【一晩で80万人動員?!】六本木アートナイト2016を手羽的視点で紹介します!

昨日は打ち合わせで一か月半ぶりに六本木へ行った手羽です。

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今日は昨日情報解禁された六本木アートナイトの話題を、手羽的視点で紹介させてもらいます。


1.六本木アートナイトとは?
よく使われてるフレーズは「六本木全体を使って行われる一夜限りのアートの祭典」です。
延べ鑑賞者数が約80万人というとんでもないイベントで、調べたわけじゃないですが一晩で80万人って恐らく日本で一番多いアートイベントじゃないかと。

アートナイトの最大のポイントは「夜にいかないと意味がない」こと。
作品展示などは終日やってますが、一番盛り上がるのはやっぱり夜。アートナイトなので(笑)
日の入り→日の出までの時間帯を「コアタイム」と呼んでて、この時間帯にトークショー、パフォーマンス等はイベントが集中してます。だから 「昼間にパっと見て帰る」ってのは、このイベントに関しては全く意味がありません。


2.六本木アートナイト2016は?
昨年との大きな違いは、去年までは「春に一晩限り」だったけど、今年は「秋に二夜連続で」となったことでしょうね。

六本木アートナイト2016
●テーマ:六本木、アートのプレイグラウンド 〜回る、走る、やってみる。〜
●日時:2016(平成28)年10月21日(金)17:30~10月23日(日)6:00
– コアタイム① 10/21(金)17:30 ~ 24:00
– デイタイム 10/22(土)11:00 ~ 17:30
– コアタイム② 10/22(土)17:30 ~ 10/23(日)6:00
※コアタイム、デイタイムはメインとなるインスタレーションやイベントが集積する時間帯。
●開催場所:六本木ヒルズ、森美術館、東京ミッドタウン、サントリー美術館、21_21 DESIGN SIGHT、国立新美術館、六本木商店街、その他六本木地区の協力施設や公共スペース
●入場料:無料 (但し、一部のプログラムおよび美術館企画展は有料)
●実行委員長:南條 史生


また、ここ数年は「アーティスティックディレクター」を日比野克彦さんが担当されてましたが、今年はメインプログラム・アーティストとして、

名和晃平さんが選ばれてます。これも去年と違う点。
名和さんがプラントハンター・西畠清順さん、ユニット「デイジーバルーン」とのコラボで六本木ヒルズアリーナ、国立新美術館、東京ミッドタウンの 3ヶ所で文化の夜明けを象徴する「森」を出現させるそう。


春のイベントとして定着してきたアートナイトをわざわざ寒い秋に移動し、そして二日間開催するのは、スポーツ・文化・ワールド・フォーラムの影響が大きいと手羽は推測してます。
スポーツ・文化・ワールド・フォーラムとは、オリンピック文化プログラムのキックオフ的イベントで10月19日から22日に京都、10月20日から22日に六本木ヒルズで開催されるんです。
ちなみにフォーラムのロゴマーク昨日紹介した佐藤卓さんデザインです。

スポーツ・文化・ワールド・フォーラムの協賛イベントがいくつかあり、ひとつはこのアートナイトで、他には藝大・上野中心に行われる
上野「文化の杜」《TOKYO数寄フェス》
●日時:平成28年10月21日(金)~10月23日(日)
●開催場所:上野恩賜公園内
●参加者対象:一般
●主催者:上野「文化の杜」新構想実行委員会

等があります。日比野さんは大学のお仕事を優先されたってことですな(笑)



3.どこに行けば見れるのか?
開催場所は、大きく「国立新美術館エリア」「六本木ヒルズエリア」「東京ミッドタウンエリア」「六本木交差点中心エリア」の4つのエリアに分かれます。
あ、便宜上エリアを分けただけで、各エリアをつなぐパフォーマンスもあるし、森美、21_21 DESIGN SIGHT、サントリー美術館もそうだけど、美大生がよくお世話になってるようなギャラリーもこの日ばかりは遅くまで営業してます。普段入れない夜の美術館もいいもんですよ。

