくなってるから気を付けてください」と言われました。確かに新燃岳の真横を通るんだった。すごいタイミング・・。

鹿児島に到着したのが20時ぐらい。
お昼を食べてなかったからホテルの近くで

1人しゃぶしゃぶをして寝ることに。


令和7年7月7日(月)10時。
まずは

鹿児島県立松陽高等学校へ。
1983年創立の高校で、鹿児島で唯一美術科のある県立高校。沢村一樹さんが第1期卒業生。

広いキャンパスの中に音楽科と美術科が入る芸術棟があり、

1階にはニケがデーンと。

 
ガイダンスの前に芸術棟を見学させてもらいました。


  • デッサン室


  • デザイン室


  • 暗室も


  • 最新のMacがおかれたPCルーム


  • 音楽科のホール


で今回の会場である

日本画室。
日本画の部屋でガイダンスやるのは初めてだけど、確かに床張りで机とかもあまりないから大人数をいれることができますね。

二本立てになっていて、最初は1年生40人対象に50分、

2日本目は2,3年生80人向けに50分という構成。
同じ内容でもよかったのだけど、1年生は「東京の美大」の話をメインに、2,3年生にはムサビ入試のことをメインに話しました。
生徒さんの反応が良くて、すごくやりやすかった。

鹿児島は美大合同進学相談会をやってない県なので、真剣に美大進学を考えてる生徒さんは先日の宮崎会場や熊本会場、福岡の相談会まで行ってるそう。実技合格作品の実物を見るのが初めての生徒さんが多く、宮崎から持ってきてよかった・・。

あ、ムサビ卒業生で鹿児島県立美術館設立を考える会会長でもある宮永祥子さんも来てくださって、手羽が写ってる写真は宮永さんに撮ってもらったものです。

校舎の前でも撮ってもらいました。高校でのこういう写真が一枚もないからありがたやありがたや。
おっと、「お前、昨日と同じ服じゃねーか」と突っ込んだ人、ちゃんと朝コインランドリーで柔軟剤いれて洗ってます。
そういう細かい突っ込みする人、好きくない。

 
その足でカルミア美術研究所さんへ。

鹿児島には絵画教室がいくつかありますが、美大受験に特化した画塾はカルミアさんだけ。
先生にご挨拶だけさせてもらうつもりでアポを取ってたんだけど、生徒さんとお話もできて、貴重な時間を作っていただきありがとうございました!
また福岡で会いましょう!
 
次の予定まで少し時間ができたので

天文館むじゃき 本店へ。
ここに来たら注文は一つしかありません。

白熊です。
ここが発祥の地なんですよ。うましっ!
 

時間になったので、鹿児島での高校・画塾巡り最後の訪問地である

いづろ画塾さんへ。
昔から名前を知ってるけど訪問したことがない画塾さんでして、2017年に鹿児島へ「遊びに」行った時、
【飛行機雲の街】今最も熱い鹿児島を堪能してきた
「そうだ!いづろさんにも行ってみよう!」
と閃き、ノンアポで行ったら閉室日だったんです。ちゃんとこういうのは事前連絡するもんだな、と涙。
なので今回の鹿児島訪問は、ある意味「いづろ画塾さんを訪問する」が自分の中の最大のミッションでした。

ガイダンスというか先生・生徒さんと雑談みたいな感じだったけど、気が付いたら90分もいてしまった。いい時間を過ごすことができました。

これにて宮崎・鹿児島ツアーの相談会・高校・画塾訪問業務は終了。
鹿児島でどうしても行きたいところがあったんですが、水曜しか受け付けてなかったので、火曜は有休をとりました。この続きは今週末のオープンキャンパスが終わったら書きます。
いい加減オーキャンモードに入らないと。てかオーキャンで1日4回しゃべらないといけないからそのスライドも作らなくちゃ・・・。


以上、

鹿児島に石破さんが遊説にきてて、バリケードが張られ、SPがあちこちに立ち、

ビルの屋上でもSPが見張ってる超厳戒態勢の中、

全身黒づくめで、重たそうな黒いリュック(中はPC)と大きな黒いバック(中は実技合格作品)を持って、暑さで半ギレしてるおっさんがいたら、そりゃSPさんに緊張が走るよね、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。