【学生さんに感謝】武蔵野美術大学芸術祭2023「Dia de MAUertos」に行ってきた!その3 #maufes23 #DiadeMAUertos #武蔵美芸祭 #ムサビ #地味ハロウィン

2023年10月30日(月)

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●会期: 2023年10月27日(金)-29日(日)
●時間:10:00-18:00 *最終日は18:30まで
●会場:鷹の台キャンパス
*事前登録制

https://twitter.com/MAUgeisai
https://www.instagram.com/maugeisai/
 
今日は最終日3日目のレポートをお送りします。
 

早朝こそ雨が降ってましたが、開催時間中はとてもいい天気になり、

たくさんの来場者がありました。
ちなみに朝、日曜美術館でムサビ美術館で開催中の「西田俊英——不死鳥」展が紹介されて、「どうやってムサビに行けばいいのか」と問い合わせ電話がずっと鳴りっぱなしだったそうです。やっぱりテレビの力はすごい・・。

昼間の中央広場はこんな感じに。

中央広場といえば、学内歩いてたら「大学の方ですか?なんで今年は彫刻の男神輿がないんですか?」と聞かれました。この数年の最終日は中央広場の彫刻神輿「結合の儀」が恒例行事でしたからね。なんだかんだ寂しく感じた方も多かったはず。
モノがモノだけに「いろんなところから圧力があったんじゃないか」とかいろんな推測があるようですが、単純に企画書の提出忘れというね・・・彫刻らしいというか・・。
とはいってもこのご時世、昔のようなことはそのままやりにくい時代になってるので、来年はアップデイトされて進化した彫刻神輿に期待してます!後輩達、頑張れ!


手羽は最終日もほとんど動けなかったのだけど、これだけは見ておこうと、

体育館アリーナで10時半からやってたオープニングへ。JAZZ研の演奏で始まりました。
 
そして執行部がやってる巨大ガチャガチャを回し、主任教授ステッカー集めを継続。

念願だったデ情のVaundy・白石主任教授のステッカーをゲット!

アリーナを降りるとたまたまその白石先生と遭遇したので、

本物もゲットだぜっ!!あ、今はアフロではありません。
 
なんで念願だったかというと、大人たちの財力を使って全学科制覇を狙ってたんだけど、デ情だけまだだったんです。

見事に主任教授ステッカーをコンプリート!!
その分ダブリも大量にあったので、相談コーナーに来た受験生に「何学科受けるの?」と聞いて、目指してる学科の主任教授ステッカーを「合格祈願に」とあげてました。
 
そのあとは、駆け足でデザイン系教室を回ることに。


  • 14号館下の恐竜パニック。



 
9号館にも行って、

「貴方と私で描く、イノベーションなセカイ」でおなじみ、武蔵野美術大学発のアイドルユニット「C-IDOL(しーあいどる)」のライブへ。
集合チェキも撮りたかったけど時間がなくてできなかったのが、今年の芸祭の一番の心残り。

鈍くて申し訳ないのだけど、見ながら「あ。クリエイティブイノベーション学科、略してCI学科の学生さんがやってるからC-IDOLなのか」と気が付きまして・・。
 
そうそう。CI学科といえば、昨日こういう記事が流れましたね。
「美大に進学すると就職できない」過去から一転、“美大人気”が急上昇 企業が欲しがるワケとは | 2023/10/29 - ENCOUNT
「デザイン=ポスターやWEBデザインの意匠」的な意味合いで書かれてるのでムサビが考えていることとちょっと違いますが、でもこうやって紹介いただけるのは本当にありがたいです。
 
ちなみに、記事を読んで「これまでとは違う美大の学び」に興味を持たれた方には、ムサビがやってるこのプログラムはいかがでしょ?
2023年度 武蔵野美術大学 履修証明プログラム「価値創造人材育成プログラム(Value Creation Program)」