また、町中や商店街でもイベントが常に発生してるので、「どこかの施設でまとまってやってる」ではなく「六本木全体で同時多発的に」なんですね。ここまで周辺施設が全面協力してるアートイベントもそうそうないっす。
なので、一か所に留まってたら非常にもったいなく、アートナイトを楽しみたい方はずっと六本木を夜な夜な徘徊してるイメージでいてください。ま、 六本木はそんなに広くないエリアに施設が密集してるので、重たい荷物さえなければサクサク回れるとは思います。



4.手羽的オススメイベント は?
あちこちで行われるパフォーマンスはぜひチェックしてもらいたいのですが、

街なかミーティング 「アーティスト・ナイト・アウト」
●日時:10月22日(土)
A、17:30~19:00 彼方・未来について話をしよう
 登壇者:齋藤精一(ライゾマティクス代表取締役社長)、青江覚峰(湯島山 緑泉寺 住職)、関野吉晴(探検家・人類学者・外科医)
B、20:00〜21:30 地球や宇宙について話をしよう
 登壇者:芹沢高志(P3 art and environment 統括ディレクター)、蓮沼執太(音楽家)他1名
C、22:30〜24:00 身体の拡張について話をしよう
 登壇者:ドミニク・チェン(起業家/情報学研究者)、森山未来(ダンサー)他1名
●会場:六本木バール・デルソーレ(東京都港区六本木6-8-14 Patata六本木1F)
●参加費:無料 ※但し飲食費は別途


関野先生も登壇されるトークショー、15席程度事前申し込みが可能です。締め切りは5日まで。


「おおおお!公式プログラムになっちゃった!」とびっくりしたのが、
平本瑞季「寿司パフォーマンス」

●10月21日(金) 20:00〜22:30、22日(土) 14:00〜23:30
※1回のパフォーマンスは約5分
●場所:六本木街なか各所

ゲリラやって一緒に怒られたのは3年前だっけ(ぼそっ)
続けていれば公式プログラムになるんだなあ、と感慨深いっす。


んで、デザイン・ラウンジも参加させてもらってまして今年はこれです。
MAU COLLECTION 「IMIN」

●10月21日(金) 20:00〜、21:00〜|22日(土) 19:00〜、20:00〜、21:00〜
●東京ミッドタウン プラザ1F

このビジュアルでわかる人もいると思いますが、今年のムサビオープンキャンパス2016でファッションショーをやった空間演出デザイン学科ファッションデザインコースチーム「田(DEN)」なのです。


ファッションショーを見て「これをそのままとは思わないけど、このチームだったら何か面白そうなことをアートナイトでやってくれそう」と感じ、津村耕佑先生に「学生さんたちに興味あるか聞いてくれませんか?」とメールを送ったのが6月13日、はい、オーキャン直後です(笑)

で、急きょお針子さん達を募集し、今回に至ります。
想定外だったのが、もうひとつ彼女たちにお願いすることになり、それと日程がかなり近くなってしまったこと・・・詳しくは後日書きます・・。

んで、場所の「東京ミッドタウン プラザ1F」とはキャノピースクエア、なんとミッドタウンの正面玄関なんですよ。ミッドタウンの顔ともいえるこの場所でムサビ生がアートナイトでパフォーマンスをやるわけで、下手なことはできない怖さ。
でも学生さん達頑張ってるのでぜひ見に来てください!!


どこでどういうイベントが行われてるのかはWEBでもいいのですが、各所で配布されてる

パンフレットをゲットしてから行動した方が便利です。

例年同様、六本木けやき坂⇔渋谷/新宿・池袋/吉祥寺・国分寺・立川間で深夜無料シャトルバスが運行されるので、遅くなってもちょっとは大丈夫。


六本木アートナイトでギロッポンの夜を満喫してください!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。