【本日最終日】武蔵野美術大学芸術祭2022に行ってきた!その2 #maufes22

2022年10月30日(日)

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●会期:2022年10月28日(金)-30日(日)
●時間:10:00-17:30 *最終日は18:00まで
●会場:鷹の台キャンパス
●事前予約制:予約サイトはこちら

https://twitter.com/MAUgeisai
https://www.instagram.com/maugeisai/
*鷹の台キャンパスに駐車場はありません。車で来校し近隣のコインパーキングで順番待ちをすることや送迎等による近隣道路への駐停車は交通の妨げになり、近隣住民の迷惑にもなります。
お車でのご来校はお控えいただき、公共交通機関をご利用ください。

 

あっと言う間に本日最終日。
今日は2日目のレポートをお送りします。
 
 
大学に到着したら、

サバオ像と巨大エントランスがお迎えしております。

後半の話と関係するので、この守衛室前のサバオ像について簡単に説明しときましょ。
15年前くらいに守衛室前でよく寝てた「サバオ」という猫がいてみんなに可愛がられてたんですが、亡くなった時に彫刻の学生さんが木でサバオ像を作り、守衛室前に「勝手に」設置して、それからずっと守衛室横で学生さんを見つめています。
ちなみに最近はフワフワ毛の「クレア」という猫が住み着いてましたが、こちらも最近亡くなってしまいました。

オープニングショーはジャズ研が演奏。

そうだ。
昨日「1号館下で公式パンフレットを販売してる」と書きましたが、すぐに行列ができて購入するまでに時間がかかることがあります。
行列ができていたら、直進しちゃって、

中央広場にある総合案内所でも公式パンフは購入できるから、そっちに行ってみてください。
ここならすぐに買えますよ。
ちなみにこの時パンフを買ってたのは、デ情の主任教授・アフロ白石先生。

1号館下には謎解きラリーの掲示板がでてまっせ。(ネタバレになるのでぼかしてます)

1号館下はフリーマーケット。

模擬店やフリマ街はあちこちにあり、まず三角屋根が特徴的な4号館を紹介しましょ。


  • 2階では展示をしてますが、


  • 1階は自作の模擬店が立ち並んでます

時間帯によってはすごく混んでましたね。
 

次は9号館周辺。


  • 9号館は両サイドに模擬店がたくさんあります。


  • 9号館1階ゼロスペースでは似顔絵描きやワークショップなどお子さん向きのコンテンツがありますよ

お子様向けのコンテンツといえば、芸祭企画ではないのだけど、10号館前芝生は基礎デザイン学科の授業で作った竹の造形物があります。
スタッフがいる時は登ったり、ポコポコ叩いたりできるのでこちらもおススメです。

7号館と8号館の間にある屋外作業場の上もフリマ会場になってます。
3年前にはまだ屋外作業場は建ってなかったから、芸祭で使うのは初めての空間。すごくいい場所になってますね。

「3年前には考えられなかった」といえば、こちらもそうだ。

2号館2階の講義室。
3年前までは固定の講義机だったのでここで展示はできなかったんですよ。
でも密回避のために固定講義机を撤去したから、こうやって展示会場として使えるようになった、と。コロナによる「いい影響」ってやつですね。
 
このまま2号館2階の会場をみていきましょ。

2号館を降りると、


  • 彫刻の神輿がスタンバイ中。「今年はコンプラ的にアレじゃなくなったのか?」と不安の声が学生さんから聞こえますが、彫刻学科がそんなの気にするわけないっしょ。最終日のお楽しみ。

2号館下ではいろんなパフォーマンスやってます。

室内の展示もいいんですが、外にいるといろんなものに出会えるので、ムサビの芸祭を楽しみたかったから、プラプラあちこち歩いてほしいんですよね。
てなわけで、12号館方面に歩いてみます。

zineを配り歩いていて、お願いすると悶絶なかわいいポーズを取ってくれますよ。

中央広場では昨日も紹介したMKP。


  • 12号館前広場には巨大な麒麟があるし、

手羽が大好きな学生プロレス。
といいつつ、これはスタッフから提供してもらった写真で、手羽はやってる最中を見てないんです。今日は見れるかな・・。プロレスと聞くと「え・・」と思う人も多いかもしれませんが、ほんと上質なコントなので、騙されたと思って絶対に。


でエレベータで12号館8階へ。

こちらでは卒業生団体の校友会が「サロン風月」をやってます。
子供さんも参加できるワークショップをやってるので、卒業生じゃない人も全然大丈夫。このへんでは一番高い建物なので、景色を見るためだけに来てもOK!

