【美大作品展もある】TOKYO DESIGN WEEK 2016を手羽的視点で紹介します!

外苑・六本木イベント4部作の手羽です。

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10月はほんとに六本木・外苑を中心とした展覧会やイベントが多くて。

連続で
デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法
●会期:2016年10月14日(金)- 2017年1月22日(日)
●会場:21_21 DESIGN SIGHT


GOOD DESIGN EXHIBITION2016
●会期:10月28日(金)〜11月3日(木・祝)
●会場:東京ミッドタウン(一部入場有料)、渋谷ヒカリエ


六本木アートナイト2016
●日時:2016(平成28)年10月21日(金)17:30~10月23日(日)6:00
●会場:六本木各所


と紹介してきて、まだまだ
Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2016
●日時:2016年10月14日(金)から11月6日(日)
●会場:東京ミッドタウン


なんかもあったりするんですが、こちらも忘れてもらっては困ります。


TOKYO DESIGN WEEK 2016

●会期:
 前期|2016年10月26日 〜 10月31日
 後期|2016年11月2日 〜 11月7日 ※11月1日は終日閉場
●時間:11:00〜21:00 ※最終日は20:00まで
●会場: 明治神宮外苑 絵画館前
●入場チケット:2,500円(一般当日券)


毎年10万人以上の来場者がある東京デザインウイークは今年で31年目。TDWと略します。

毎年グッドデザイン展と同じ時期にやってて距離も近いから、両方をかけもちで見てる人も多いんじゃないかしら。でもグッドデザイン展の来場者は企業やアジア系外国人、アッパー系の方が多いけど、TDWは学生さんや欧米系外国人が多い印象。
「熱量」やお祭り感が高く、「今回紹介した中でどれが一番楽しめるか?」と聞かれたら手羽は迷わずTDWかな?アートナイトもお祭りだけどパフォーマーさんとの距離感があって、「出品者との交流」みたいなものだとTDWです。

今年は会場全体装飾を現代アーティストの鬼頭健吾さんが担当されるとのこと。
おっと朗報がありますよ!
TDWは入場料金がちと高めなのがネックだったんだけど、今年から大人2500円、前売りだと2000円、学生さんは1500円に下がりました!これで学生さんに紹介しやくくなった・・。



さて、どういうものをやってるのか。


  • 去年の様子(撮影:手羽イチロウ)

まずはやはりメインテントのCreative Life展マッチアップ展
企業のコンセプトブース「Creative Life展」もいいけど、手羽はバイヤーさんやデザイン関係者が小さなブースでやってる「マッチアップ展」が好きです。市場やフリマっぽく、実際にそこで買えるんです(去年も買ってしまったw)。
 
 


  • 去年の様子(撮影:手羽イチロウ)

今年で15回目を迎える貨物用コンテナを使った 「コンテナ展」。
毎年タマビさんが出展してますね。
 
 


  • 去年の様子(撮影:手羽イチロウ)

TOKYO AWARDS 学校作品展もあります。
 


  • 去年の様子(撮影:手羽イチロウ)

屋内テントと会場内の屋外スペースで各学校の作品が展示されます。
去年はほとんどの全国の美大が出展してたかな?ムサビも工デ・インテリアが毎年参加してます。ちなみに最後に審査員による各賞が発表されるんですが、去年のグランプリは東洋大学さんでした。
これだけの数の大学が参加する展示も今はあんまりないし、年々海外の学校参加も増えてますね。
 
 


  • 去年の様子(撮影:手羽イチロウ)

「デザインウイーク」といいつつ、アート系の展示もかなり面白いんですよ。
若手クリエイター支援でもある「100人展」(前期後期で作品入替)や「デビュー展」は要チェックだし、若手のアーティストによるブース展示「TDW ART FAIR2016」では作品が買えます。

トップクリエイターによる「写楽インスパイア展」もあって(去年は北斎だった)、今年の出展者は青木 克憲、 赤間 晃治、 浅葉 克己、 安齋 肇、 井筒 啓之、 大谷 陽一郎、 岡村 亮太、 OHGUSHI、 川上 シュン、 川上 麻衣子、 菊地 敦己、 きたざわけんじ、 キモノ発信集団 絲 -ito-、 切り師『長屋 明』、 工藤 慈子、 小坂 竜、 児嶋 啓多、 古平 正義、 佐藤 安、 紫舟、 JUN OSON、 進藤 篤、 Shinharajuku、 SU、 菅原 純、 関口 あずさ、 瀬川 三十七、 高橋 キンタロー、 高橋 由美子、 竹内 康人、 田中 情、 土屋 克也、 津村 耕佑、 手塚 貴晴+手塚 由比、 永井 一史、 永井 裕明、 中島 英樹、 元 允謙、 長谷川 喜美、 林 ゆかり、 菱川 勢一、 廣川 玉枝、 藤本 壮介、 文原 聡、 Henki、 又木 啓子、 松永 真、 ミハラヤスヒロ、 若木 信吾だそう。
あ、ここにも津村先生の名前があるなあ(笑)


「デザイン」という言葉にだまされないで、ぜひファインアート系の方も見た方がいいっす。
去年から「デザイナーズウイーク」が「デザインウイーク」にこっそり名前が変わったけど、個人的には「デザインウイーク」じゃなくて「クリエイティブウイーク」に変えた方がいいんじゃないかと思ってて・・てか「ウイークなのか?」という問題もなるけど。


  • 去年の様子(撮影:手羽イチロウ)

去年もやってた建築模型展地方創生展もあるし、

こちらも去年やってましたね。インタラクティブ展ロボット展


新しい試みだと、地域の小学生を対象に開催されたオモロボワークショップで誕生した作品を展示する小・中学生 DESIGN WEEKや、

それぞれ4×4mのバブル型テント内でクリエイターが展示するAIR TENT展なんてのもあります。
出展者は鬼頭健吾、鈴木ヒラク、NAKED Inc.、 落合陽一×筑波大学、 河口洋一郎×東京大学、 須藤玲子×東京造形大学、 田淵諭×多摩美術大学、 トーチカ×大阪電気通信大学、 菱川勢一×武蔵野美術大学ほか・・・とのことで、菱川先生もやるんですね。

いろいろな参加者募集もかかってるので、「見るだけじゃなあ・・」という方はFacebookをチェックしときましょ。

そういえば、去年のTDWで第1回デザイナーズカラオケのど自慢が開催されたけど、今年はあるのかな。
「TDWの趣旨は?」という大人のツッコミが入ってましたが、「クリエイターのお祭り」なんだから負けずに第2回をやってほしいっす。



以上、学校作品展ではグランプリ獲ったことないけど、デザイナーズカラオケのど自慢でOBがグランプリ獲ってた、「うちってそういうところなのかもね・・」のムサビの手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。