デザイン思考を学ぶセミナーは世の中に沢山ありますが、ムサビが90年以上続けてきた造形教育で得た知見を最大限活用して、「デザイン思考」「アート思考」といった特定の思考法にとらわれず、ビジネスに使える「創造的思考力」の基礎となる「観察力」「批判力」「構想力」の習得、他業種他分野と交わった実践演習をやるPBL型プログラムです。
文部科学省職業実践力育成プログラム(BP)に認定されてるし、厚生労働省特定一般教育訓練講座にも指定されてるから、最大で受講費用の40%が修了後にハローワークから支給されます。
申込締切は11月10日(金)、オンライン説明会も順次開催してますのでぜひ。 #PR


話を芸祭に戻します。
そのまま9号館地下小展示室へ。

電子音楽研究会は噂通りに凄かった。
学生さんでここまでのことができちゃうのか・・。
5分いるだけでトランス状態になれる。来年もやってほしいなあ。
 

さて、オープンキャンパス企画のキャンパスツアーは、

土曜日よりも参加希望者が多く、急遽午前の部・午後の部ともに手羽もガイドで加わって4班体制で回ることになりました。

「キャンパスツアーをやる広報の人」という地味ハロウィンをやってみました。
ちなみに手羽のツアー鉄板ネタで「ムサビはタマビさんと違って坂がないので歩くのが楽です」があるんだけど、もちろん仲がいいから冗談で言ってるのに、このご時世、タマビに「ムサビ広報の人がディスってましたよ」と連絡言っちゃう可能性があって。さんざんタマビのいいところも宣伝しました。難しい世の中になりました。

 
最後に。
来場者上限が無くなり飲食系模擬店も復活して、ようやくほぼ昔の状態に戻った芸術祭。一度途切れてしまった中で、こんな素敵な芸術祭を今年も開催してくれた学生の皆さん、ありがとうございました。

そして芸術祭執行部の皆さん。
我の強い学生さんと大学との間に挟まれて相当大変だったはず。自分達だって学生なんだからみんなと一緒に展示やイベントを楽しくやりたいのに、そこを我慢して、同級生や上級生を注意する役目を担い、先輩たちがつないできた学生自治のムサビ芸祭を次に続けるために頑張ってくれたことに本当に感謝してます。
うちのリンクロウくん(大学1年)は、ある事情で東京藝大・女子美・東京造形大・ムサビの芸術祭を回ってるんだけど(来週はタマビ)、「ムサビが一番規模がすごかったし、学生スタッフが一番生き生きしてた」と報告してくれましたよ。

そしてそして学生生活チームの皆さんもお疲れ様でした!

今は精も根も尽き果てて、骸骨みたいにボロボロの状態になってるかもしれませんが、もうひと踏ん張り、撤収を無事に終えることを願っております。

学内を回ってる時に「もしかして手羽さんですか?」と何度も声をかけていただきました。
ご夫婦から「手羽さんですか?ブログ見てます」と聞かれ「お子さんの展示を見に来たんですか?」と質問したら、「子供は今年卒業しちゃったんですが、在学中はコロナで芸祭を見ることができなかったんで今年は行ってみよう、と。ほんとすごいですね」とのこと。
今年はこういうケースで来場された親御さんや卒業生が結構いらっしゃったのかもしれません。でもこういう「ムサビとのつながり」もほんと嬉しい。ぜひ来年も。もしくは「通信教育課程に入学」という手もありますので。 #PR

これにてムサビ芸術祭2023レポート終了!
次は卒業・修了制作展でお会いしましょう。
 
  

以上、ほんとにくどいけど、NHK「ドキュメント72時間」が年末スペシャルに向けて今年放送された回の人気投票を募集してて、ムサビの芸術祭準備風景を撮影した
「美術大学 青春グラフィティー」 - ドキュメント72時間 - NHK

が放送されたのは今年1月だからおもっきし対象で、何をどうして欲しいとは言いませんが、大人の皆さんならやるべきことはわかりますよね?、の手羽がお送りいたしました。
ほんと頼んます。
1月一発目の放送だと印象が薄くなってるだろうし今年は神回が多かったらベスト10は厳しいのはわかってるんだけど、せめて放送されないまでも山田五郎さんに「ムサビの回もよかったよねー」と言われたくて・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。