ワークショップ以外に


  • 大学史史料室にも協力してもらって、ムサビ猫の歴史を調べ上げてました

というのも、冒頭に書いた木彫のサバオ像なんですが、15年間屋外に設置してるのでボロボロになっちゃったんです。その修復、もしくは新たなものを作るための募金をやってるので、よかったらご寄付お願いいたします。

ちなみにサバオ像を作った学生さんは

ブロンズでも作っていて、某所にこっそり置かれてるの知ってました?
今回それを移動して展示するために彫刻・黒川先生に修復してもらったそう。

黒川先生と言えば、現在美術館で、
黒川弘毅——彫刻/触覚の理路
を開催中なので芸祭にお越しになった際はぜひ。
ちなみにもひとつ黒川先生と言えば、最終日の神輿で・・おっと、ここからは言えない。とにかくお楽しみに。

ワークショップ、サバオ募金の他に

卒業生から集めた、昔の芸祭の写真もパネル展示しています。

手羽が提供した写真も(笑)

校友といえば、こういう記事が出てましたね。
太宰治、離婚で「お話申したきことも」 謎多き親友との書簡が初公開:朝日新聞デジタル
太宰をサポートしてたのはムサビOBだったそう。
ムサビ卒業生は流行よりも文化を作るタイプが多く、今年の芸祭を見てても、その血はしっかり受け継がれているように感じます。


さて、頑張ってるのは学生さんや校友だけではありません。
職員だって頑張ってますよ!

職員による受験生向けキャンパスツアー。
1号館下から45分かけて、ざっくり構内を回ります。細かい芸祭の案内は時間的にできないのだけど、ムサビ全体を把握したい人はおススメ。11時と14時に出発します。予約不要です。
ガイド役は去年入職した若手職員3名でして、腕まくりしちゃって、すっかり姉御感が出てきましたな。

1号館3階大会議室では11:00-17:00に職員・学生による相談コーナーや実技試験合格参考作品の実物を展示してます。
教員はいないのでデッサンとかの添削はできませんが、入試・学生生活・アパートのことなどなんでもござれ。昨日手羽が対応した方だと、京都や香川からこのために上京した方がいました。


なので広報スタッフは11:00-17:00以外か休憩時間に学内を見て回るしかないんですが・・それにしても・・・

広報スタッフが一番芸祭を満喫してね?
お前ら、ちゃんと仕事しろよっ!!!
 
 
・・え?

仕事中に似顔絵描いてもらってた手羽には言われたくない?
うん、ごもっとも。てへ。

何が嬉しいって、名乗ってないのに「テバさん」と書いてくれたことですな。

ここで書いたら全部言い訳っぽくなるけど(笑)、広報チームや社会連携チームからすると芸祭は「学生さんが授業以外にどういう活動をやってるか?」「学生さんに何をお願いできそうか?」を知れる最高のチャンスなんです。
実際に芸祭で見かけた「とりじんアンサンブル」に声かけて、六本木アートナイトに出演してもらったりもしたっけ。
「美大生なら似顔絵ぐらい簡単に描けるだろう」と思われてるフシがあり、大学への依頼が多いけど、結構な特殊能力なんですよね。手羽はあんな短い時間で描けない・・。今回5人ぐらいの方が似顔絵を描いてました。

また、入職した頃に先輩から「芸祭で学生さんにいっぱいお金を落とすのが大学職員の役目」と教わったので、それを忠実に守ってるだけなのです。

その他だと、8号館下の芸祭執行部企画のおみくじをいっぱいひいて、

工デ・山中先生と学長の「まうぶろまいど」をゲットしました。
なおかつ、学長は直筆サイン入りの超スペシャルレアカード。手羽、もってる。

全カード制覇できないかと、広報スタッフでいろいろやってて、

ようやくここまできた。
広報スタッフだけで1万円以上課金してる気がする。もう広報ホイホイ状態。
でも今日も頑張りますよ(だから何を)

他の手羽の戦利品だと、


  • ムサビをモチーフにしたカードや(1号館下で売ってます)



つまりムサビに関係するグッズばかり買ってる、と。
いいのがあったら「手羽さん、いいブツありまっせ」と耳元でこっそり教えてください。


以上、昨日は「手羽はまうが仕上がってる」と書いたけど、

まうをこじらせてる手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。