【海外5大学との混合ワークショップ】Global Design Initiative Workshop 2023(GDI)に行ってきた1

2023年3月20日(月)

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女子美卒展タマビ卒展、そしてムサビ卒業式を紹介してたら遅くなっちゃった。
ここから数回に分けてレポートしていきます。

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2023年3月6日(月)午前9時、千羽は

武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパスにいました。

いよいよこれがスタートする日なのです。
Global Design Initiative(GDI)Workshop 2023 / Global Design Education Forum 2023

Global Design Initiative Workshop(以下GDI)を一言で説明すると、「武蔵野美術大学と、その協定校のケルン・インターナショナル・スクール・オブ・デザイン(ドイツ)、ロンドン芸術大学 セントラル・セントマーチンズ・カレッジ(イギリス)、ラサール・カレッジ・オブ・アート(シンガポール)、実践大学(台湾)全5校が集まり、対象エリアを設定し課題発見から調査・分析、提案まで一連のプロセスを踏まえて英語を公用語とした持ち回りグローバルワークショップ」

今回はムサビが幹事校でして、経緯や詳しい説明はこちらの記事をご覧ください。
【公用語は英語】Global Design Education Forum2023とGlobal Design Initiative Workshop2023がムサビ市ヶ谷キャンパスで開催されます
 
あ、ワークショップ自体は6日からスタートなんですが、実は前日5日に

プレセッションで学生さんたちは市ヶ谷キャンパスに集まってました。
ムサビの担当教員は長澤学長と、

建築学科の鈴木明先生。
今回は調査対象エリアを神楽坂、神保町、秋葉原の3エリアに設定してるので、学長、鈴木先生からその地域の説明をし(数日前に二人で下見をしてた)、そのあとはみんなでくりだしました。

秋葉原なんかはありそうだけど、神楽坂、神保町も英語版の無料観光パンフが出てるんですね。
こんなにこれを活用した大学授業なんて他にないんじゃなかろうか(笑)
 
そして、本番の6日となったのです。

イントロダクションで長澤学長がムサビの説明をし、そして各チームのメンバー紹介。
各大学3名が参加してるので、3チーム5名の混合構成となります。

混合といえば職員スタッフも同じで、GDIグループが特別に組まれました。

国際チームを中心に、市ヶ谷チーム、教学企画チーム、広報チームが協力する形。
手羽は英検3級なので、荷物搬入出の車運転係。
 
昨日の下見ではまだどのチームがどの地域をやるか決まってなかったので、

厳正なくじ引きをして、

各チームの対象エリアが決定!!

とここまでが前置きで、いよいよGDIスタート!


  • まずは昨日の下見をもとにディスカッション

もうすっかり仲良くなってる・・・さすが若者というか、超人見知りの手羽は全員日本人だとしてもちょっと無理だろうなあ・・・。


  • Cチームは神楽坂。あらためて考えると「神楽坂」っていろんな由来がありそう地名ですよね


  • Bチームは神保町。古書店街が有名だから、そのあたりがテーマになるのかな?すね


  • Aチームは秋葉原。

上記写真はディスカッション開始1時間後ぐらいの状態なんです。ぺ、ペースが速くね?

このワークショップの特徴でもありますが、教員や私たちは場を設定するだけで、困ったことがあれば助けますが、基本的には何もせず、学生さん達で課題を見つけ、考える形をとっています。
なので始まるまでは準備が大変だったけど、始まってしまうとやることがほとんど無く。
各チームは午後からさっそく外に繰り出してしまって、大人だけポツンと教室に取り残されました・・。
   
んであっという間に午後5時。
みんな一旦戻ってきて

これもGID恒例の行事で、ティータイムの時間
各大学が自大学・国を説明して、各地域の軽食を用意することになってます。


  • 初日はドイツのケルン・インターナショナル・スクール・オブ・デザインの学生さんが担当してくれました

終了時間も学生さんたちが決めます。
ちなみにムサビ生も含め全員同じ市ヶ谷のホテルに泊まってるので、ワークショップが終わった後もホテルでずっとしゃべってたそう。
 
3月7日(火)GDI2日目。

おっ。一気に調査メモが増えてる。

この日のティータイムは、シンガポールのラサール・カレッジ・オブ・アートが担当。

 
3月8日(水)GDI3日目。


  • 各大学の先生も日本に到着し、すぐさま駆けつけてました


  • ちなみに大学で言われてたのか、何も言ってないのに皆さん日本スタイルに合わせてマスクをつけてました

3日目のティータイムは、台湾の実践大学さん。

 
3月9日(木)GDI4日目

全大学の先生方も到着し、中間プレゼンとレクチャーを朝から。 


  • 4日目のティータイム担当は、ロンドン芸術大学 セントラル・セントマーチンズ・カレッジ。

このレポートだとお茶しかしてないように見えちゃうけど、ほんと朝から夜までずーーーーーーと学生さんは作業をしたり、調査に行ったりしてたそうです。
 

そして、運命の3月10日(金)GDI最終日。
午前中は最終調整をして、

午後1にティータイム。ラストの担当は日本の武蔵野美術大学です。


  • 巨大折り鶴!!どうやって作るのかムサビ生に聞いてた。

全部に英訳がつけるおもてなし。

では、

いただきます!
ティータイムは各国の違いを知る場として設定してるけど、この「いただきます」も日本独特のもの。

 
皆さん、なじんだところで、14時半から

いよいよ最終プレゼンテーションが始まります。


続くっ!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。